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掲載日
2020/06/11
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2020年5月25日(月) 国際協力JOBセミナー「国際協力業界への転進~JICA編」オンライン開催報告
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 今年度第1回目となるJICA国際協力JOBセミナー「国際協力業界への転進」は、①JICA編、②開発コンサルタント編、③国際協力NGO編の3回シリーズでオンライン開催することとしています。2020年5月25日にシリーズ第1弾「JICA編」を開催し、79名がご参加くださいました。

 はじめにJICA人事部開発協力人材室石坂より、国際協力業界全体のアクターとその役割について紹介した後、人事部人事企画課山本より、JICAの社会人採用の概要と求める人材像、他業界からの転進の状況について講演しました。

 続いて、他業界で経験を積んだ後に社会人採用でJICAに入構した2名の職員(財務部市場資金課課長 谷口、人事部労務課企画役 井上)より、これまでのキャリアパス、JICAへのキャリアチェンジのきっかけや動機、国際協力業界を目指す人へのメッセージについてお話しました。

 各登壇者からのメッセージの概要は以下の通りです。


人事企画課・山本 美奈子
「JICAは世界の多種多様な課題解決に取り組む組織です。そのため、求められる人材も出身業界も多様です。前職の専門的な知識・技術だけでなく、社会人としてのスキルや前職での業務手法、自身の経験や能力をJICAでの業務にどう活かせるのか。社会人採用では、経歴のみで見るのではなくあらゆる側面から評価させていただきます。JICAのような公的機関とビジネス産業が益々連携して途上国の課題解決に当たることは、現在のJICAの重要課題であり、社会を経験した皆さんのJICAと外とを「繋げる力」が求められています。」


財務部市場資金課課長・谷口 肇
「大学卒業後、都市銀行に就職しましたが、働きながら途上国の国造り、特にインフラ整備に金融面から携わりたいと考えるようになりました。次第に『チャンスを掴みにいかないと後悔する』と思い始め30歳でJICA統合前のJBICに転職しました。JICAの業務には前職での『顧客志向』が活きています。また、JICAの仕事はどこの部署でも、途上国の国創りに貢献しているという『意義』を感じ、日本人として国同士の関係に貢献することや、次世代に継承していく醍醐味を実感しています。」


人事部労務課企画役・井上 琴比
「通信・IT系の民間企業でシステムコンサルタントとして働くうちに国際協力に仕事で携わりたいという思いが強くなり、まずは大学院に進学し開発経済学を学びJICAに転職しました。国際協力と直接関係のない前職での経験を活かすのは困難かと思いましたが、顧客のニーズ・課題の把握と解決策の検討、課題の解決といった経験は、JICA職員の仕事と共通点がありました。前職の経験の活かし方は直接的な知識や分野だけではありません。自分の能力、経験、適性、目指すキャリアパスを見据え、どのように国際協力に携わっていきたいかを考えることが重要です。」


※セミナーの詳細は動画でご覧ください。



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