JICA職員のうち、期限を定めた契約に基づき、JICA事業や組織運営にかかる特定の業務に従事します。
現在の業務内容:
研修員受入事業に関わる幅広い業務を担当しています。コロナ禍で始まったオンライン研修では、在外事務所との連絡調整、運営側でのロジ周りや段取りを担当し、研修受託機関、コースリーダー、地方自治体など多様な関係者と連携しながら、試行錯誤を重ね進めています。長期研修員受入事業では、受入大学や運営支援機関との調整業務、研修員への来日ブリーフィングや定期モニタリング、生活面でのサポートを行っています。研修監理員の配置・報酬業務にも従事し、JICA内外の研修関係者とのコミュニケーションを通じて、日々の業務にあたっています。
業務で感じるやりがい:
多様な関係者と協議・調整し課題をクリアしながら物事を進めたり、国際協力のプレイヤーと一体になってアイデアを具現化していくことは、大変面白く、やりがいがあります。海外協力隊や在外支所で培った現場経験を活かしながら、ますます多様化する国内センターの仕事に、様々な知見・経験を持つ人々と一緒に取り組むことは、とても刺激的です。日本の地域と途上国をつなぐ裏方の一人として、自分の専門性やキャリア形成を模索しながら、多岐にわたる業務に挑戦できるのも魅力だと感じています。
現在の業務内容:
カンボジアの農業分野の案件を担当し、各案件の専門家やカンボジア事務所と調整しながら、案件進捗や予算状況等を確認しています。新規案件立ち上げの際は、調査団の一員として情報の収集を行い、それを基にカンボジアの関連省庁と議論を重ね、案件の枠組みを構成し、最終的に両者で合意を目指します。専門家の募集・選考に関わる手続きも担当し、全体的な「コーディネーター」に近い業務といえます。プロジェクト以外では、課題別研修のコンセプト作りや関係者との意見交換などを通して、研修の概要策定等も担っています。
業務で感じるやりがい:
カンボジアの協力に関連する多くの方々と人間関係を築き、カンボジアの農業振興という同じ目標をもって協議を重ね、協力をより効果的な方向に前進させていくことです。また案件や課題別研修の枠組みを形成し、準備を進めて行く中で、自らがイチから担当した事業が開始され、その後成果を実感できたときにはやりがいを感じます。
現在の業務内容:
学生時代、平和構築・人間の安全保障を学びました。紛争経験国や貧困国の恒久的な平和と安定のためには、社会全体の水準を底上げすることが極めて重要であり、被援助国の社会基盤に大きなインパクトをもたらし、「与えるだけ」の支援ではなく、彼らの自助努力を促すことができる有償資金協力事業に携わりたく、本ポストに応募しました。
現在の部署では、主に円借款や海外投融資事業において、被援助国政府と締結する出・融資契約書や貸付実行申請書類の確認、在外事務所や関連銀行との調整等を担っています。国毎に特色やクセがあり、時には頭を悩ませることもありますが、関係部署とも密に連携しながら、日々の業務に励んでいます。
業務で感じるやりがい:
ミドルオフィスとして、JICA本部のみならず在外事務所や銀行等との懸け橋になり、俯瞰的な視点で事業に携わることができます。全世界の書類に触れ知見が蓄積されるため、過去の事例を応用しながら解決策を模索し、新しい課題に取り組むことに面白さを感じます。その結果、先方政府と合意に至ったり、長年のプロジェクトが完工し、現地の人々から感謝の言葉があったとの知らせを耳にしたりすると、大きな励みになります。日々の業務の積み重ねが人々の暮らしや産業を支える国づくりに繋がり、また昨今では新型コロナ対応の緊急財政支援など世界情勢に即した支援にも携わっており、国際協力の一助となれていることに誇りを感じます。
※期限付職員の契約終了後のキャリアは様々ですが、PARTNERでJICA内外の国際協力関連ポストを探してキャリアを形成するケースや、JICAの登用制度を利用して無期雇用職員になるケースなどもあります。
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