登録団体詳細

株式会社プレス・オールターナティブ

団体情報

団体名
株式会社プレス・オールターナティブ
団体種別
民間企業
所在地
東京都
設立年月
1985/ 11
設立目的・事業内容
貧困とそれによりもたらされる世界の諸問題を仕事創りで解決しようと、1986年にフェアトレード事業「第3世界ショップ」をはじめました。「第三世界」という名称は、1955年に開かれたバンドン会議で、米ソの冷戦下における「第三極としての第三世界」を呼びかけたことからきています。多様性を認め合うこと、これまでにない新しい選択肢をという想いをこめています。 出会いに恵まれた私たちの生産者は実に多様で、何か一律の条件で選んできたわけではありません。困難な問題に対してお互いに知恵を絞り、厳しく議論しながら関係を深めてきました。 その過程を振り返ると、いわゆる一般のフェアトレードの定義には当てはめ切れない活動になっています。 生産者パートナーとはお互い切磋琢磨して成長していく対等な仲間であり、支援とはちがいます。パートナーは途上国だけではなく、解決すべき問題は貧困だけではありません。 環境破壊、地域の過疎化・高齢化、後継者難、伝統的な文化や技術喪失といった国内と共通の問題です。 現在は国内外を問わず、地域の困った!の声を、地域の人たちと一緒に事業化することで問題解決するコミュニティトレードへと活動の場を広げ、安心社会を作っています。 私たちは「地域に誇りを生むコミュニティビジネスを!」と、アジア・東京・田舎それぞれの拠点で事業を展開しています。 国境を越えた多様性に富んだネットワーク、困った時は助け合うアソシエーションを作り、共に汗して真剣に楽しく協働することで安心社会を作っていきます。 ・フェアトレードの食品・雑貨品の輸入 ・フェアトレードの食品・雑貨品の卸販売 ・フェアトレードの食品・雑貨品の通信販売 ・アジア7か国グループ内での共同事業  (輸入、商品開発、教育、WEB開発、文化事業、農作業 他)
活動分野
教育、平和構築、事業調整・南南・三角協力、市民参加、日本国内の社会課題への対応・多文化共生
活動国
日本
活動実績(国内)
1986年からフェアトレード事業を行い、インド、フィリピンなどの生産者と取引を始め、国内で販売開始。 現在、アジア、北中南米、ヨーロッパ、アフリカと世界約20か国の生産者とパートナーとなり、日本国内へ自然の力を重視した生産者が重視した原材料、製法にこだわった食品、伝統工芸や地域に根付く手仕事の文化を大切にしたハンドクラフト商品を輸入しています。 日本国内で販売することで、生産者の仕事作りだけでなく、貧困、環境破壊、気候変動、地域の過疎化・高齢化、後継者難、伝統的な文化や技術喪失といった国内と共通の問題を国内の方々に伝え、一緒に解決していくことを呼びかけ、続けています。 2006年から山口県宇部市で耕作放棄地となっていたお茶園を引継ぎ、地元の学生が中心となって、お茶を収穫、製品化。その後農業行いながらアジアの若者の研修受け入れを行ったり、全国の若者たち(小学生~)のインターン受け入れなどを行い、地元の方からの技術を学んだり、農業、加工、様々な体験できる場所づくりを行っています。 東日本大震災の被災地に、編み物を通じた仕事=生きがい創りを応援。家に眠っている毛糸を全国から募集し、ニット製品を前払いで予約を受ける事業を行いました。 そしてその仕組みを、ネパールでの震災のときに同じ仕組みを活かし、現地での女性の仕事づくりとなりました。 2019年からは様々な障がいを持つ人が好きなこと・得意なことで活躍し、嬉々として創造的に暮らせる社会を目指して活動する福祉施設/アトリエ 嬉々!! CREATIVEの個性的なアーティストたちがパッケージを手がけるシリーズを販売。海外の生産者だけでなく、国内の様々なハンディキャップを持った人たちの仕事づくりにつながっています。 今後もフェアトレード事業を行うことで、私たちの活動や商品を使うことでつながった方々へ私たちの活動を伝え続けながら、国内外で起きる共通の課題を事業を通して解決していくことと進めていきます。
活動実績(海外)
1993年、モザンビークで長きにわたる内戦終結後、多くの銃を市民も所持していたのを、回収し、日本で寄贈された自転車、ミシン、鍬などの生活必需品として交換するプロジェクトを実施。約7万の銃や弾薬、小型武器を回収。 1989年からフィリピンのミンダナオ島の手漉紙製品の技術向上のため、研修生を招待したり、日本の職人を派遣し技術指導をしたり、教育をテーマとした奨学金プログラムを行いました。 インドでは、1986年から伝統工芸のミラー刺繍を活かし、経済的に恵まれずスラムに住む社会的地位の低い女性たち仕事作りを行っているシスター・ルチアと商品開発し、日本国内で現在まで販売しつづけています。 スパイス製品のスリランカの生産者とスマトラ沖地震・救援プロジェクトを実施。義援金を送り、被災者の家、店を再建。 カンボジアでは、コンポントム州で若者の教育や文化の保全、地域での仕事作りを使命として【学校】と【農場】という2つの拠点を運営しています。 また文化事業としてこれまで南アフリカ、ザンビア、ペルー、カンボジアなど様々な現地の音楽やダンスなどを行うグループを招待し、全国各地で文化イベントとしてツアーを行ってきました。 2011年からは国境を越えたネットワークが必要と感じ、カンボジア、インドネシア、ミャンマー、ネパール、インド、フィリピンの若者たちと国境を越えて学び合い、課題解決に取り組むグループCommunity Work Beyond Border(CWB)を設立。 現在各国それぞれの文化、情勢、様々な多様性がある中で、オンライン上で議論し、各国内の課題である文化継承、農村の仕事づくり、農業技術の向上、国外への輸出などの事業を今後も展開していきます。
SDGsへの取り組み

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