登録団体詳細
一般財団法人あしなが育英会
団体情報
- 団体名
- 一般財団法人あしなが育英会
- 団体種別
- 国際協力実施団体(法人格有)
- 所在地
- 東京都
- 設立年月
- 1993/ 04
- 設立目的・事業内容
- 理念と目的 一般財団法人あしなが育英会は、広く社会からのご支援によって、保護者が亡くなったり、著しい後遺障害のため働けない家庭の子どもたちを物心両面で支えることで、「暖かい心」「広い視野」「行動力」「国際性」を兼ね備え、人類社会に貢献するボランティア精神に富んだ人材を育成することを目的としています。 物的支援は、経済的理由によって高校、大学・専門学校などへの修学が困難な遺児らに奨学金を貸し出しています。また、東京と神戸で学生寮を運営し、貧困家庭の遺児でも大学進学ができるための支援をしています。 精神的な支援は、奨学生に対する教育と心のケアの「つどい」や主に中学生以下の遺児を対象とした神戸と東京のレインボーハウスでの心のケア活動。アフリカ・ウガンダレインボーハウスでは、エイズ遺児への心のケアと「読み・書き・計算」のテラコヤなどの事業をしています。 事業内容 遺児の進学支援のために、高校生3,300人、大学生など1,900人、計5,200人に年間24億円の奨学金を貸し出しています(2015年度実績)。 また、東京と関西で、生活保護家庭でも大学進学を可能にする学生寮「あしなが心塾(日野)」と「虹の心塾(神戸)」を運営しています。遺児の心のケア活動としては、毎年夏休みに、「奨学生のつどい」を全国各地で開催しています。 また、阪神・淡路大震災遺児らのための「神戸レインボーハウス」、全国の遺児のための「あしながレインボーハウス(東京都日野市)」、アフリカ・ウガンダではエイズ遺児のための「ウガンダレインボーハウス」を運営しています。 さらに、2011年3月11日に起きた東日本大地震・津波で親を失った子どもたちのケアを本格的に取り組むための、「東北レインボーハウス」を仙台市、石巻市、陸前高田市に建設し、活動を継続しています。
- 活動分野
- 貧困削減、教育、日本語教育、多岐にわたる分野
- 活動国
- 日本・US・イギリス・フランス・ウガンダ・セネガル・ブラジル
- 活動実績(国内)
- 遺児を支え続けるあしなが運動は、50年の歴史があります。 その第1の特徴は、交通事故などの被害者が築き上げた「被害者立」の活動であることです。交通遺児から災害遺児、病気遺児、阪神・淡路大震災遺児、東日本大震災遺児、自死(自殺)遺児などへと、救われた遺児がまだ救われていない遺児を支えるリレーで支援の輪が拡がり、エイズや震災・津波、戦争など海外の遺児支援に拡大しています。 第2の特徴は、若い人々や庶民が運動を育てた「若者立」「庶民立」の活動であることです。春と秋の街頭募金「あしなが学生募金」は、1970年以降50年間で累計115億円のご寄付が寄せられ(2019年4月現在)、全国200か所で学生たちが肉声で遺児の置かれた実態を訴え、多数の方々が共感してくださっています。また、あしなが育英会の財源の半分近くは継続寄付者の「あしながさん」で、3万千人から年間15億9千万円が寄せられています。
- 活動実績(海外)
- 1999年、トルコ、台湾、コロンビアで起こった震災後、阪神・淡路大震災遺児が中心となり、「世界から受けた愛への恩返しを」と海外の遺児支援活動をスタートしました。 エイズ、テロ、戦争、津波遺児らを日本に招き、日本の遺児とのサマーキャンプを実施しました。 2006年からは、ウガンダのエイズ遺児、インドネシアとスリランカの津波遺児らの早稲田大、国際基督教大、関西学院大学への留学を支援。今後もアフリカ諸国の遺児を受け入れていきます。 アフリカ・ウガンダではエイズ遺児のための「ウガンダレインボーハウス」を運営しています。 2014年から、「アフリカ遺児高等教育支援100年構想」として、世界最貧国群と言われているサブサハラ(サハラ砂漠以南)49ヶ国の各国から毎年一人ずつ優秀な遺児を世界の大学に留学させ、母国の様々な分野で活躍するリーダーを育てようという構想を開始しました。 優秀でありながら経済的に進学が困難な生徒を選出し、約半年間、ウガンダ・ナンサナ市にある「あしながウガンダ心塾」とセネガル・ダカール市にある「あしながセネガル」で集中的に受験準備のサポートをすると共に、リーダー育成のためのプログラムも実施しています。そして日本、アメリカ、イギリス、フランス、ブラジルなど世界の大学に、2019年3月までに、5期生44カ国158人の大学進学を支援してきました。
- SDGsへの取り組み