登録団体詳細
全国自立生活センター協議会
団体情報
- 団体名
- 全国自立生活センター協議会
- 団体種別
- 国際協力実施団体(法人格無)
- 所在地
- 東京都
- 設立年月
- 1991/ 11
- 設立目的・事業内容
- 全国自立生活センター協議会(JIL)は自立生活センターの連絡、協議団体であって、自立生活センターの支援を行っている。かつて障害者を援けられるのは医者、OT、PT、カウンセラー等専門家だけだと考えられてきたが、1972年カリフォルニア州バークレーに障害者が運営し、障害者にサービスを提供する”自立生活センター”が設立。 重度の障害者が暮らしやすい社会は、誰にとっても暮らしやすく、その人たちが暮らしていくためには良いサービスがその地域に存在している必要がある。サービスの必要性のある人が行政に訴えていくこと(ニーズの顕在化)と、そのサービスを提供できる事業体をわれわれ自身の手で作り上げるように、障害者自身がサービスの利用者から担い手に代わっていくことが、最も良い社会サービスを提供し自立生活の理念を実現させる最良の手段である。そのために自立生活センターは、サービス事業体であると同時に運動体であり、運営委員の過半数と事業実施責任者が障害者、という利用者のニーズが運営の基本となるシステムを持っている。事業内容としては、障害者が自立生活に必要な心構えや技術を学ぶ場である、「自立生活プログラム(ILP)」や、お互いに平等な立場で話を聞き合い、きめ細かなサポートによって、地域での自立生活を実現する手助けをする、「ピアカウンセリング」等がある。
- 活動分野
- 貧困削減、保健医療、社会保障、援助アプローチ/戦略/手法、市民参加
- 活動国
- パキスタン ネパール フィリピン等
- 活動実績(国内)
- 政府関係者、世界各国からの当事者の受け入れ
- 活動実績(海外)
- 世界多数国対象に障害者の自立支援と地域移行に関する研修・エンパワメント支援をしてきたが、最も直近ではH26-29にパキスタンの重度障害者の自立支援に取り組んだ。さいとう公房(車いす工房の技術者)と連携し、寝たきりなどの重度の障害者が電動車いすに乗って活動ができるようにパキスタンの自立生活センターの支援及び電動車いす修理・修繕技術移転を行った。 これまでJIL加盟団体が支援してきた国々は中米、アフリカ、アジア世界多数国にわたり2017年には世界の自立生活運動のネットワーク【World Independent Living Center Network】を発足。日本の自立生活運動がリードをとってヨーロッパ、北米、カナダも含めた世界ネットワークとして活動をしている。
- SDGsへの取り組み