登録団体詳細

公益財団法人 オイスカ

団体情報

団体名
公益財団法人 オイスカ
団体種別
公益法人
所在地
東京都
設立年月
1961/ 10
設立目的・事業内容
オイスカは、「それぞれの生命は密接につながり、その源は宇宙にあることを認識し、国籍・民族・言語・宗教・文化の違いを越えて、すべての人々が共に生き、地球上のあらゆる生命の基盤を守り育てようとする世界を理想とする」という理念のもと、1961年に設立されました。 この理念は、単なる言葉ではありません。私たち人間が大自然の中で“生かされている”ことへの深い感謝と、すべての生命が調和して生きる「ふるさとづくり」の精神を、静かに、しかし確かに表しています。 創立以来、オイスカは「農業を通じた人づくり」を軸に、国境や文化を越えた共生と地球環境の保全を両立させる活動を、国内外で積み重ねてきました。 現在は41の国と地域にネットワークを持ち、各地の研修センターを拠点に、持続可能な農業の普及、農村開発、森林・環境保全活動を進めています。こうした取り組みを通して、途上国の青年たちが地域を支えるリーダーへと育ち、貧困の解消、食料安全保障、気候変動対策、生物多様性の保全など、現代社会が直面する課題の解決へとつながっています。 たとえば、「子供の森」計画では、子どもたち自身が学校や地域で木を植え、育てながら、自然への愛着と責任を学ぶ活動を展開してきました。 この活動は37カ国・約5,670校に広がり、次世代が自ら未来の森と希望を育てる、あたたかな循環を生み出しています。 国内においても、この理念は息づいています。名取市では、**海岸防災林**の再生に長期的に取り組んでいます。 津波で失われた海岸林をよみがえらせるため、協定面積約100haにわたるクロマツの育苗・植栽・育林を、被災農家や地域住民とともに続けてきました。現在は間伐や管理の段階へと進み、防災機能の回復と地域の復興を静かに支えています。 持続可能な森が、いつの日か再び人々の命と暮らしを守る。その緑が、地域に新たな希望の風景をもたらす。そんな長い時間軸を見据えながら、活動は続いています。 オイスカの歩みは、国際協力の知見を国内に活かし、国内での経験を再び世界へと還元する、ひとつの循環でもあります。国籍や文化を越えた「大家族」のようなつながりを大切にしながら、一人ひとりの行動が、地球全体の生命基盤を守る力になると信じて。。。 これからも、謙虚さと感謝の心を胸に、持続可能な社会の実現に向け、歩みを重ねていきます。
活動分野
農業開発/農村開発、自然環境保全、防災、日本国内の社会課題への対応・多文化共生、多岐にわたる分野
活動国
アゼルバイジャン、バングラデシュ、ブラジル、カンボジア、東ティモール、フィジー、インド、インドネシア、イスラエル、日本、韓国、マレーシア、メキシコ、ミャンマー、ネパール、パキスタン、パラオ、パプアニューギニア、パラグアイ、フィリピン、スリランカ、台湾、タンザニア、タイ、ウルグアイ、ウズベキスタンなど
活動実績(国内)
海外で培ってきた国際協力の知見やネットワークを活かし、日本国内においても社会課題の解決に取り組んでいます。主な活動分野は、被災地復興支援、地域活性化、環境保全、多文化共生の推進です。国内外の活動を相互に結びつけることで、「海外で学んだことを日本に還元し、日本での経験を再び国際協力へ活かす」という循環型の取り組みを進めています。 【東日本大震災復興支援(海岸林再生プロジェクト)】 2011年の東日本大震災直後から、名取市において「名取市海岸林再生の会」(被災農家を中心とした団体)と連携し、海岸防災林の再生に取り組んでいます。津波で失われた約100haのクロマツ林の再生を目指し、抵抗性クロマツの植林、土壌改良、生計支援を10年以上継続して実施してきました。この取り組みは農林水産大臣賞も受賞しており、地域住民参加型の活動を通じて、復興支援にとどまらず、防災・減災機能の強化と地域コミュニティの再生にも貢献しています。現在も植栽管理やモニタリングを継続し、震災から15年を経た今なお、「未来を守る森づくり」として活動を続けています。企業・団体ボランティアの参加も多く、幅広い支援の輪が広がっています。 【環境保全・地域活性化】 富士山周辺での森づくりをはじめとした森林整備活動や、農業体験を通じた環境教育を実施しています。また、国内4カ所の研修センターでは、海外研修生の受け入れに加え、一般市民向けのセミナー、体験プログラム、講演会などを開催し、環境意識の向上と国際理解の促進に取り組んでいます。