登録団体詳細
長崎大学大学院プラネタリーヘルス学環
団体情報
- 団体名
- 長崎大学大学院プラネタリーヘルス学環
- 団体種別
- 大学・学校法人
- 所在地
- 長崎県
- 設立年月
- 2022/ 10
- 設立目的・事業内容
- 長崎大学は,令和4年(2022年)10月にプラネタリーヘルス学環を設置しました。 プラネタリーヘルスとは「地球の健康と人間の健康」を意味します。これは、20世紀以後の人口爆発やグローバルな経済活動による自然破壊などを元凶として、温暖化や異常気象等の変化が生じ、生態系の恒常性をも破壊し,それによって人間の健康と社会の存続をも脅かしていることに警鐘を鳴らす新たな概念です。新興感染症をはじめ、現在のあるいは将来の様々な問題解決には地球生態系レベルでの理解とアプローチが必要であることを示唆しています。 プラネタリーヘルス学環は、この地球規模の課題に社会学、経済学、工学、環境学、医学、データサイエンスなどのそれぞれの専門家が学問領域を超えて取り組み、俯瞰力と実行力を備えた実務家リーダーを養成する全学的組織です。 【博士後期課程 Doctor of Public Healthプログラム】 <入学定員> 5人 <修業年限> 3年 <授与する学位> 博士(公衆衛生学):Doctor of Public Health <教育理念・目的> 長崎大学プラネタリーヘルス学環では、学際的な教育・研究を通して、人間社会と地球・生態系の共存を主要な課題とするプラネタリーヘルスの実現に貢献できる人材の養成を目的としています。この目的のために本学環の公衆衛生学博士Doctor of Public Healthプログラムでは、プラネタリーヘルスの中核となる地球規模での公衆衛生に関わる科学、政策および実践を橋渡しできるプロフェッショナル人材を養成します。 <養成する人材像> 直面する公衆衛生問題を学際的な見地から解析し解決策を提示し実行することで、人類が将来にわたって地球上の生き物と共存し健康に暮らせるような社会の実現へと導くことができるリーダーを養成します。 特に、Doctor of Public Healthプログラムでは、公衆衛生分野の知見を活用し、全ての人がこの地球上で心身共に健康に暮らせる社会への変革を推進できるリーダーを養成します。
- 活動分野
- 保健医療、ガバナンス、援助アプローチ/戦略/手法、日本国内の社会課題への対応・多文化共生、多岐にわたる分野
- 活動国
- 日本
- 活動実績(国内)
- 2022年10月設置(学生受入) プラネタリーヘルス学環は,令和4年10月に最初のプログラムとして長崎大学の強みであるグローバルヘルス分野による「博士後期課程 Doctor of Public Healthプログラム」を設置し,将来的には地球規模の課題解決に貢献する新たな学際的教育プログラムを構築することを検討している。 本学環は,学術的知見を政策に結びつけることができる博士レベルの実践的高度専門職業人の養成を目的している。例えば,新型コロナウイルス感染症のパンデミックで露呈した危機管理の対応について,専門家会議の学術的エビデンスと政策を効果的に結びつけることができず世界的な混乱が生じたが,本学環においては,為政者・専門家等とアカデミアを橋渡しし,学術的エビデンスを効果的に政策に落とし込むことができる人材を養成することとしている。
- 活動実績(海外)
- SDGsへの取り組み