国際キャリアフォーラム in 福岡

イベントレポート

PROGRAM

プログラム

イベントスペース | 基調講演 13:15~14:00

テクノロジー分野での新興国・途上国ビジネスの可能性

吉田 起基
メドメイン株式会社 Section Chief, Department of Sales

「テクノロジー分野での新興国・途上国ビジネスの可能性」と題した基調講演では、メドメイン株式会社(以下、メドメイン)の吉田 起基氏が登壇しました。 メドメインはどのようなテクノロジーを使い、国際協力/社会課題解決を目指しているのか、またビジネスを行う上での信念などをお話していただきました。


メドメインは、九州大学発の医療ITスタートアップ。2018年1月に設立した会社です。「PidPort」という、AIを用いた病理解析と遠隔病理診断のマーケットプレイスの開発・運営で病理医の診断サポートを行うことで、病理診断の深刻な遅れや大きな地域格差を解消し、どこにいても高い水準の病理診断が受けられる世界を目指しているとのことです。


吉田氏がメドメインに参画したのは九州大学起業部に所属していたとき。起業部顧問から「メドメイン株式会社が英語と海外関連の手伝いができる人を探している」と紹介を受け、インターンのような気持ちで参画。手伝いを続けていくうちに、目指すことや行っていることに強く惹かれ、正式な入社と同時に大学を休学した、と話してくださいました。


仕事で譲れない軸として説明してくださったのは「世界市場へのリーチ力」です。何か意思決定をするときに、それがどれだけ世界にリーチできるのか、どれだけ社会に影響力や価値を生み出せるのか、どれだけイノベーティブなのかを意識しているそうです。


吉田 起基【基調講演】「テクノロジー分野での新興国・途上国ビジネスの可能性」


吉田氏:

「日本のテクノロジーを伝えるうえで重要なことは、世界中で起きている社会課題解決のために、どれだけ現地を理解し、どれだけ現地に最適化し、どれだけ届けることができるのかということ。そして、実現したいビジョンは絶対にずらさないこと。『できること』で事業化を考えるのではなく、『何をしたいか』で考えることが大事だと考えています。」