第58号 PARTNERコラム陸前高田市「SDGs起業家支援プログラム」実況中継③

第47号、第51号とシリーズ連載している、陸前高田市の「SDGs起業家支援プログラム」。今回でいよいよ最終回となります。本プログラムの概要については、過去コラムをご覧ください。
【第47号 2020年11月配信】
https://partner.jica.go.jp/Contents/PartnerColumn?htmlName=column_047
【第51号 2021年1月配信】
https://partner.jica.go.jp/Contents/PartnerColumn?htmlName=column_051

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コロナ禍により、県外からの参加がままならない状況が続きましたが、それでも3名の方が最後まで残り、3月21日の事業計画発表会に進みました。
本発表会は、オンライン配信ではありましたが、副市長、商工会副会長、地元金融機関の他に、各自が計画している事業の関係事業者や先輩起業家の方など、多くの方々にご視聴いただきました。参加者それぞれが陸前高田の社会課題に対して、地域の資源を活かしていく方向で、熱い思いの詰まった事業計画を発表しました。

オンライン配信スタジオで実施された発表会(写真右:筆者)
オンライン配信スタジオで実施された発表会(写真右:筆者)

発表では、「陸前高田の“海の見えるりんご園”で育ったりんごでシードルをつくりたい」、「コロナ禍で癒やしが必要な医療・介護従事者向けにマッサージサービスを提供したい」、「陸前高田と震災復興交流している米クレセントシティでの友好記念チーズに陸前高田の海の恵みを受けた塩を提供したい」といった、夢のある事業が紹介されました。

参加者の発表スライドより
参加者の発表スライドより

いずれも事業計画としてはまだ十分なレベルには達していませんが、計画に携わる生産者、事業者、同業他社、さらには市民の皆様から温かいご支援や、期待を込めた厳しいご意見も頂戴しました。参加者一同、陸前高田での事業開始に手綱を締めつつも、期待に胸を膨らませた機会となりました。2020年度のプログラムは、これで一区切りとなりますが、引き続きこの3名が事業を立ち上げ、軌道に乗せていくところをフォローしていきます。

2021年度も引き続き、持続可能なまちづくりを進めていく陸前高田。夢のある事業に挑戦したい方々を全力応援させていただく「起業家支援プログラム」へのご参加をお待ちしています。

陸前高田市
地域振興部 商政課
木全洋一郎

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