登録団体詳細
特定非営利活動法人世界の砂漠を緑で包む会
団体情報
- 団体名
- 特定非営利活動法人世界の砂漠を緑で包む会
- 団体種別
- NPO法人
- 所在地
- 石川県
- 設立年月
- 1998/ 04
- 設立目的・事業内容
- 設立目的:砂漠化防止の植林活動を通して、緑が命を養い、緑が命を守り、緑に対する敬意から緑を大切にするという「命の緑」の価値観の共有を目指し、地球環境の保全と生態環境の保護に努める。 事業内容:「豊かな自然環境を未来の子供たちへ」という基本理念のもとに、砂漠化防止をはじめ地球環境保全を目的に、国内外で森林の再生・保全、環境教育、国際交流に取り組む。緑が命を生み、緑が命を養い、緑が命を守る。その緑に対する敬意から「命の緑」を共通の価値観として、共生できる環境づくりを目指している。主要事業は、中国内モンゴル自治区阿拉善盟における、砂漠化防止のための緑化活動。この経験と成果をいかして、エチオピアでの里山再生事業に着手した。国内では、中国事業を核とした国際交流や啓発活動のほか、県の森林公園の整備を行っている。
- 活動分野
- 貧困削減、農業開発/農村開発、教育、自然環境保全、市民参加
- 活動国
- 中国・内モンゴル自治区、エチオピア
- 活動実績(国内)
- 2011年7月13日に石川県知事と「県有林における企業の森づくり活動実施に関する協定書(5年間)」を締結し、津幡町森林公園(14ha)の整備ボランティア活動を実施するほか、海外研修生の受け入れなど国際交流活動を実施。
- 活動実績(海外)
- 砂漠化が非常に深刻な阿拉善地域において、生態環境の改善と周辺遊牧民の所得向上を目指して、潅木を植え、3年後に潅木種子を貧困遊牧民が採取し、政府が買い上げるという事業を実施。遊牧民の所得が向上し、生態環境の改善に寄与した。また、小学生を通じ、保護者および地域社会約12,000名に環境教育を行い、環境保護意識の向上とボランティア精神の育成に貢献した。これらにより、種子採取事業と環境教育のモデルが確立された。遊牧から家畜飼育へ、地下水の減少を加速する伝統農業(とうもろこし、ひまわり栽培)から節水農業、施設農業への転換を図り、遊牧民が自立的に経営できるよう、遊牧民専業合作社を設立し、主体的に会社を運営し、経営を軌道にのせたことで200戸の遊牧民の生活の安定につながった。これらの実績は中国政府に高く評価され、2011年に本会代表が政府より生態環境保全に関して表彰された。 これまでの主な活動は、 2003年 日本大使館の「草の根無償資金援助プロジェクト」が決定、実施 2004年 財団法人イオン環境財団助成事業が決定、実施 2005年 イオン財団、公益信託日本経団連自然保護基金支援事業、日中緑化交流基金事業、独立行政法人国際協力機構(JICA)草の根技術協力事業支援型が決定、実施 2006年 日中緑化交流基金事業が決定、実施 2007年 三井物産環境基金助成事業が決定、実施 2008年 環境保全再生機構の支援事業が決定、実施、など。 JICA事業は2010年包括型事業、2011年フォローアップ型事業を実施した。日中緑化交流基金事業は毎年継続実施中。 これら中国での経験をアフリカへ移転すべくエチオピア事業に着手し、2012年度と2013年度にJICA北陸市民参加協力事業により現地調査を行い、2014年度に草の根パートナー事業に採択された。
- SDGsへの取り組み