職務内容
- 職務分野
- 貧困削減、保健医療、民間セクター開発、情報通信技術、多岐にわたる分野
- 業務期間
- 2021/04/16 ~
- 休日
- 時間外労働
- その他業務条件
- 業務内容
開発途上国の貧困層の、栄養の偏りから糖尿病で足を切断せざるを得なかった障害者の方々に、3Dプリンタで作った義足を提供する、2018年創業のハイテク・スタートアップ企業です。
2019年には、AIスタートアップの日本1を決めるコンペにて2位、2020年にはSDGsに貢献するスタートアップ1位として世界大会の日本代表に選ばれるなど、注目度の高い会社です。
現在はフィリピンと日本にオフィスがあり、日本オフィスでは技術開発拠点として、主に新しい3Dプリンタやソフトウェアなどの新製品の開発をメインの業務としています。
今回は、義足製作に用いる3Dプリンタ(FDMタイプ)のアップデート開発を担当する、3Dプリンタの開発スタッフを募集します。
CTOやその他弊社のエンジニアと一緒に3Dプリンタのアップデートのために手を動かしていただいて、その行った改良を、フィリピン現地工場で働くフィリピン人エンジニアにリモートで指示を出しながら、フィリピンに備え付けれている3Dプリンタにも適応させていく、という仕事内容です。
能力に応じて、現行品だけでなく新規開発品に関しても開発をお願いさせていただく可能性があります。弊社のCTOとがっぷり組んで、コミュニケーションを取りながら、二人三脚で、3Dプリンタのや、その他義足パーツの電機エレメントなどの開発に取り組んでいただきます。
・オフィスは東京メトロ「新御茶ノ水駅・小川町」から徒歩3〜4分ほど。JR「御茶ノ水」、東京メトロ「神保町」からも近く、通勤に便利です。
・服装はデニムなどカジュアルでOK。
・社員7名ほどの研究開発を行っているまだ新しい会社です。
・メンバーは30〜40代の技術職が中心で、落ち着いた雰囲気です。
入居しているビルは、トヨタグループやベンチャー企業が多く入っているところです。
ビルには、カフェコーナーもあり、ラウンジでは、セルフでのコーヒー無料サービスもあります。ラウンジや屋上でのランチや休憩も可能です。周辺は飲食店も多くあるエリアです。
・週に1・2日〜のパートタイム勤務も可能です
・業務の進行状況に合わせて、一部テレワークも可能です。(一部在宅OK)- 職種
- 製造・生産系
- 勤務形態
- 契約
- 働き方
- 短期間、週に数日間のみ、フレックス、副業・掛け持ち、業務委託
応募条件
- PARTNERでは斡旋、マッチングは行っておりません。詳しくは規約をご確認ください。
- ウェブ応募時の個人登録者の個人情報の扱いは案件を主管する登録団体の定めによることとします。尚、Web応募を実施することにより、団体に対するプロフィール公開項目の提示に同意したものとみなします。
- 語学力
- 英語
- 英語力(資格の有無は問いませんが、英検2級、ないしTOEIC600点程度の英語力、またはそれに相当する海外経験に基づく英語力)
- 学位
- 学士あるいは同等程度
- 技術資格
◎必須
・FDMタイプの3Dプリンタの利用経験
・Arduinoその他プログラマブル回路によるデバイス開発経験
・3D-CADソフトウェアによるデバイス設計経験(3D-CADモデリング)
・モータ(DCモータ、ステッピングモータ等)制御の経験
・英検2級、ないしTOEIC600点以上の英語力
◎歓迎
・アナログ回路の開発経験(センサ・電源)
・プリント基板の設計経験
・SolidWorksによる機械設計の経験
・SolidWorksを用いた機械強度解析の経験
・SolidWorksを用いた熱流体解析の経験- その他必要な業務経験・能力
◎必須
・ソーシャルビジネスや開発途上国・アジアへの関心◎歓迎
・開発途上国でのお仕事の経験
・スタートアップやベンチャー企業などでの経験
給与・待遇
- 待遇
応相談
経験や能力に応じて相談- 福利厚生
- 交通費支給
- 加入保険
応募について
- 応募方法
【応募方法】
メールアドレス( recruit@instalimb.com )に以下の書類の送付。
1. 履歴書
2. 職務経歴書(特に関連する業務経験について詳しくご記載ください。履歴書に併記の形でもかまいません)
3. ご自身の英語力を示すことができる書類(形式自由)
4. ご自身のご希望の勤務形態について、メール本文にご記載ください- 募集人数
- 1
- 募集期間
- 2021/03/31 00:00 ~ 2021/06/30 23:59
世界で最も脆弱な「開発途上国の貧困障害者」を救出する、3Dプリンタ開発エンジニアを募集します!
