登録団体詳細

NPO法人メータオ・クリニック支援の会

団体情報

団体名
NPO法人メータオ・クリニック支援の会
団体種別
NPO法人
所在地
沖縄県
設立年月
2008/ 3
設立目的・事業内容
【設立目的】 タイの国境の町メ―ソートに位置し、ビルマ/ミャンマーからタイへ渡って来る難民・移民に無料で診療を提供するメータオ・クリニックを日本から直接支援することを目的に設立された。メータオ・クリニックは、民族や宗教を問わず国境地域で生活するすべての人々を対象とすることを理念とし、地域自治組織や国際NGO等の支援をもとに、国内避難民地域を含む国境地域での保健医療サービスの提供、医療従事者の育成、子どもの教育、孤児の保護等の活動を行っている。当会は、メータオ・クリニックを通じて、ビルマ/ミャンマーの人々に医療支援と保健活動を展開している。 【事業内容】  ・ビルマ/ミャンマー国境難民・移民への医療支援  ・医療人材派遣と技術支援  ・院内感染予防と啓発活動  ・移民学校での保健活動(タイ社会との融合のための学生の交流事業推進 等)  ・医療物資・設備投資  ・緊急支援活動  ・日本国内での広報・啓発活動
活動分野
保健医療
活動国
タイ王国
活動実績(国内)
<広報、啓発活動> 活動報告会・スタディーツアーの開催、グローバルフェスタへの出展を毎年行い、ビルマ/ミャンマーの難民・移民をより多くの方々に周知する活動を実施してきた。また、不定期に一般参加者も交えた勉強会やイベントを実施。2012年度には、メータオ・クリニックの院長であるシンシア・マウン医師を日本へ招き、来日講演会を開催した。多くの団体やボランティアの協力により、計7回の講演会参加費、募金、寄付等を合わせて総額2,517,755円の収益を得ることができ、全額をクリニックへ直接送金した。 その他、ホームページやfacebook等を活用した広報活動、さらには、当会の活動に賛同する賛助会員を募集し、会員向けに毎月メールマガジンとして会報を配信している(2013年度の賛助会員数:65名)。 <緊急支援活動> 慢性的な資金難が続くメータオ・クリニックでは、周囲の様々な変化を受けて緊急的な支援を求める局面が多々あり、その支援要請を受けて当会がその現状を日本で発信し、集まった緊急支援金をメータオ・クリニックや緊急避難民へ直接届けてきた。(2010年度、2011年度、2012年度に実施) <医療物資・設備投資> 支援者より集められた、古着・玩具・文房具・医療器械等をスタディーツアーや当会スタッフの現地視察時に運び、メータオ・クリニックや現地の移民学校へ直接届けてきた。
活動実績(海外)
<医療人材派遣と技術支援> 設立当初から現在までに医師、看護師を計8名派遣し、それぞれ1~2年間の期間メータオ・クリニックの国際ボランティアとして勤務。外科・内科病棟にて現地スタッフと共に働く中でそれぞれの専門分野を生かし、スタッフの知識と技術の向上に努めてきた。 <院内感染対策と啓発活動> メータオ・クリニックを受診する患者は、一般的に栄養状態が理想的とは言えず、易感染状態の患者が多く、かつ、クリニックには、マラリア、HIV/AIDS、インフルエンザ、結核等、感染性疾患を持つ患者も多い。そのため、患者間、さらにはクリニックで働くスタッフへの院内感染のリスクが高く、その軽減のため、2005 年に院内感染予防チーム(Infection Control Team : ICT)が結成された。当会の派遣員はICTにアドバイザーとして参加し、現地メンバーと共に、院内ラウンドチェックの実施、必要な設備の補充、院内感染ワークショップの開催、ポスター設置等により患者も含めた院内感染予防の啓発活動を行ってきた。 2009年度には、クリニック内で使用する衛生材料、様々な医療器械の滅菌と管理を行う、IPU(Infection Prevention Unit)の立ち上げに関わり、2011年度は、タイの公立病院からの外部評価をもとに、活動内容の見直し、新たな計画を立案した。 物資支援としては、毎年、結核用患者のマスクを状況に応じて支援する他、滅菌器の提供、手洗い場増設を含めた内科病棟改修、感染症隔離病棟の建設、冷却機能付き遺体保管庫の寄付と遺体安置所の改築等の支援を行ってきた。 <移民学校での保健活動> タイ・ターク県には、ビルマ/ミャンマー移民の子どものための学校が約73校存在する。派遣員はメータオ・クリニック学校保健チームのメンバーと共に、移民学校にて、半年毎のビタミンA投与、害虫駆除剤の投与、眼科検診、健康教育を行ってきた。さらに、学校教員を対象に、手洗いや歯磨き等の衛生の啓発活動、害虫駆除、ビタミンA投与の必要性、児童の急変時の看護、処置等のトレーニングを実施してきた。 メータオ・クリニックは従前から学校保健支援を行っていたが、体系的な評価や支援は行われていなかったため、2008年に当会はクリニックと共同で学校保健プロジェクトを開始。毎年、全移民学校にて学校保健評価を実施、優秀校の表彰式を通じて学校保健改善の動機づけを行うとともに、国際NGOや現地コミュニティー組織と学校保健改善の評価を共有している。これらは支援の参考となり、各移民学校の衛生状況を把握、安定したサービスを提供するための支援団体へのアプローチとしても活用され、必要な設備を整えるきっかけともなっている。また、積極的にタイの教育省・保健省とも協力が進む様、情報の共有と交流を図っている。 その他、寄宿舎にて生活する思春期の学生を対象としたメンタルヘルス調査、移民学校全生徒を対象とした栄養調査の実施、劣悪な環境である移民学校の校舎を建て替えるなどの活動も行ってきた。 2012年度は、戦闘を目の当たりにした恐怖体験や家族との離別などによるトラウマを抱えた学生や寄宿生徒への非行防止やストレスマネージメントなど精神的ケアの一環として、サッカー対戦や音楽授業による課外活動の充実を図った。音楽による活動ではタイの公立校との合同演奏会を通じて、互いの文化交流を深め、タイ社会との融合にもつながるよう働きかけている。
SDGsへの取り組み

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