団体からのお知らせ 詳細

掲載日
2019/12/27
タイトル
12/10(火) 国際協力JOBセミナー「アフリカで働く」開催報告
お知らせ種別
お知らせ
本文

国際協力人材部では、人材養成・確保事業の一環として、国際協力に関心のある、又は今後国際協力分野での活躍を考えている若手社会人や学生を主な対象に、キャリア形成のために有益な情報を提供する「国際協力JOBセミナー」を開催しています。
今年度第4回目となる今回のセミナーは、今年8月に横浜で開催された第7回アフリカ開発会議(TICAD7)のフォローアップも兼ねて、「アフリカで働く」をテーマに開催しました。
特に、現在アフリカの国際協力で求められているにもかかわらず、人材が不足している農業分野及びフランス語圏アフリカ地域、また今後ニーズが高まることが予想されるソーシャルビジネス分野でのキャリアや働き方を取り上げ、アフリカで働くことへのへの関心を喚起することを目的としました。
 
セミナーには87名の学生・社会人の参加を得ました。セミナー開始前に、プレセッションとしてJICA国際協力人材部の川角職員から、国際協力の全体像と、国際協力に関わる様々なアクターについて紹介しました。
セミナーでは、最初にJICAアフリカ部計画・TICAD推進課長上野から、アフリカの特徴とTICAD7で議論された課題、およびJICAの取り組みについて講演し、人材が不足している分野として、農業、フランス語、ソーシャルビジネスを紹介しました。
続いて、ウガンダでソーシャルビジネスを展開するサラヤ(株)の森窓可氏、フランス語圏アフリカで開発コンサルタントとして保健分野のプロジェクトを担当するアイ・シー・ネット(株)の渡邊潤氏、アフリカを中心にSHEP(市場志向型農業振興)アプローチの広域展開を主導する相川次郎国際協力専門員が登壇。
登壇者からそれぞれ、1)国際協力に関わろうと思ったきっかけ、2)これまでのキャリアパス、3)アフリカで働く上でのやりがいとチャレンジについてお話しいただきました。
 
セミナーの後半では、パネルディスカッションと登壇者への質疑応答を行いました。「国際協力で必要とされる総合力とは」、「フランス語人材が不足している背景」、「ビジネスだからこそできる国際貢献」、「開発コンサルタントの仕事の実際」、「農業専門家になるには」などの様々なトピックスについて、登壇者から多岐にわたる経験談や知見をお話しいただきました。
 
参加者からは、「アフリカの可能性を感じた」、「国際協力やアフリカで働くために求められる能力について、様々な分野で活躍する方のお話から、より詳しく知ることができた」、「アフリカで働くにはフランス語が必要であると再認識した」などの声が聞かれました。今後アフリカでの国際協力やビジネスへ参加する上で、参加者の方に動機と理解を深めていただくための一助となるセミナーとなりました。