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掲載日
2020/07/22
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2020年6月26日(金) 国際協力JOBセミナー「国際協力業界への転進~国際協力NGO編」開催報告
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今年度第1回目となるJICA国際協力JOBセミナー「国際協力業界への転進」は、①JICA編、②開発コンサルタント編、③国際協力NGO編の3回シリーズでオンライン開催しました。2020年6月26日にはシリーズ第3弾「国際協力NGO編」を開催し、193名がご参加くださいました。
 

はじめにJICA人事部開発協力人材室石坂より、国際協力業界全体のアクターとその役割について紹介した後、国際協力NGOセンター(JANIC)山田様より、国際協力NGOでの様々な職種や転進キャリアについて講演いただきました。


続いて、他業界で経験を積んだ後に国際協力NGOに転進した2名の登壇者(ワールド・ビジョン・ジャパン 池之谷様、難民を助ける会(AAR) 三木様)より、これまでのキャリアパス、国際協力NGOへのキャリアチェンジのきっかけや動機、国際協力業界を目指す人へのメッセージについてお話いただきました。


各登壇者からのメッセージの概要は以下の通りです。


国際協力NGOセンター(JANIC) コミュニケーショングループ コーディネーター 山田 直樹氏
「NGOスタッフの国内での職種は、管理、広報、事業、資金調達などです。海外はプロジェクトの立案・実施監理や日本事務局との連絡、現地との調整・交渉などを担う総合職と、医師、看護師、ITエキスパートなどスキルを活かして現場で活躍する専門職です。国内・海外いずれもコミュニケーションスキル、団体の活動への賛同、実務経験が求められます。加えて、海外業務ではプロジェクトマネジメントスキルや英語だけではない語学力も必要です。転職の際には自身のスキルがどの職種で活かせるか参考にしてください。」


ワールド・ビジョン・ジャパン プログラム・コーディネーター 池之谷 理恵氏
「民間企業で身に付けたビジネスマナーやPCスキル等は、NGOでの仕事に役立っています。これから国際協力の道を目指すなら、国際協力という大きな枠組みの学びを深めるよりも、専門分野やPCスキルを生かした分析やウェブマーケティング、英語以外の語学など、自分のアピールポイントを作ることをおすすめします。そして一番大切なのは信念です。団体の理念が自分の信念とマッチするか、ぜひチェックしてください。
大学院在学中にJICAや世界銀行での業務も経験しましたが、私が国際NGOで働き続ける理由は、現場により近いからです。実際に難民の方に会い、何が必要かを聞き事業形成・展開をする。それがNGOでのやりがいです。」


難民を助ける会(AAR) プログラム・コーディネーター 三木 将氏
「外国語大学でスワヒリ語を専攻し在学中に一年間休学、ケニア・ナイロビの孤児院でボランティア活動をしました。国際協力に興味がありましたが、卒業後は国際物流の企業に就職しました。海外出張も多くやりがいを感じていましたが、対顧客ではなく地域住民を相手に、受動的な仕事でなく自分で組み立てる能動的な仕事がしたいと思いました。その後AARの駐在員と話す機会があり、調べるうちに幅広い活動を行っているこの団体に入りたいと思い、入職しました。
この仕事のやりがいは、常に新しい課題やニーズがあること、それを自分たちで拾い上げ自分たちで作り上げることです。そしてこのような活動は一人では成り立たない連帯感があります。また、組織には様々なキャリアパスを持った人がいます。そのような人々が共通した思いを持って一緒に仕事をしている楽しさがあります。」


※セミナーの詳細は動画でご覧ください。


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