職務内容
- 職務分野
- 貧困削減、保健医療、民間セクター開発、情報通信技術、一般事務・経理、多岐にわたる分野
- 業務期間
- 2023/09/01 ~
- 休日
- 時間外労働
- その他業務条件
- 業務内容
世界には、義肢装具を購入できない人が9千万人も存在しています。当社はこの社会課題を「3Dプリンティング × AIテクノロジー」という新技術で解決することを目指すスタートアップ企業で、JETRO「日ASEAN新産業創出実証事業」や東京大学 IPC「起業支援プログラム」などに相次いで採択されて注目いただいています。まずはフィリピンで活動中ですが、今後さらにインドをはじめとするアジア・アフリカ地域などの世界事業展開を予定しています。社会的意義がある事業を通じて自らの手で国際貢献を行っていきたい方を広く仲間として求めています。
この募集では、当社創業時メンバーとして参画頂ける仲間を募集するものです。ご経験やご志向に応じて、当社でのポジションを検討いたします。もし現時点でポジションがない場合は、ポジションの用意ができ次第、ご教示いただいたメールアドレス等にご連絡をさしあげます。なお、勤務形態は、アルバイト・業務委託・週末などのパートタイムや、日本での在宅・リモート勤務なども含め、柔軟なご相談が可能です。
【業務内容】
スタートアップの創業メンバーとして参画します。業務の例としては、例えば以下がありますが、これに限られません。
・広報・PR業務
・総務、経理などのバックオフィス業務全般
・ソフトウェア開発業務
・ハードウェア開発業務
・営業戦略・営業企画
・フィリピンやその他開発途上国におけるプロジェクトマネジメント【必要スキルなど】
・民間企業・官公庁・団体等においての業務経験が継続して、2年以上あること【歓迎スキルなど】
・スタートアップ、ものづくり、開発途上国ビジネスへの関心
・英語力(資格の有無は問いませんが、TOEIC 900点以上、TOEFL iBT 100点以上、またはそれに相当する海外経験に基づく英語力)- 職種
- その他
- 勤務形態
- 正職員
- 働き方
- テレワーク、地方勤務、海外勤務、短期間、週に数日間のみ、フレックス、副業・掛け持ち、業務委託
応募条件
- PARTNERでは斡旋、マッチングは行っておりません。詳しくは規約をご確認ください。
- ウェブ応募時の個人登録者の個人情報の扱いは案件を主管する登録団体の定めによることとします。尚、Web応募を実施することにより、団体に対するプロフィール公開項目の提示に同意したものとみなします。
- 語学力
- 英語
- 英語書類作成や現地コミュニケーションが可能なレベル
- 学位
- 学士あるいは同等程度
- 類似業務経験年数
- 民間企業・官公庁・団体等においての業務経験が継続して、2年以上あること
給与・待遇
- 給与レンジ(月額:円)
- 40~50万未満
- 昇格・賞与あり
- 待遇
応相談
(経験や能力に応じて相談)ご経験やスキルにより月額給与は提示より変動します。
- 福利厚生
- 交通費支給、時間外手当支給、完全週休2日制、各種社会保険完備
- 加入保険
応募について
- 応募方法
【応募方法】
メールアドレス( recruit@instalimb.com )に以下の書類の送付。
1. 履歴書
2. 職務経歴書(特に関連する業務経験について詳しくご記載ください。履歴書に併記の形でもかまいません)
3. ご自身の英語力を示すことができる書類(形式自由)
4. ご自身のご希望の勤務形態について、メール本文にご記載ください- 募集人数
- 若干名
- 募集期間
- 2023/08/07 00:00 ~ 2023/12/31 23:59
- 応募時の注意事項
ご応募時にご希望のポジションの用意がない可能性もございます。
急ぎで募集をしているポジションの最新情報は当社ウェブサイトで
ご確認いただけます。今すぐにでも当社へお力添えを希望していただける場合はそちらのポジションでお申込みいただきたく存じます。
お手数をおかけしますが、どうぞよろしくお願いいたします。
創業メンバー募集【オープンポジション:国際貢献を目指す日本発ものづくりスタートアップ】
インスタリム株式会社
