登録団体詳細

特定非営利活動法人Little Bees International

団体情報

団体名
特定非営利活動法人Little Bees International
団体種別
NPO法人
所在地
東京都
設立年月
2013/ 07
設立目的・事業内容
この団体は、ケニアの首都ナイロビのコロゴッチョスラムを中心に、アフリカの貧困地域に暮す人々の生活自立に向けたコミュニティ開発支援を行います。特に、職のない女性のHIV感染者の就業支援、貧困家庭の子ども達の就学支援、HIV等の疾病抑制のための啓発活動を含む公衆衛生環境の向上等、女性と子どものエンパワーメントを目的とします。また、スラムに暮す人々と東日本の震災地域に暮す人々の交流を中心に、日本の市民社会に広くアフリカのスラムの実態を知ってもらい草の根での市民交流を促進させ、幅広いセクターからの支援を募るとともに、アフリカと日本をつなぐ橋となることを目指します。 ケニアの首都ナイロビは、世界的なスラム都市であり、首都人口の約4分の1、百万人以上が、非常に貧しいスラムでの生活を余儀なくされています。特に約20万人近くの人々が暮すコロゴッチョスラムは、その名の由来(“useless(無用のもの)”)どおり、スラムからすらあぶれた社会底辺層の人々が集まる地区となっています。極度の貧困状況にある無法地帯で、仕事のない女性たちは、簡単にセックスワーカーの道を選び、HIVも蔓延。子供たちは学校にも通えず、病気になっても医者にもかかれず、電気や水、そんな基幹インフラすらない状況にあります。安全面から、そして地域への偏見から地元の人たちですら入ることに抵抗を感じるコロゴッチョ地域。当然、政府や国際NGOからの支援も十分には届いておらず、援助の空白地帯となっているコミュニテイの持続可能な発展を目指し、ここ日本から支援活動を展開します。 弊団体の現地スタッフをはじめ、コロゴッチョスラムに暮す人たちは、絶望的な状況下にありながら、それでもなお、「生まれ育ったコロゴッチョが好きだから、何とかしたいんだ。」と希望を捨てずにいます。そんな、彼らに明日への希望を、そして、日本の人たちに、アフリカの人たちのあたたかさ、優しさを感じてもらえるように、一人一人の小さな力を合わせたつながりが、笑顔で結ばれていく関係につながっていくように、スラムで暮す一人でも多くの命が生まれたことに感謝できるような、そんな社会を築くお手伝いをしていきます。
活動分野
貧困削減、保健医療、都市開発・地域開発、ジェンダーと開発、援助アプローチ/戦略/手法
活動国
ケニア共和国
活動実績(国内)
アフリカの抱える貧困のをはじめとする諸問題を日本の一般社会と共有するためのアフリカ開発セミナーを実施しています。また、イベント等で、コロゴッチョスラムの現状を広く社会にうったえる、チャリティー活動も行っています。
活動実績(海外)
〇女性の就業支援・収入向上事業 ・HIVに感染している若い女性の母親たちを中心に、Korogocho Smart Women Groupを結成(現在会員数30数名)。LBIケニア・リーダーのフローレンスのイニシアティブのもと、収入向上を目指し、ハンドメイドの製品を出荷している。2014年は、地球環境基金様からの支援により、ジーンズ工場からの余剰デニムを再利用したリサイクル事業、「ジーンズの加工生地を再利用したスラムにおけるスクールバック製作プロジェクト」を実施。女性たちの150%以上の収入向上に大きく寄与した。 〇HIV予防啓発とケア活動事業 ・スラムで活動を続ける、メディカルオフィサーの方たちと共同して、スラムにおけるHIVの感染率を低下させるためのセミナー等の予防啓発活動と、HIV検査キットの無償配布活動を行っている。 〇スラムの子どもたちの教育支援 ・スラムの貧困家庭出身のために、子どものころから児童労働を余儀なくされ、学校に通えない子どもたちの就学を支援し、文房具等の物品も支給。 ・現地のストリートチルドレンや孤児たちを受け入れる、アマニ教育センターと提携。LBIケニアの一員でもあるマイケル校長先生を中心に、教育環境の改善を目指している。元歯科医師の水川様を中心に結成された、”ケニアの貧困に苦しむ子どもたちに就学と食事の機会を与える会”様からの支援で”希望基金”を設置。2014年度は、100人分の机と椅子、本棚を提供。教科書も新規購入し、子どもたちに配布している。また、奨学金制度として、セカンダリースクールや大学へと進学する女児生徒を支援。現在2名を対象に奨学金が支給されている。 〇スラムの環境向上事業 ・ごみが散乱し、異臭が漂うスラムの環境改善のため、住民の方を中心にごみ拾い運動を展開している。 ・2014年度は、環境基金様からの助成により、スラムの人々の環境意識向上のための”Mottainai"セミナーを実施。計5回、500人近い地域住民を動員している。今後も本セミナーを定期的に実施する予定。 ・コロゴッチョスラムの中心部を流れる、ナイロビ川流域の廃棄物の放置による環境劣化が著しく、スラムコミュニティにおける呼吸器系と消化器系の病気の疾患率が高止まりの原因となっている。そうした環境を改善するために河川流域での植林活動を実施。今後3年間で、3000本の植林を予定している。
SDGsへの取り組み

登録団体からのお知らせ

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