こうした活動を通じて、地域住民が地球規模の課題を身近に考える機会を提供するとともに、多文化共生への理解を深めています。 【人材の活用と今後の計画】 オイスカでは、研修センター修了生、海外研修経験者、ボランティア、支援者ネットワークなど、多様な人材が国内活動に積極的に参画しています。具体的には、名取市での植林活動や維持管理、環境教育ワークショップの運営、国内研修センターでの海外研修生支援、異文化交流イベントの企画・実施などに携わっています。こうした人材は、国際的な視点と実践経験を活かし、日本国内の地域課題解決に重要な役割を果たしています。 今後は、被災地復興支援の継続に加え、農業を通じた地域活性化、多文化共生の推進、環境保全活動のさらなる充実を図っていきます。また、啓発普及活動を強化し、次世代を担う若者が国際協力や社会課題解決に主体的に関わる仕組みづくりも進めていきます。オイスカは、国内活動を通じて、人と地域を育みながら、日本社会と国際社会の双方に貢献する持続可能なモデルの構築を目指しています。
活動実績(海外)
1961年の創立以来、アジア太平洋地域を中心に、農業を通じた「人づくり・ふるさとづくり」を理念として国際協力活動を展開してきました。主な活動分野は、途上国の青年リーダー育成、持続可能な農村開発、環境保全(森林・マングローブ再生)、そして次世代を担う子どもたちへの環境教育です。これらの活動を通じて、貧困削減、気候変動対策、生物多様性保全、パートナーシップ強化など、SDGsの達成に貢献しています。 【人材育成の実績】 国内外11カ国22カ所に研修センターを設置し、農業技術、有機農業、環境保全、女性の生活改善など、地域の自立につながる実践的な研修を実施しています。これまでに約3万人の若者を育成し、そのうち約6,000人が日本での長期研修や技能実習を経験しました。研修修了生の多くは帰国後、農村開発や地域づくりを担うリーダーとして活躍しています。日本国内の4カ所の研修センターでも、これまでに約5,000人の海外青年を受け入れ、農業や食品加工などの技術移転を行ってきました。 【環境保全・植林活動】 これまで30カ国以上で、累計2万2,000haを超える植林活動を実施してきました。マングローブ植林、砂漠化防止、防災・減災を意識した生態系再生などに取り組み、気候変動対策や生物多様性の保全に寄与しています。特に、ウズベキスタンのアラル海周辺における植林活動は、深刻な環境問題への実践的な取り組みとして国際的な注目を集めています。 【「子供の森」計画】 1991年にフィリピンの17校で始まった、子ども主体の環境教育・植林プログラムです。2024年度末時点で、37カ国5,670校へと広がりました。子どもたちが学校や地域で木を植え、自然環境の大切さを学ぶとともに、保護者や地域住民を巻き込んだコミュニティづくりへと発展しています。感染症拡大下においても、オンラインセミナーや家庭学習支援などを通じて活動を継続し、国際交流の機会も創出してきました。 【その他の国際協力と今後の計画】 このほか、バングラデシュ、インドネシア、フィリピン、スリランカ、タイ、カンボジアなどで、農村開発、生計向上支援、養蚕普及等のプロジェクトを展開しています。オイスカは国連経済社会理事会(ECOSOC)の総合協議資格(General Consultative Status)を有し、国連地球サミット賞や国連青年功労賞など、国際的にも高い評価を受けています。 今後は、各国の研修拠点機能をさらに強化し、地域課題の解決を担う現地リーダーの育成を一層推進していきます。人材育成と環境保全を両輪とし、持続可能な地域づくりを通じて、アジア太平洋地域をはじめとする国際社会の発展に貢献してまいります。
SDGsへの取り組み
農業を通じた「人づくり・ふるさとづくり」を理念に、アジア太平洋地域を中心とした国際協力活動を展開しています。持続可能な農業の推進、森林・マングローブ再生、環境教育、地域リーダーの育成を通じて、地域の自立と持続可能な発展を支援しています。これらの活動は、貧困削減(SDGs1)、質の高い教育(4)、気候変動対策(13)、陸上生態系の保全(15)、パートナーシップの強化(17)など、複数のSDGs達成に貢献しています。

研修・イベント・セミナー情報

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