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勤務地
勤務形態
働き方
お問い合わせ先
- 担当者氏名
- 猫平光
- 電話番号
- 03-6805-5356
- メールアドレス
- recruit@instalimb.com
- ホームページ
- https://www.instalimb.com/
- 担当者から一言
代表取締役CEOの徳島です。
この義足の事業は2014年に私が青年海外協力隊員であった際に始めました。私がフィリピンにて、義足を購入できない糖尿病性壊疽の患者(足が腐敗した糖尿病の患者)に出会ったことが、この事業を始める大きな動機になっています。その彼は、フィリピンのボホール島の片田舎の貧困エリアに住む男性でした。ただ机と椅子と聴診器や血圧計があるというだけの、医療施設だとはとても言えないような街の小さなクリニックでの出会いでした。
彼は2年ほど前から糖尿病であると言い、すでに足先の肉は爛れて少し骨が見えていて正視できないようなひどい状態でした。私からの質問に、痛く辛そうな顔で、自分は高校生と中学生の子供もがいる働きざかりの40代であると話してくれました。今は子供が自分の代わりに働きに出ており、そのせいで子供がまともに学校に行けていないことも。私は彼に切断手術をしないのかと尋ねました。彼は、切断の手術を受けても糖尿病の場合は再切断をすることになるので意味がない、と返しました。私は壊疽の毒が体に回ると危険なことを説明しました。そして重ねて、義足を履けば運動もできるし、糖尿病は回復することができること、再び働きにも出られるのではないか、と尋ねました。男性は何も言いませんでした。
後に私は、その地域にはそもそも義足の製作所は一つもなく、義足の購入が不可能であることを知りました。数週間後再びそのクリニックを訪ねた際に、彼が亡くなったことを知りました。彼の家族はどうしたのかと聞いても、誰も何も答えてくれませんでした。
フィリピンの低開発地域における貧困層の住民は、主に栄養状態の劣悪さによって糖尿病に罹患することが非常に多く、膝下切断処置を受けた義足適合の患者と、糖尿病性壊疽患者などの潜在的義足ユーザーを合わせて、123万人(当社調べ)が膝下義足を必要としています。しかしこのような状況にも関わらず、義足の価格が高価であることが大きなハードルとなり、そのうちの96%(118万人)が義足を持つことができずにいます。
フィリピンの都市部では、国内ロータリークラブや米国の宗教団体等からの義足の寄付、オランダ政府等からの義足部品の寄付、オーストラリア団体からの義足製作設備投資のための資金提供などがありますが、このような寄付は障害者の需要を満たすほどの数ではなく、ほとんどの義足を必要とする障害者が、まともな職につけず、貧困の連鎖に飲み込まれてしまっているというのが実情です。またさらに、貧困層では、たとえ義足の寄付を受けられても、修理やメンテナンスの場所・機会がなく、穴や亀裂のある義足を装着し続けて断端(切断部)に傷を作って、結果そこから再び壊疽となり再切断となってしまったり、体型の変化等で義足が合わなくなった結果、家に引きこもる障害者も多いというのが現状です。
私は、これはフィリピンだけの問題ではなく、全世界的な問題であると考えました。私が見た糖尿病壊疽のような彼が、そして彼の家族のような人たちが、世界中にたくさんいることに、強い憤りを覚えました。そしてこの問題を解決するために、低コストで義足製作を提供可能にする、本プロジェクトにかかる製品の開発に取り掛かったというのが、そもそもの開発に至った経緯(動機)です。
帰国後、慶應義塾大学の研究員として、起業家として、また多方面から多くの協力を得ながら、3年間をかけて義足用の3Dプリンタ、義足用の3D-CADから構成される「超低価格義足製作用ソリューション」の開発を完成させました。私は今、私のこのソリューションが、開発途上国の義足にまつわる絶望的な状況を解決する手段になり得る、そして、自分ならこの問題を解決できる、と自信を持っています。
ぜひ私たちと一緒に、アンフェアな世界を変え、世界中の義足ユーザーさん、義肢装具ユーザーさんのQOLを向上させる世界の実現を目指してみませんか?