香川県では、令和３年度より「せとうち留学」の名で、県内の全ての公立高校（30校）と県立中学校(１校)で、全国から生徒を募集しており、これまで、100人以上の「せとうち留学生」が入学しています。

　全国からやってくる「せとうち留学生」たちは、夢や目標をもって香川県で高校生活を送り、彼ら自身が成長しているのはもちろん、香川県内の生徒たちにもよい刺激を与えています。また、「せとうち留学生」の存在は、学校の特色化・魅力化だけでなく、地域の活性化にもつながっています。

せとうち留学についてはこちら

　教育的効果があり、地域活性化にも寄与する、「せとうち留学」を更に推進するために、その核となる役割を期待しているのが、今回、香川県として初めて募集する「せとうち留学推進コーディネーター」です。「せとうち留学推進コーディネーター」は、多様な側面からせとうち留学を推進するために、主に３つの役割があります。

１　サポーターとしての役割

　せとうち留学生が安心して充実した学校生活を送ることができるように、生徒に寄り添い、相談に乗ったり、家庭や学校と連携しながら、生活を支援する役割です。

２　プロデューサーとしての役割

　せとうち留学生にとっては過ごしやすく、地域にとっては受け入れてよかったと思えるように、生活環境を整備する役割です。関係各所と連携しながら生まれたアイデアを形にする、やりがいのある役割です。

３　プレイングマネージャーとしての役割

　せとうち留学の魅力を全国に発信する役割の他、生徒と共に、学校と地域の連携を進めるための活動への参加など、自ら動いて生徒、学校、地域と関わる役割です。

　これらの３つの役割以外にも、あなたの得意分野を生かした、あなたらしい活動ができるよう、相談しながら任務に当たっていただきます。

～こんなアナタを待ってます～

・学校教育（特に高校教育）に興味・関心があり、何らかの形で学校教育に関わってきた、または関わりたい！という人
・地域づくりや活性化に興味がある、という人
・香川県（特に小豆郡、東讃地域）に愛着を持ち、そこで働きながら生活したい人
・前向きに新たなことにチャレンジしようという意欲のある人

今回募集するのは２名です。それぞれ違う地域で活躍していただきます。

①香川県の小豆郡（拠点校小豆島中央高校）

　オリーブや手延べそうめん、醤油作りなどで有名で、近年は瀬戸内国際芸術祭の会場として、アートの島としても有名な小豆地域です。小豆島は瀬戸内海の中では２番目に大きな島で、小豆島町、土庄町と２つの町があります。かつては両町にそれぞれあった２つの高校が、平成29年に統合してできた、島にある唯一の高校が小豆島中央高校です。　
　小豆島中央高校は、瀬戸内海に隣接しており、せとうち留学開始以来、全国から入学希望者が絶えない学校で、地域の人材や資源を生かした教育活動が盛んにおこなわれています。しかしながら全国的な少子化の波は小豆島でも同様であり、学校の小規模化に伴い、せとうち留学生の受け入れや、地域と共に作りあげてきたつながりを発展させるにはこれまで以上のアイデアや工夫が必要になってきています。小豆島中央高校を舞台に、せとうち留学生や小豆島中央高校、小豆郡一帯を盛り上げてくれる人を大募集します。

②香川県の東讃地域(さぬき市・東かがわ市)(拠点校津田高校)

　香川県の東部に位置するさぬき市と東かがわ市は、東讃地域とも呼ばれています。志度寺、長尾寺、大窪寺と四国霊場88箇所の86番札所から88番札所があり、お遍路さんを見かけることもしばしばです。ブリやカキの養殖や手袋産業などの地場産業が盛んで、和三盆の産地でもあります。また、自然豊かで四季折々の美しい風景や、伝統行事を肌で感じることができます。
　この東讃地域には、三本松高校、石田高校、志度高校、津田高校と４つの高校があります。どの高校も地域との連携は盛んで、普通科である三本松高校は地域に食堂を開放しているほか、食堂の運営には生徒自身が関わっています。同じく普通科である津田高校にはTDあくてぃ部という、地域の方々と一緒に地域の活性化に取組む部活動があります。農業科と家庭科のある石田高校は、自分たちの育てた野菜を地域で販売するイベントを定期的に開催し、商業科と工業科のある志度高校は、ふるさと返礼品を開発するなど様々な取組みをしています。
　しかしながら、東讃地域ではせとうち留学の受け入れがあまり進んでいません。これは生活環境の整備が追いついていないことと、地域や各高校の魅力が全国の受検生やその保護者の方々に十分に伝わっていないことが大きな原因です。これらの課題解決をめざして、学校や地域の方々と一歩ずつ任務に取り組んでくれる人を求めています。なお、令和12年４月に石田高校、志度高校、津田高校は統合される予定ですが、だからこそ、地域とのかかわりを強いものにし、その財産を統合校にもつなげたいと考えています。

1. 総務省が定める地域おこし協力隊の地域要件に合致し、採用後にさぬき市内あるいは土庄町または小豆島町内に住民票を移動し、生活の拠点を移すことができる方
2. パソコン（ワード、エクセル、パワーポイント）の基本操作や、ホームページ・ＳＮＳ（Instagram・Facebook）等の管理ができる方
3. 申込時点で、普通自動車運転免許を有し日常的に運転しているなど、運転に支障がない方
4. 地方公務員法第16条に規定する欠格条項に該当せず、誠実に業務を行うことができる方

月額：169,460円～188,661円（前職の勤務年数等により異なります。）期末手当：６月期及び12月期に報酬月額の1.225ヵ月分支給。
     ※６か月以上の任期で基準日に在職する場合に支給。ただし、基準日以前６ヶ月間の在職日数に応じて支給額の割落としあり。
     ※週の勤務時間が15時間30分未満の場合は支給対象外
勤勉手当：６月期及び12月期に報酬月額の1.025ヵ月分支給。
     ※６か月以上の任期で基準日に在職する場合に支給。ただし、基準日以前６ヶ月間の在職日数に応じて支給額の割落としあり。
     ※週の勤務時間が15時間30分未満の場合は支給対象外
年次有給休暇：10日（週５日勤務の場合）※任期に応じて異なります。
時間外勤務：原則なし（ただし、業務の都合により時間外勤務を命ずる場合があります。）

福利厚生：

○公立学校共済組合（短期給付）、厚生年金保険、雇用保険に加入します。また、教職員互助会に加入します（週の勤務時間が２０時間未満の場合は、適用されません。任用期間によっては加入しないこともあります）。
○公務又は通勤による災害に遭った場合は、公務災害補償又は労災保険により補償されます。
○通勤距離に応じ、通勤手当相当額を別途支給します（近距離の場合は、支給がないことがあ
ります）。
○原則として、予算の範囲内で、採用後は県が借り上げた小豆郡、さぬき市の住宅に居住して
いただきます。
※敷金や礼金、生活にかかる費用は、自己負担となります。
○活動に必要な消耗品、県内外の旅費及び研修への参加費等は、協議のうえ、予算の範囲内で
県が負担します。

募集要項をご確認いただき、専用の応募用紙、募集レポートを作成、添付書類のご注意いただき応募してください。

応募に当たっては、ハローワークで紹介状の発行を受ける必要があるのでご注意ください。（ハローワーク求人番号　37010-05913041）

応募にあたっては地域要件がありますので、募集要項をご確認ください。不明な場合は、お問合せください。

※募集要項は、県HPをご参照ください。

https://www.pref.kagawa.lg.jp/kenkyoui/kyoisomu/gyouseisaiyou/kaikeinendo.html