登録団体詳細
多言語センターFACIL
団体情報
- 団体名
- 多言語センターFACIL
- 団体種別
- NPO法人
- 所在地
- 兵庫県
- 設立年月
- 1999/ 6
- 設立目的・事業内容
- 目的:国籍に関係なく地域住民に対して、多言語・多文化に関する事業を行い、多文化共生のまちづくりに寄与する 翻訳・通訳や多文化・多言語事業を実施し、言語や文化の異なる人たちと共に生きていくため、地域社会の活力を生かすコーディネートを行います。在日外国人のコミュニティ活動を応援します。 NPO法人として地域コミュニティとの係わりを大切にしながら、多言語・多文化なまちづくりを目指し、翻訳・通訳をコミュニティビジネスとして展開しています。
- 活動分野
- 市民参加、一般事務・経理、日本国内の社会課題への対応・多文化共生
- 活動国
- 日本
- 活動実績(国内)
- 多言語翻訳および通訳事業では社会の動きに連動して多様な依頼内容に対応している。特に通訳案件では、ここ数年、依頼件数が大幅に伸び、通訳方法やツールが多様化している。コロナ禍での活動制限のなかにおいても事業や活動を展開しようとさまざまなコミュニケーションアプリを取り入れ活用した経験をもとにこのような多様化に柔軟に対応している。 多文化企画事業では、ウクライナ避難民への支援では日常生活支援に加え、県内のウクライナ避難民同士のコミュニティ形成を目指し交流事業も実施。滞在が長期化するなかで病院受診も増えており、少しでも生活上の不安や孤立を防ぐべく活動を続けている。ほかに、神戸市・KOBE PRアンバサダー事業運営業務、芦屋市・多文化共生アドバイザー、神戸市・韓国青少年国際交流事業、神戸市内の企業向け多文化共生研修のプログラム開発などにも取り組んでいる。 インターン事業では、台湾外交部による「NGO幹部及び若者の国際非政府組織(INGO)インターンシップ派遣プログラム」NGO幹部・学生のINGO(外交部非政府組織国際事務会)インターンシップ派遣プログラム台湾外務省若手学生海外国際非政府組織(INGO)派遣インターンシップ事業 による台湾からのインターンの受入れを実施している。 医療通訳事業では2020年度以降のコロナ禍で、医療機関とのやり取りや研修の実施などさまざまな場面で制約が続いてきたが、2023年度には対面で医療通訳研修と、医師会をはじめとする関係機関への啓発活動の再開でき、新たに兵庫県立ひょうごこころの医療センターが医療通訳システムに参加することになり、参加医療機関が9病院になった。遠隔通訳をメインとする新実施要領による医療通訳事業の継続、未参加の医療機関への導入促進や啓発に努めている。また、通訳を必要とする患者が医療通訳にたどり着きやすい手段を整えるべく、継続して兵庫県国際交流協会(HIA)や神戸国際コミュニティセンター(KICC)に協力を仰ぎ、多言語相談のワンストップセンター機能の積極的な活用を促している。神戸市外にはシステム参加医療機関が少なく、全県での利用に向けて参加医療機関を増やすことが必要である。各地域の行政や国際交流協会などの関係機関とも連携し、丁寧な説明とトライアルの実施を行うことにより、理解してもらえるように引き続き努力していく。 一方で、兵庫県内での医療通訳の普及のために各地の国際交流協会をはじめとする外国人サポート団体へのアプローチ活動が発展し、2024年度から医療通訳を社会インフラとして確立することを目指した新事業「外国人が安心して医療にアクセスできる多機関ネットワーク構築」にも取り組んでいる。
- 活動実績(海外)
- SDGsへの取り組み