登録団体詳細
一般社団法人愛をもって日本からアジアへの純粋な挑戦
団体情報
- 団体名
- 一般社団法人愛をもって日本からアジアへの純粋な挑戦
- 団体種別
- 国際協力実施団体(法人格有)
- 所在地
- 埼玉県
- 設立年月
- 2024/ 8
- 設立目的・事業内容
- 1. 背景と目的 私たちは、アジアの誇りプレアビヒア日本協会学生隊のOB・OGを中心に、新たな組織「Pure Venture of Asia from Japan with Love」(略称『iPVAJ』)を設立します。我々の目的は、共通の経験を活かし、社会に対して意義ある貢献を行うことです。我々はアジア地域の人たちとの連携を重視し、日本と広範なアジア地域に新たな共通の価値を創出することを目指します。 2. ミッション 私たちのミッションは、アジアの文化、歴史、誇りの理解と尊重を促進するとともに、教育的・文化的な交流を支援します。まず、現在カンボジアで進行中のカンボジアの貧しい農村や貧しい都市住民を支援する様々な活動と連携して活動し、国際的な友情と相互理解の増進に寄与します。これによって、若い世代が地球市民として主体的に活躍できる力を育てます。 3. ビジョン 私たちのビジョンは、アジアの文化遺産と誇りが、国境を越えて心をつなぎ、共感を醸成する架け橋となる社会を築くことです。このビジョンを実現するために、国内外のイベントやプロジェクトを通じて、持続可能な連携と協力を構築します。 4. コアバリュー 私たちは以下の価値観を大切にします。 ・多様性と包括性: 異なるバックグラウンドを受け入れ、対話と協力を通じて共に成長します。 ・尊重と理解: アジアの文化と歴史に敬意を払い、相互理解を大切にします。 ・社会貢献: 地域社会へのポジティブな影響を追求し、社会全体への貢献を目指します。 5. 活動内容 私たちの活動は以下の2つの柱に集約されます。 (1)地域リーダー育成と基盤強化: カンボジアをはじめとした多くのアジア地域のコミュニティと連携し、現在進行中の様々な活動に参加します。日本や他国の先進技術を導入し、地域の自立的成長をサポートするためのリーダー育成と受け入れ条件の整備に貢献します。 (2)ニーズと供給の調和: カンボジアをはじめとしたアジアの諸地域が求める技術や産業を持つ日本や先進諸国の団体・企業を発見し、双方のニーズをつなげる架け橋としての役割を果たします。 6. 持続可能性と成長 私たちは、メンバーの能力向上や新たなプロジェクトの展開を通じて、持続的な成長を目指します。これにより、対象コミュニティに長期的な影響をもたらすことを確約します。 7. 協力する仲間たちとの結束 iPVAJ(Pure Venture of Asia from Japan with Love)は、情熱ある個々のメンバーによる共同体として日本国に一般社団法人を設立し、社員は協力の精神で結びつき、個々人の収益を求めず、純粋なボランティア精神の元、共に歩みながら地域の成長を貢献していきます。 8. 締めくくり 私たちのミッションは、アジアの文化と誇りを尊重し、それを通じて新たな価値を想像することです。若い世代のネットワークとして、アジア諸国の若者が平等な基盤で協力し、成功の成果を公平に共有する新たなプロジェクトを創出します。私たちはパートナー国の若者たちと共に、伝統的な支援モデルではなく、公平な協力を重視し、新たな事業を創出し、持続可能な発展を推進することに貢献します。
- 活動分野
- 教育、都市開発・地域開発、環境管理、市民参加、安全管理
- 活動国
- カンボジア
- 活動実績(国内)
