登録団体詳細
一般社団法人 美しい伊豆創造センター
団体情報
- 団体名
- 一般社団法人 美しい伊豆創造センター
- 団体種別
- 国際協力実施団体(法人格有)
- 所在地
- 静岡県
- 設立年月
- 2017/ 02
- 設立目的・事業内容
- 伊豆半島の全市町が共同して策定した伊豆半島グランドデザインの推進及び伊豆半島ジオパークに係る活動を通じ、世界から称賛され続ける地域づくりと伊豆半島全体の持続的な発展に貢献することを目的とする。
- 活動分野
- 教育、自然環境保全、水資源、防災、事業調整・南南・三角協力、市民参加
- 活動国
- 日本
- 活動実績(国内)
- 美しい伊豆創造センターは、伊豆半島ユネスコ世界ジオパークの管理団体と、観光地域づくり法人(DMO)を兼ねるユニークな法人であり、地域の幅広い公益に資する活動を担っている。国際協力人材を募集する背景として特筆すべき点は、世界ジオパークには持続可能な開発をはじめとするユネスコが進める理念や取り組みを具現化する最前線としての役割を期待されていることである。 たとえば持続可能な開発のための教育(ESD)の促進や、児童生徒を対象とする野外活動に基づく環境教育の促進、市民参加に基づくレジリエンスある地域づくりと防災、地質遺産・自然遺産の保全に向けたネットワークの構築、地域の自然資源を活用したエコツーリズムによるコミュニティの活性化といった活動が含まれる。 高齢化と過疎化を与件として受け入れ、またユネスコなど国連システムの掲げる理念を十分に咀嚼した上で上記のような活動を促進するために国際開発の現場で培われた経験を有する人材の参画が期待されている。当法人は、ボトムアップ、草の根、内発的発展といった国際開発の共有言語となっている理念に高い理解と感受性を有する人材の、国内をフィールドにした公益活動への参画に緒を拓く事業体となることを志している。
- 活動実績(海外)
- 世界ジオパークは、ラムサール条約や「人の生態系」と並び、ユネスコが推進する持続可能な開発の実現に向けた事業の一つである。現在、ユネスコ世界ジオパークは48か国にひろがる国際的なネットワークを形成している。これらユネスコ世界ジオパークには、持続可能な開発のための最前線として、国連システムの掲げる理念を具現化した地域開発の拠点となることが強く期待されており、現在、ユネスコの強力なイニシアティブの下、 サブサハラアフリカや小島嶼国へのネットワークの拡大が試みられている。 以上の背景から、美しい伊豆創造センターなど国内の世界ジオパーク管理団体は、国内の局所的なフィールドを有しつつ、グローバルな開発にもプレイヤーとして参画することを期待されるというユニークな地位を享受している。 世界ジオパークネットワーク会員として、世界ジオパークネットワークの主催する各種の国際会議への年次の参画と海外発信が必須であることに加え、他国のジオパークとの相互連携が責務として求められている。また、これらの交流、連携においては、単なる親善に留まらず、第三世界の持続可能な地域開発に対する実効性のある貢献が期待されつつある。 従って、一定水準の語学力と海外での活動経験を有し、国連システムの掲げる理念の実現や途上国における環境と調和のとれた地域開発への貢献を行う意思と能力を有する人材の参画が強く望まれる。世界ジオパークがユネスコの事業であることから、当法人における実務経験は、国際公務員などを志す者にも有意義なキャリアパスとなることが期待できる。
- SDGsへの取り組み