国際キャリアフォーラム (オンライン開催)

イベントレポート

セッション「 SDGs達成に向けた国際協力・キャリアの未来像」

18:05~19:25
三輪 開人
NPO法人e-Education 代表


三輪 開人氏 NPO法人e-Education 代表


e-Educationは、映像教育を用いることで、バングラデシュの貧しい高校生の大学受験支援を始め、これまでに途上国14カ国3万人の中高生に映像授業を届けてきました。


三輪氏:

「国際キャリアフォーラムに参加されている方は、世界を変える・社会課題を解決するリーダーになりたいと思っている方が多いのではないでしょうか。アメリカ経済誌・Forbesが選ぶ『世界を変える30歳未満』を受賞した経験から、『リーダーに選ばれるのはどんな人か?』『変革者になるための進路は?』この二つの問いに答える形で、自身のキャリアと共にお話ししていきます。


大学時代にバックパッカーで様々な国へ行き、ボランティアで現地の子どもたちに折り紙や英語を教えたのをきっかけに、大学在学中に税所篤快氏と共にNPO、 e-Educationの前身を設立しました。
勉強したくても環境が整っていないバングラデシュの子どもたちを助けるため、大学時代に家庭教師のアルバイトで制作していた映像教材という手法を活かすことを発案。現地の予備校講師と協力して映像教材を作成、日本で寄付してもらったパソコンと一緒に村の高校生に届けました。その後、わずか半年という期間で、日本でいう東京大学に値する現地の難関国立大学に合格者を輩出。現在に至るまでの合格者は250人以上にのぼります。
進路や転職に悩まれている方も、これまでの経験を生かして新しい可能性を見つけることができるかもしれません。自分だからこそできる可能性を考えてみてください。『未来の当たり前を知っているよそ者』『常識を打ち破ることができるわか者』『失敗やピンチをチャンスに変えることができるばか者』、これらの要素を持っている人たちが、社会の課題を解決していくことができるはずだと思っています。


ただ、もちろんこれだけでは社会の課題は変わりません。社会が変わるためには、セクターの枠を超えた共創が不可欠です。今後は、SDGsのゴール17『パートナーシップで目標を達成しよう』に、より注目していきたいですね。セクターの枠を超えた共働、NGOと民間企業が共創することにより、途上国に与えるインパクトも大きくなると思っています。現在、バングラデシュのエンジニアに日本の地方IT企業で働いてもらうというJICAプロジェクトに、カリキュラムアドバイザーとして関わっています。途上国に一方的に支援する形は終わりを迎え、先進国と途上国が互いに手を組む時代がもうすぐそこまで来ています。一緒に社会の課題を解決しよう、新しい社会を作ろうとする人材がもっと必要になってくると思います。」


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