登録団体詳細

AA Health Dynamics株式会社

団体情報

団体名
AA Health Dynamics株式会社
団体種別
民間企業
所在地
東京都
設立年月
2022/ 5
設立目的・事業内容
AA Health Dynamics株式会社の代表、原健太です。私たちは、主に3つの分野で事業を展開しています。第1に、アフリカのヘルスケア医療に関する課題解決のため、医療トレーニングや医療クリニックの設立、医療機器の供給及びそれらに関連するサービスの提供を行っています。第2に、日本や外国の企業がアフリカへ進出する際に必要とされる医療機器の承認取得、ビジネスアイデアの構築、医療マーケティングに関する支援を提供しています。第3に、大学や教育機関を対象に、アフリカの社会課題を解決するためのプロジェクト開発や解決策の提案、ワークショップの実施しています。
活動分野
保健医療、民間セクター開発、一般事務・経理
活動国
日本/ケニア/南アフリカ/アジア
活動実績(国内)
アフリカのヘルスケア医療の課題を解決するためのソリューション  私たちは2020年からアフリカの医師に対する医療トレーニングを提供しています。1つはオンラインでのウェビナーを通じた知識のトレーニング、もう1つは医療技術のトレーニングを提供しています。  私たちの医療トレーニングプラットフォームはメディックスキャン(MedicScan)と名前をつけており、現在約4000人のアフリカの医療従事者が私たちのプラットフォームに登録をしています。 医療技術トレーニング/ポイント・オブ・ケア・超音波を提供  ポイント・オブ・ケア・超音波と呼ばれるベッドサイドにて医師が直接超音波診断機を用いて診断を行い、 素早く治療に取り組むための方法論を提供しています。 ではなぜ超音波診断のトレーニングを提供しているのでしょうか?  アフリカでは、MRIやCTなどの高額な画像診断機器はすべての病院やクリニックに設置されているわけではありません。特にケニアではレベル6(最も位が高い)の病院に一部これらの機械が設置されていますが、多くの人たちが手ごろな金額でアクセスできるとは限りません。そこで私たちは超音波と言う比較的に安価で提供することができるポイントオブケア超音波を選択し、現地の人たちの 画像診断の機会を向上させるようにサービスを提供しています。 なぜ私たちが医療クリニックを提供するのか?  私たちの主な事業は医療トレーニングを提供することです。では、なぜ私たちが医療クリニックを運営するのか?ということを少しお話ししてみたいと思います。  アフリカでの画像診断の機会は非常に限定的です。またアフリカは日本と同様に医師は診察を行い、画像診断に関しては超音波検査士や放射技師が担当しています。しかし、日本のように機材や人的資源が充実しているわけではありません。 よって、患者さんたちは病院内でとても長い時間、画像の撮影を待っています。また救急救命室では、「超音波診断機を別の場所から借りて来なければいけない」ということが日常的に起こってます。つまり、医師は病院の中で自分自身で超音波診断機を使って診断する機会が非常に少ないということが私たちの調査でわかりました。 そこで私たちは、現地の医師に画像診断の技術を日常的に使用できる環境を提供しなければ、何度も医療トレーニングを提供しても、多くの医師や患者さん達が「素早く画像診断にアクセスができない」という課題が解決できないと考えました。その結果、私たち自身で医療クリニックを提供し、医師たちが常に超音波診断を使って、画像診断を行える場所を提供することを考えたのです。正直、クリニックの運営を行うことを躊躇しておりました。コストもかかるし、自由な働き方ができなくなるな、と思っており、私にとっては大きな決断でした。しかし、私たちが医療トレーニングの提供および医療クリニックを運営し医療サービスを提供することで、私たちの事業が最大化すると考えて事業を推進しています。  また、今後は医療機器の販売に対するソリューションの提供も行う予定でので、事業の拡大を続けていくと思います。 元記事:https://note.com/harakenken22/n/n28f866eed6d4
活動実績(海外)
