登録団体詳細
公益財団法人CIESF(シーセフ)
団体情報
- 団体名
- 公益財団法人CIESF(シーセフ)
- 団体種別
- 公益法人
- 所在地
- 東京都
- 設立年月
- 2008/ 12
- 設立目的・事業内容
- カンボジアでは、1975年~79年のポル・ポトの独裁政権によって、多くの知識人が殺された。独裁政権後は、わずかに字が読めた人が先生になり、教育の再建を行ってきた。他国からの支援により、学校建設が多く行われてきたが、その中で行われている教育レベルの低さや、基礎教育の欠如の改善に対する支援は行われていない。創設者の大久保は真の教育こそが人生を豊かにし、国の発展のためには不可欠だと考え、この団体を設立した。 CIESFは「真の愛情と情熱をもった世界レベルの教育者の育成」と「利他の心と国際的な視野をもった高度人材の育成」という理念に基づき、今後も私たちは教育支援の「本質」について考えながら活動している。 若手の人材育成のために「教師派遣事業・国境なき教師団」「教育政策大学院大学事業」「起業家育成事業」「産業人材育成事業」「一貫校設立事業」を行い、その国の「こうなりたい」の実現に向けて、現地の人々と協力しながら進めている。
- 活動分野
- 教育、平和構築、日本語教育
- 活動国
- カンボジア、ベトナム、ミャンマー
- 活動実績(国内)
- 活動実績(海外)
- 【教師育成事業・国境なき教師団派遣】 「教師を育てる」事業では、教員養成校のカンボジア人教官の能力向上を目標に、日本人のベテラン教師を教育アドバイザーとして派遣しています。 理数科を主な指導教科とし、教員養成校の学生に直接指導するのではなく、教員養成校のカンボジア人教官が教師の卵である学生たちに質の高い指導ができるようにサポートしています。 【教育政策大学院大学事業】 カンボジアでは「教師の待遇が良くない」「教科書に誤記がある」「教科書が全員に行き届かない」「小学校の卒業率が低い」など現場レベルで解決できない問題が数多くあります。これは国の教育制度や教育政策の緊急課題です。 当財団では教育省と協同で教育政策大学院大学を設立し、教育省行政官の再教育の場を提供しています。 【起業家育成事業】 カンボジアで国内資本の企業を増やし、国内で雇用を創出し納税をすることで国の自立を目指します。国内産業を盛り上げるために、毎年ビジネスモデルコンテストを開催し、参加チームが受講する研修の中ではマーケティングなどのノウハウの他に、ビジネスモデルが社会性のある事業であるか、また起業家としての在り方の指導を行っています。 【産業人材育成事業】 カンボジアのIT人材育成の強化を目指して、2018年1月からJICAの草の根技術協力事業「地方経済の活性化に必要なIT基礎能力取得と認定のための研修支援事業」として、カンボジアの郵電省情報通信技術研修所(以下NIPTICT)と共に研修を実施しています。2020年1月以降には新型コロナウイルスの蔓延により対面研修が困難になったため、Elearning教材を開発、対面とオンライン研修のハイブリット式で実施しています。 【CIESF Leaders Academy】 私たちは、地球益を考えて行動できる未来のリーダーを育成すべく、この幼小中一貫校をカンボジアに2016年設立しました。子どもたちに質の高い教育を届け、将来持続可能な社会を実現する担い手を育て、そして同じ考えをもつ仲間とパートナシップを組み、カンボジア国内、ASEAN、日本、そして世界中にこの考えを広めていく活動を行います。
- SDGsへの取り組み