- 2024年より、当法人は日本国内において、学校教育で使用されなくなり、多くが「燃えないごみ」として廃棄されている鍵盤ハーモニカを有効活用するための収集活動を展開している。本活動は、各地の教育委員会や市民の方々の協力を得ながら実施しており、さらに、学生ボランティアや収集用車両を無償提供してくださる企業の支援を受けて、各学校を訪問し、不要となった鍵盤ハーモニカを回収している。 回収された鍵盤ハーモニカは、一か所に集積したうえで、学生ボランティアらの協力により、一台ずつ丁寧に点検・清掃を行っている。その後、カンボジア王国への輸送に向けた梱包作業を実施し、輸送を引き受けてくださった企業指定の船会社倉庫まで搬送している。本活動の目的は、日本国内で役目を終えた教育用楽器を、楽器不足が深刻なカンボジア王国の子どもたちの教育活動に役立ててもらうことにある。 2025年度には、東京都東村山市、千葉県松戸市、埼玉県所沢市の3市教育委員会の協力を得て、900個を超える鍵盤ハーモニカを収集することができた。集積場所については、千葉県松戸市教育委員会のご協力により、新松戸西小学校体育館をご提供いただいた。集積後の点検作業において、修繕不可能と判断されたものについては適切に廃棄処分を行い、最終的に864個の鍵盤ハーモニカをカンボジア王国教育省関係者へ寄贈することができた。 この活動はカンボジア国内で大きな反響を呼び、同国教育省国務次官からは、毎年3,000個程度の継続的な提供を希望する旨の要請を受けるに至った(詳細については国際活動の項目で述べる)。当法人では、こうした要請を受け、国内における協力教育委員会の拡大を最重要課題の一つとして位置づけ、協力自治体の開拓に力を注いでいる。 その成果として、2026年度には8市の教育委員会から協力を得ることができた。すでに千葉県松戸市、埼玉県所沢市、川越市における収集活動を終え、合計704個の鍵盤ハーモニカを本年度第1期分としてカンボジアへ発送している。また、2026年度には川越市より教育センター内の空き室をご提供いただき、同施設を拠点として、学生ボランティアによる点検・清掃・梱包作業を実施することができた。 さらに、2026年4月8日および4月22日に行われた学生ボランティアによる作業風景は、新聞各社の取材対象となり、後日新聞紙上でも大きく報道された。この報道を契機として、一般市民の方々から当法人へ直接問い合わせが寄せられるようになり、従来の教育委員会を通じた収集活動に加え、市民参加型の新たな収集体制の必要性も生まれつつある。現在、当法人内部では、こうした市民からの支援要請に対応するための具体的な方法について協議を進めている。 また、当法人の国内活動は、鍵盤ハーモニカの収集のみにとどまるものではない。図画工作や学習活動に必要な文房具・教材等の寄付呼びかけを行うとともに、日本国内で使われなくなったランドセルや通学用かばんなどを収集し、途上国の子どもたちへ寄贈する活動にも取り組んでいる。 さらに、寄贈した鍵盤ハーモニカや図画・筆記用具等を活用した教育活動そのものを充実させることの重要性を強く認識しており、現地で教育支援を行う学生ボランティアや、「シニア隊」と称する社会人ボランティアの派遣・募集にも積極的に取り組んでいる。これらの教育支援活動の成果については、国際活動の項目において詳述する。
- 活動実績(海外)
- 2023年、当法人の前身となるボランティアグループは、新型コロナウイルス感染症の影響により長期間休止していたカンボジアでの教育支援活動を再開するため、再び仲間たちを募り、カンボジア王国を訪問した。この訪問では、日本国内で収集した50個の鍵盤ハーモニカと電子ピアノを持参し、複数の学校を訪問して交流活動を行った。 訪問先は、かつて私たちのグループが20回近く訪問し、長年にわたり教育支援活動を展開してきたプレアビヒア州であった。現地で子どもたちと交流する中で、鍵盤ハーモニカが音楽教育のみならず、子どもたちの表現力や協調性を育むうえで極めて有効な教材となり得ることを実感した。この経験は、単なる物資寄贈にとどまらない継続的な教育支援活動の必要性を私たちに強く認識させる契機となった。 