日本人CEOの総括の下で、コンゴ民主共和国Kwango州Kengeを対象サイトとする医療従事者およびコミュニティボランティアを対象としたデジタルソリューションSPAQに関する研修およびOJTの実施を支援する。

1. 現地派遣前

- プロジェクト・製品関連文書の理解

- 研修資料作成補佐、遠隔での研修準備補佐（本人の経験・能力に応じて調整）

2. 第一回渡航（2023年11月13日の週で1週間程度の渡航を想定）

合計３日間の研修のうち、最初の２日間は現地産婦人科医とともに、現地医療従事者（合計10名程度）に対する産科健診（エコーによる胎盤の位置評価およびパルトグラム等）に関する研修の設営・実施支援を行う。SOIKの現地スタッフとの連携のもとで、研修運営のサポートや、エコー手技を有する応募者の場合には、実習における超音波検査の個別指導などが求められる。

最終日はコミュニティボランティアによるデジタル問診アプリの使用方法の実習およびアクションプランの作成を行う。原則としてSOIK現地スタッフ主導で行われるため、業務は運営補佐が想定される。

研修期間中にOJT中のデータ分析内容や週次フィードバック内容等について関係者と協議を行い、業務内容を固める。

3. OJT中の遠隔業務（最も貢献が期待される業務）

研修後の11月下旬から2月頭までの２ヶ月半の期間、研修参加者である医療従事者およびコミュニティボランティアは、SOIKのデジタルソリューションSPAQを活用したOJTを行う。そこで応募者は以下の業務を行うことが期待される。

• デジタル健診データの分析：SPAQのWEBアプリに蓄積されたデータを週次で分析・集計して概要を報告する。（例：データが極端に少ない施設の特定、エコー画像の質の評価等。応募者が読影ができない場合には、現地産婦人科医との連携を想定。）
• OJT遠隔指導：分析結果に基づき、必要に応じて研修参加者に指導を行う。（例：記入内容のミスの指摘、エコー画像の質のフィードバック等）
• 研修員への週次フィードバック：研修員個人ごとのデータ入力件数や質をカテゴリごとにまとめ、WhatsAppを通じて共有する。客観的なフィードバックを与えるとともに、参加者間の議論を活性化させ、学習コミュニティを形成する目的もある。
• 終了時評価準備補佐：現地滞在中の確認事項の整理等

4. 第二回渡航（2024年2月5日の週で1週間ほどの渡航を想定）

- 終了時評価実施補佐、一部報告書作成補佐

・開発途上国での実務経験、特に仏語圏アフリカでの経験があるとよい

・産科超音波エコーの使用経験または指導経験があるとよい。海外における指導経験があればなおよい。

・分野を問わず、データ分析、視覚化の経験があるとよい。

・分野を問わず、遠隔学習や学習コミュニティ形成の経験があるとよい。

・業務委託費または謝金として１ヶ月あたり２０万円程度（３ヶ月分）

・海外渡航に必要な費用（日本国内旅費、予防接種、日当・宿泊費を含む）

以下の文書をinfo@soik.co.jp宛に送付してください。

1. 履歴書（言語、様式自由）

2. 志望動機（A4　２ページ以内で、以下の内容について記載してください。）

　① この業務を応募した理由と期待すること

　② 関連する業務経験・強みと課題・懸念点

　③ この業務のキャリア上の位置付け

・感染症や政治・治安情勢または日本の政策動向によって、渡航自体が取りやめになる可能性があります。

・募集期間内であっても、適任者が決定次第、募集を締め切ります。