「不透明な時代に自分の在り方、国際キャリア構築にどう向き合うか」
1. 自己紹介と今回のテーマを一言で
こんにちは。JICA人事部開発協力人材室の川角みのりと申します。
2019年6月からPARTNERの担当になり、国際協力や日本社会にとってのPARTNER事業の意味を考えたり、個人、団体の方に多くお会いしたりする中で、キャリアを考える機会が増えました。今回は国際キャリアを志向する個人の方を想定して、「不透明な時代に自分の在り方、国際キャリア構築にどう向き合うか」について書かせていただきます。
2. 感染症流行と世界の兆候、JICAの状況
コロナ・ウィルスが世界的に流行したことを受け、移動や生活が大きく制限される中、開発の現場に行くことができず、国際協力の在り方も変化を迫られています。JICAもポスト・コロナ時代の国際協力の在り方について議論をしているところです。
3. 自分とキャリアとどう向き合うか
そんな先行き不透明な時代にどうやって、自分やキャリアと向き合っていったらよいのか考えています。
私は例え話が好きなのですが、今は嵐の中にいるような気がしています。今まで身近にあったものも見当たらなくなり、状況も先行きも誰が答えを持っているのかもわからず、不安で立っていられない。
そんな時は、自分がどこにいるのか、周りの状況を把握するのが最優先だと思います。そして、自分がどこに向かうべきなのか自分に問い、方角を定め、進むこと。出来れば独りでなく支えてくれる人や仲間がいると尚良い。
キャリアで言うと、①自分の棚卸、②ゴールの確認、③社会やマーケットの確認、④実践になると思います。
4. JICAの国際キャリア総合情報サイトPARTNERでできるお手伝い
私はこの状況下でPARTNERとしてどんなサービスが提供できるかを考えています。
まずは、国際協力への情熱を持つ人に、携わっていただくための業界キャリア全体像をお見せすることかと思います。上述の例でいうと、周りの状況を把握するための地図に当たると思います。
また国際協力にはたくさんのアクターがいて、皆さんの活躍を待っています。PARTNERとしては、そのようなアクターの方々と連携して皆さんが国際協力の道に進み、活躍されるお手伝いが出来ればと考えています。
5. 最後に
現在の感染症流行はSDGsとも離れているものではなく、「健康と福祉」「安全な水とトイレ」「貧困」「飢餓」「パートナーシップ」等ともつながっています。SDGsの目標年となっている2030年には、今回の経験を経て、大きな学び、進展を得た、と言えるように自分にできることを取り組んでいきたいと思います。
なお、文末に参考情報としてJICAのキャリア関連のサービス、他のアクターのHPを掲載しますので是非ご利用ください。
6. 【参考情報】PARTNERからアクセスできるJICAのキャリア関連のサービス
1)JICAの国際キャリア総合情報サイトPARTNER
①
キャリア図鑑
国際キャリアの築き方を課題別、職種別にキャリアパスでご紹介
②
キャリア相談
個人登録者からのキャリア形成に関する相談をお受けしています
③ 能力強化研修
④
インターン
JICAのインターンシップだけでなく、他の団体の
インターンシップ案件
もPARTNER上で探せます。
⑤
求人情報
テレワーク、短期間勤務などの条件でも求人が探せます。
2)国際協力キャリアに関するサービスを提供しているアクター
③ 特定非営利活動法人 国際協力NGOセンター(JANIC)
JICA人事部 開発協力人材室
PARTNER総括
川角みのり
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