この成果と経験を踏まえ、活動をより本格的かつ継続的なものへ発展させるため、当一般社団法人を設立し、現地責任者の選定やカンボジア事務所開設に向けた準備を開始した。さらに2024年2月には、日本国内で約100個の鍵盤ハーモニカの収集に成功し、それらを携えてカンボジア王国南部タケオ州チマラク村の小学校および中学校を訪問した。 この訪問には、学生ボランティアのみならず、当法人が「シニア隊」と呼ぶ社会人ボランティアも参加した。とりわけ、長年にわたり音楽教育の実践経験を有する専門家や、小学校において実際に音楽指導を行ってきた教員OB・OGの協力を得て、両校において鍵盤ハーモニカを用いた音楽指導を実施した。 その成果は非常に大きく、訪問2日目には、子どもたち自身によるミニコンサートを開催することができた。この演奏会は、学校関係者だけでなく、私たちの安全確保のために同行していた地元警察関係者にも強い感銘を与えたようであった。そして、このミニコンサート終了からわずか2時間後には、カンボジア王国教育省高官より、当法人の活動コンセプトを正式に提出してほしいとの要請を受けるに至った。 その後、カンボジア王国教育青年スポーツ省国務次官である H.E. Kimchhe が当法人活動のカウンターパートとなり、同省との協力関係のもとで、活動は現在に至るまで円滑に発展を続けている。 2025年度には、国内活動の項目で詳述した通り、日本国内で収集・整備した864個の鍵盤ハーモニカをカンボジア王国へ寄贈することができた。これらの鍵盤ハーモニカは、カンボジア王国教育青年スポーツ省の責任のもと、国内各地の学校へ配布されている。 同年10月には、当法人関係者が再びカンボジアを訪問し、H.E. Kimchhe の同行を得て、現地で寄贈式典を実施した。この式典の様子はカンボジア国内テレビ局の取材を受け、当日の報道番組において大きく紹介された。鍵盤ハーモニカを受け取った子どもたちや教師たちの喜びは非常に大きく、その様子を直接目にした当法人関係者は、この活動の社会的意義を改めて強く認識するとともに、日本国内の支援者のみならず、より広く一般市民にも活動内容を伝えていく必要性を感じるに至った。 また、この式典後、カンボジア王国教育青年スポーツ省国務次官から、感謝の言葉とともに、年間3,000個規模での継続的な鍵盤ハーモニカ寄贈の要請を受けた。さらに、鍵盤ハーモニカを活用した音楽教育を現地で実施するため、日本からの音楽指導者派遣についても強い要望が寄せられた。 これらの要請を受け、当法人と現地関係者との間で協議を重ねた結果、現在、以下のような方向性について共通認識が形成されつつある。 第一に、当法人は日本国内において、より多くの教育委員会や市民に協力を呼びかけ、鍵盤ハーモニカの収集活動をさらに拡大していく。 第二に、鍵盤ハーモニカを用いた音楽教育を現地で実施できる指導者を日本から派遣し、継続的な教育支援体制を構築する。 第三に、現地で行われる指導の様子を映像教材として記録・編集し、ICT教育教材として活用できる仕組みを整備する。さらに、AI技術を活用し、子どもたちや教師が必要な教材を自由な時間に学習できる教育システムの構築を目指している。 第四に、現地指導者の派遣とICT教材開発を並行して進めることで、限られた人的資源でも継続的かつ広域的な教育支援を可能にする体制づくりを進めている。 これらの事業を実現するため、当法人では現在、カンボジア国内における事務所開設準備を進めるとともに、現地職員の育成にも着手している。
- SDGsへの取り組み
- 当法人の鍵盤ハーモニカ収集・寄贈活動は、日本国内で使われなくなった楽器を再活用し、途上国の子どもたちの教育に役立てる取り組みであり、SDGsや3Rの理念に基づく活動である。小学校卒業後に不要となった鍵盤ハーモニカに新たな役割を与えることで、廃棄物削減と資源の有効活用を実現するとともに、日本の児童生徒が国際支援や環境問題について主体的に学ぶ教育的機会となることも目指している。