国際キャリアフォーラム (オンライン開催)

イベントレポート

PROGRAM

プログラム

セッション 「私の選んだ国際キャリアと今の働き方」

16:05~16:50
佐竹 右行
株式会社ユーグレナ 執行役員 海外事業開発担当
株式会社グラミンユーグレナ 共同代表経営者
16:50~17:35
湯野川 孝彦
株式会社すららネット 代表取締役 社長


佐竹 右行氏 株式会社ユーグレナ(以下、ユーグレナ) 執行役員 海外事業開発担当
株式会社グラミンユーグレナ 共同代表経営者


ユーグレナは、バングラデシュの小規模農家と契約を結び、もやしの原材料である「緑豆」を栽培。栽培した緑豆を日本へ輸出することで、貧困農家の所得向上に取り組んでいます。また現在は外務省の支援のもと、国連WFPと連携してロヒンギャの難民キャンプへの食料支援も実施しています。


佐竹氏:

「以前は投資銀行に勤めており、いわゆる途上国支援やソーシャルビジネスには全く縁がないキャリアを歩んできました。しかし、グラミン銀行の創設者であるムハマド・ユヌス氏にお会いして感銘を受け、バングラデシュの貧困農家に収益性の高い緑豆を栽培してもらい、買い取って日本に輸入する事業に取り組んでみることを決めました。昨今の途上国開発では民間セクターが重要視されており、公的機関とビジネスノウハウを持つ民間企業がコラボレーションすることで、より有効な支援ができるという流れが出来ています。途上国の貧困問題・栄養問題を解決する上では、安定的でサスティナブルな仕組みづくりが重要です。今後も自分の民間企業におけるキャリアとビジネスマインドを強みとし、国連WFP・外務省・JICAなど幅広い機関と協力して、貧困農家や難民の支援にビジネスを通じて取り組んでいきたいと思います。」


湯野川 孝彦氏 株式会社すららネット 代表取締役 社長


すららネットは、子どもたちにオンライン学習教材を提供しています。JICAの民間連携事業に採択され、海外の小学生向けの eラーニングシステムを開発し、2014年度よりスリランカやインドネシアの教育現場への普及を行ってきました。2018年度からはエジプトでの展開も始めています。


湯野川氏:

「私はコンサルティング企業に新卒入社、その後転職してフランチャイズビジネスに携わり、国内外で飲食チェーンや塾事業の立ち上げを経験してきました。一見するとあまり国際協力と関係がないキャリアですが、困難な状況下での交渉や営業など経験したすべてのことが、今の海外事業展開に役立っていると感じています。塾事業で学力の低い子どもに勉強の楽しさを感じてもらうことの価値を感じ、すららネットを立ち上げました。学習習慣がない生徒でも理解でき、自律的に学べることにフォーカスを当てた事業を展開しており、開発した教材は日本国内では塾や学校などで利用いただいています。また、“貧富の差を教育という手段で変えていきたい”という想いから、JICAと連携して海外の子どもたちにも最先端の学びの機会を提供しています。我々のようなベンチャー企業、特に海外事業部門では、道なき道を切り開かなければならないので、自分の頭でしっかり考えて、決めたことを推進していく力のある人材が求められます。」


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