なぜ、現地のヘルスケア事業会社がアフリカに進出する日系企業を支援する理由は?  医療機器は日本のメーカーも数多く製造し販売しています。そして、日本の医療機器が品質が高いということも世界中で知られていることです。では、新興国ではどの機材が使用されているのでしょうか?  しかしアフリカのマーケットを見てみると現地で使われている機材は、中国製、インド製、パキスタン製などの ものが多く見られます。もちろんヨーロッパやアメリカの製品も多く使われています。特に超音波診断機の領域では、中国のMindryやアメリカのフィリップスが強いように思います。どのようにすれば アフリカのような新興国で日本製品を使ってもらえるのか? 日本製品の決定的な弱みは「価格」です。  当然、私も日本人なので、日本の企業の製品がアフリカで使われることを望んでいます。それは決して私の願望だけではなく、日本の医療機器の制度クオリティーは非常に高いと思います。しかし、現地の人たちは高額なたくさんの機能ついた製品よりも、限定的な機能でも良いので、価格の安いものを求めていることが多いです。この話は当たり前のようですが、現地の医師や医療従事者と常に接していなければわからないことが沢山あります。  私たちは事業会社として、日本のヘルスケア企業や医療企業の進出をサポートしています。私たちがやっている事は、コンサルティングではなく、事業開発の伴走支援を行っています。  私が思うに進出を検討している企業の担当者の方にリアルなインサイトを得ていただかないと、絶対にアフリカに来よう!とは思わないと私は思います。なぜなら、その本人が会社や上司を説得しないといけないからです。それには熱意とやる気が必要です。熱意とやる気はそこには儲けられる市場がある!と思ってもらわないといけないです。私たちはリアルなインサイトを得てもらうために、スタートアップの事業開発でも使用されている「顧客開発」という方法論を用いて日系企業の事業開発支援を行っております。  また、私たちは儲けられる市場がないにもかかわらず、市場があるように企業に都合の良い情報を出したりする事はありません。良いものは良い。ダメなものはダメ。それが私がこれまで経験してきた事業開発の考え方です。ダメでものは速くPIVOTして次のプランに移行できるかが、事業の成功には必要です。いかに「速く、安く、賢く」事業開発をしていくか それは実際に担当者の人たちに頭で考えて動いていただくこと に尽きると思います。それに必要な支援を私たちは提供しています。 なぜ大学に起業家育成プログラム/課題解決力開発ワークショップを提供するのか?  私たちはこれまで多くの大学でアントレプレナーのワークショップ、課題解決力開発のワークショップを提供してきました。なぜ、私たちが大学や教育機関向けにワークショップを提供するのか?それは多くの人たちに新興国にチャレンジしてほしいと思っているからです。大学では多くの交換留学プログラムが提供されていますが、「ただ言って楽しかった。」「現地でこんなことがあった」だけではなく、なぜその社会課題が起きているのか?その解決方法はどのようなものか?持続可能性を考慮し社会の課題を解決することができるのか?ということを、学生のうちから考えてほしいと思っています。  私たちは持続可能に社会課題を解決するために方法論を提供しています。その中では、システムデザイン思考、デザイン思考、リーンスタートアップ思考、インパクト思考など様々なビジネスフレームワークを用いながら、現地への仮説検証のアプローチなど、日本での仮説構築、アフリカ現地での仮説検証などを提供し、総合的な観点から持続可能性のある事業プランを構築していきます。  私たちのワークショップでの事例では、最初は全く英語喋れなかった学生さんも、最後には英語でインタビューできるようになりました。また、ビジネスフレームワークを用いた仮説の構築を勉強したことにより、ワークショップ終了後の活動では、フレームワークを活用して多くの日本にある課題を解決に取り組む活動している人たちもたくさんいます。私たちが提供しているワークショップは、基本的に大学の正規の授業ではなく、新興国にチャレンジしてみたい、アフリカに挑戦してみたいと考える人たちが参加するワークショップです。それにより濃密な時間を過ごしてもらったり、現地の社会課題を解決する方法を考えることができるのです。 元記事:https://note.com/harakenken22/n/n28f866eed6d4
SDGsへの取り組み

登録団体からのお知らせ

掲載したお知らせはありません。

求人情報

掲載した求人情報はありません。

研修・イベント・セミナー情報

掲載した研修・イベント・セミナー情報はありません。