団体からのお知らせ 詳細
- 掲載日
- 2020/06/29
- タイトル
- 2020年6月3日(水) 国際協力JOBセミナー「国際協力業界への転進~開発コンサルタント編」開催報告
- お知らせ種別
- お知らせ
- 本文
今年度第1回目となるJICA国際協力JOBセミナー「国際協力業界への転進」は、①JICA編、②開発コンサルタント編、③国際協力NGO編の3回シリーズでオンライン開催しています。2020年6月3日にシリーズ第2弾「開発コンサルタント編」を開催し、170名がご参加くださいました。
はじめにJICA人事部開発協力人材室石坂より、国際協力業界全体のアクターとその役割について紹介した後、海外コンサルタンツ協会(ECFA)河野様より、開発コンサルタントの仕事とキャリアについて講演いただきました。
続いて、他業界で経験を積んだ後に開発コンサルタントに転進した2名の登壇者(三祐コンサルタンツ 平山様、コーエイリサーチ&コンサルティング 盛田様)より、これまでのキャリアパス、開発コンサルタントへのキャリアチェンジのきっかけや動機、国際協力業界を目指す人へのメッセージについてお話しました。
各登壇者からのメッセージの概要は以下の通りです。
海外コンサルタンツ協会(ECFA)人材養成・研究会・広報業務マネージャー 河野 敬子氏
「開発コンサルタントは、途上国の課題解決をすることが仕事で、世界150カ国以上で実施されているODAプロジェクトをJICAと協力しながら行っています。国際協力業界に限らずキャリア選択をしていくには『なぜ?』『どのように?』働きたいのかといった自己分析が重要です。JICAと開発コンサルタントのように、同じ国際協力業界でも役割が異なります。自分はどの役割を担いたいのか、しっかり定めて、焦らず、比べず、今できることを着実に、勉強や情報収集など行動をしましょう。」三祐コンサルタンツ海外事業本部企画推進部主幹 平山 康太氏
「大学卒業後、民間企業に就職し購買コンサルティング業務に携わっていましたが、途上国での仕事に関わりたいという想いから、大学院で開発学を学び、開発コンサルタント企業に転職しました。開発コンサルタントとして、様々な業務を経験する中で、農村金融やアグリビジネス支援といった分野にも関わる機会があり、自分の業務の幅を広げられるように日々学んでいくことの重要性を感じています。開発コンサルタントの魅力は、新しいことにもチャレンジする機会があること、フィールド調査から政策提言まで、様々な人と幅広い仕事ができること、多様なバックグラウンド・専門性を持った人たちと一緒に仕事ができることです。」コーエイリサーチ&コンサルティング シニアコンサルタント 盛田 詩子氏
「もともと開発業界に興味がありましたが、大卒ストレートでの就職は難しいと知り、またどの分野でスキルを身につければよいか考え、興味があった教育分野で社会人経験を積み、さらに英国の大学院で開発学(教育と開発)の修士号を取得してから挑戦しました。国際協力業界では、状況により求められる人材も変わります。経歴に自信がなくても、諦めずチャレンジを。アドバイスは語学力、専門性、統計分析、コミュニケーション能力を身につけておくことです。開発コンサルタントの仕事は、女性にとってはライフイベントとの両立が困難なこともありますが、自身も育休取得後に復帰し、周りのサポートを得て両立しています。」※セミナーの詳細は動画でご覧ください。
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