団体からのお知らせ 詳細
- 掲載日
- 2021/09/06
- タイトル
- 2021年7月21日(水)国際協力JOBセミナー「国際協力業界への転進~JICA編」オンライン開催報告
- お知らせ種別
- イベント
- 本文
冒頭JICA人事部開発協力人材室より国際協力業界全体のアクターについて、次に人事企画課よりJICA総合職、社会人採用についてご説明した後、社会人採用入構者3名を交えての座談会を行いました。
座談会では、「JICAを志望した理由/総合職の魅力」、「前職の経験で何が役に立っている?」、「ギャップ、やりがい、モチベーションなど」、「キャリア志向」をテーマに話を行いました。内容の一部をご紹介します。
【JICAを志望した理由/総合職の魅力】
■佐々木職員
前職はNGOスタッフとしてヨルダンの難民キャンプで難民支援に従事していて非常にやりがいはありましたが、活動していく中で、難民を生み出さない仕組みづくりに関わる仕事に就けたらと思うようになりました。また元理事長の緒方貞子さんに憧れていたこともあり、JICAで働きたいという気持ちを持っていました。
総合職の魅力は、開発途上国の国創りに様々な部署から携わることができること。その上で、本部・在外拠点でやっていることが幅広いので、自分自身が望んで作っていくキャリアとともに、予期せぬポストに行くこともありますが、そこで新たな発見があり、且つそこで自分の専門性と融合させて新しいことにチャレンジすることができることだと思います。周りの人を巻き込みながら自由な発想で仕事をしていくことができるのも魅力です。
■米田職員
前職は(タイでの技術協力プロジェクト「高齢者のための地域包括ケアサービス開発プロジェクト(S-TOP)」で)専門家という立場で現場に密着し、その分野に集中して仕事をしていましたが、事務所の職員が、「高齢化」に関する他のJICA事業などを(私たちのプロジェクトに)巻き込んでくれたので、いろいろなドナーと協力ができたり、別のスキームで動いている高齢化関連の人と協力ができました。プロジェクト単体ではできないようなことまで事務所の職員が広げていってくれたことが印象的でした。私もそういう働き方をしてみたいと思ったのがきっかけです。
関連分野についてJICA職員が触れられる様々なアクターの情報をうまく使えるようになれば現場のプロジェクトにもっと活かせると思っています。その分野の協力の指針をつくることに携われることも大きな魅力です。調整は多いと感じていますが、方向性をつける上で大事なポジションだと気づき、それも魅力だと感じながら仕事をしています。
■竹端職員
新卒でタイヤメーカーに入社し、アジアの外注先や海外工場をまわって品質改善のための監査・指導を担当していましたが、その中でいろいろな課題を目の当たりにしました。もっと直接的に途上国の課題解決に取り組みたいと思ったのが大きな理由です。国際協力業界で生きていくには途上国での実務経験や専門性が必要で、留学も考えましたが、ご縁がありJICAの専門嘱託として働くことになりました。
コロナ禍で社会環境が大きく変化していて、開発協力事業の新たなアプローチ、これまでになかった取り組み、付加価値やインパクトを出していくことが大事だと痛感しました。JICAのリソースは限られているので、それを果たすためには国内外のステークホルダーとのネットワークを構築することが必要です。また案件を実施する部署だけでなく管理部門も含めいろいろな角度から、社内の制度・組織改善も含めてやっていかないと新しいインパクトは生み出せないのではないかと考えました。2年間専門嘱託として働く中で、自分自身がその担い手になりたいと思いました。
※セミナーの詳細は動画でご覧ください。
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