団体からのお知らせ 詳細

掲載日
2024/04/15
タイトル
【4.24オンライン開催】<パレスチナ連続講座>第3回 パレスチナでのジェノサイド:国際社会と日本の責任
お知らせ種別
イベント
本文

 

昨年10月7日に始まったガザでの戦争は、この4月7日でとうとう半年を過ぎました。奇しくも30年前の4月7日は、アフリカのルワンダでおよそ80万人が犠牲となったジェノサイド(集団殺害)が始まった日でもあります。ルワンダのポール・カガメ大統領はその慰霊式典でのスピーチで、「国際社会の蔑視もしくは臆病のため、われわれは皆見捨てられた」と述べました。

 

この半年に及ぶイスラエル軍による類を見ない規模の攻撃は、これまで33,000人以上のガザの市民の命を奪いました。そして今や空爆などの攻撃だけではなく、封鎖下での厳しい物資の搬入制限により、人為的に引き起こされた飢餓がガザの人びとの命を脅かし、それは戦争を遂行する一つの手段とさえみえるものです。

 

ガザでの殺戮と破壊に突き進むイスラエルに対し、これまで有効な手立てを講じようとしない「国際社会」は、かつてのルワンダの悲劇を繰り返すのでしょうか。

 

パレスチナ連続講座第3回は、人権問題の専門家で、国際連合の人権機関でパレスチナに5年間駐在されていた大阪女学院大学・大学院の髙橋宗瑠先生にお話しいただきます。

 

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髙橋先生より

連日パレスチナのガザから凄惨な映像などが報道されていますが、肝心の「何故こうなったのか」というのが抜けているような気がしてなりません。これまでの経験をもとに、パレスチナの現状及び背景を話します。

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今改めて「国際社会」のありようを問い直し、日本の責任、そして私たち市民社会ができることについて考えます。

オンラインでの開催となります。どなたでもどうぞお気軽にご参加ください。

 

開催概要

日時:2024年4月24日(水)19:00~20:30
場所:オンライン(ZOOM)
スピーカー:髙橋宗瑠さん(大阪女学院大学・大学院教授)
参加費:無料(パレスチナへの寄付つきチケットあり)

 
お申込み:Peatixイベントページよりお申込みください。
https://parcic-palestine202404.peatix.com/
 

参加方法:お申込みいただいた方に、開催の2日前にZOOMのURLをご連絡します。

 

スピーカーのご紹介

 

髙橋宗瑠さん(大阪女学院大学・大学院教授(人権・平和))

 

早稲田大学卒、英国エセックス大学院にて法学修士号(国際人権法)取得。アムネスティ・インターナショナルの日本支部及び国際事務局(ロンドン)で勤務後、ジュネーブなどを経て2009年3月より2014年5月まで国連人権高等弁務官事務所パレスチナ副代表を務める。2014 年6月より英国の国際人権NGO、Business & Human Rights Resource Centre日本代表、2019年4月より現職。著書に「パレスチナ人は苦しみ続ける:なぜ国連で解決できないのか」(現代人文社)、Civil and Political Rights in Japan: a Tribute to Sir Nigel Rodley (Routledge)など。

 

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