登録団体詳細
SeedAfrica株式会社
団体情報
- 団体名
- SeedAfrica株式会社
- 団体種別
- 民間企業
- 所在地
- 海外
- 設立年月
- 2012/ 12
- 設立目的・事業内容
- シードアフリカは、アフリカの貧困農家が自らの手で貧困から脱却するために必要となるきっかけ=種(シード)を全力で提供します。アフリカの貧困問題にとって、「農業開発」は大きな課題です。貧困問題を解決するには、かつて日本も体験したように、第1次産業(農業)と第2・3次産業がバランスよく成長する必要があります。農業生産性が高まり、余剰労働力が他産業に吸収される形で日本も高度成長を遂げることができました。アフリカでも同じことがこれから数十年のうちに起こります。 アフリカ農業は、天候・市況・インフラ・電気・水・人口希薄等の様々なリスクを背負っている一方で、非効率な農業習慣からグローバル市場における競争力が低いため、一般に民間資本が入り難く、国際・政府援助に頼っているのが現状です。更に、アフリカの人口は急激に伸びてきており、農業生産性改善による食料自給率の改善は、これ以上の飢餓を防ぐ意味でも、貴重な外貨を流出させない意味でも優先して取り組むべき課題だと考えています。 我々は、多くのアフリカの農村で政府や国際援助によって提供された農業機材の残骸を多く目にしました。農民は少しずつ貯めた貯金を村で持ち寄り、高価な農業機械を政府から購入しましたが、直ぐに壊れ、修理部品が高価であるか見つけられずに、捨てられていました。国際社会から寄付された農業機械も同じ目にあいました。援助では、農業機械が台無しになるだけでなく、貴重な貯金まで無くなるため貧困農家の置かれた状況は上向くどころか悪化することさえあることを実感しました。 資本の少ない貧困農家が農業生産性を上げる為には、政府と農業機械メーカーは農業機材を売ることしか考えませんが、資本が少なく教育レベルが低い農家の実態を考えれば、維持・運用を会社側で行うレンタルビジネスモデルがあるべき姿だと考えています。同じ発想で、輸送手段や農作物加工機械やそれを融通する資金までシェア・レンタルすることで、農家はコストを下げながら収入を伸ばすことができます。 シードアフリカは農業分野で社会的インパクトを最大化しながら、利益を生むことで投資を呼び込み、事業をアフリカ全土に拡大していきます。アフリカの農業分野で、これまでの援助主体の開発ではなく、民間投資による持続的な開発が可能であることを示したいと思います。1人でも多くのアフリカの農民が貧困を脱却し、希望のある未来に羽ばたくことに一助となればこれ以上の幸せはありません。
- 活動分野
- 貧困削減、農業開発/農村開発、民間セクター開発、評価、市民参加
- 活動国
- タンザニア・モザンビーク
- 活動実績(国内)
- 活動実績(海外)
- タンザニア農村部でトラクタ及びコンバインの貧困農民へのレンタル事業を継続中
- SDGsへの取り組み