インスタリム株式会社
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勤務地
勤務形態
働き方
お問い合わせ先
- 担当者氏名
- 徳島 泰
- 電話番号
- 03 6805 5356
- メールアドレス
- recruit@instalimb.com
- ホームページ
- https://instalimb.com
- 担当者から一言
■なにをやっているのか
開発途上国の貧困層の、栄養の偏りから糖尿病で足を切断せざるを得なかった障害者の方々に、3Dプリンタで作った義足を提供する、というビジネスをしています。
2018年創業のハイテク・スタートアップ企業です。
・2019年には、AIスタートアップの日本一を決めるコンペにて2位、
・2020年にはSDGsに貢献するスタートアップ1位として世界大会の日本代表に選ばれる
など、注目度の高い会社です。
現在はフィリピンと日本にオフィスがあり、日本オフィスでは技術開発拠点として、主に新しい3DプリンタやCADソフトウェア、その他の新製品の開発をメインの業務としています。
(ぜひWEBページの動画などをご覧ください)
■なぜやるのか
代表取締役CEOの徳島です。
この義足の事業は2014年に私が青年海外協力隊員であった際に始めました。私がフィリピンにて、義足を購入できない糖尿病性壊疽の患者(足が腐敗した糖尿病の患者)に出会ったことが、この事業を始める大きな動機になっています。
その彼は、フィリピンのボホール島の片田舎の貧困エリアに住む男性でした。ただ机と椅子と聴診器や血圧計があるというだけの、医療施設だとはとても言えないような街の小さなクリニックでの出会いでした。
彼は2年ほど前から糖尿病であると言い、すでに足先の肉は爛れて少し骨が見えていて正視できないようなひどい状態でした。私からの質問に、痛く辛そうな顔で、自分は高校生と中学生の子供もがいる働きざかりの40代であると話してくれました。今は子供が自分の代わりに働きに出ており、そのせいで子供がまともに学校に行けていないことも。私は彼に切断手術をしないのかと尋ねました。彼は、切断の手術を受けても糖尿病の場合は再切断をすることになるので意味がない、と返しました。私は壊疽の毒が体に回ると危険なことを説明しました。そして重ねて、義足を履けば運動もできるし、糖尿病は回復することができること、再び働きにも出られるのではないか、と尋ねました。男性は何も言いませんでした。
後に私は、その地域にはそもそも義足の製作所は一つもなく、義足の購入がほぼ不可能であることを知りました。数週間後再びそのクリニックを訪ねた際に、彼が亡くなったことを知りました。彼の家族はどうしたのかと聞いても、誰も何も答えてくれませんでした。
フィリピンの低開発地域における貧困層の住民は、主に栄養状態の劣悪さによって糖尿病に罹患することが非常に多く、膝下切断処置を受けた義足適合の患者と、糖尿病性壊疽患者などの潜在的義足ユーザーを合わせて、123万人(当社調べ)が膝下義足を必要としています。しかしこのような状況にも関わらず、義足の価格が高価であることが大きなハードルとなり、そのうちの96%(118万人)が義足を持つことができずにいます。
フィリピンの都市部では、国内ロータリークラブや米国の宗教団体等からの義足の寄付、オランダ政府等からの義足部品の寄付、オーストラリア団体からの義足製作設備投資のための資金提供などがありますが、このような寄付は障害者の需要を満たすほどの数ではなく、ほとんどの義足を必要とする障害者が、まともな職につけず、貧困の連鎖に飲み込まれてしまっているというのが実情です。またさらに、貧困層では、たとえ義足の寄付を受けられても、修理やメンテナンスの場所・機会がなく、穴や亀裂のある義足を装着し続けて断端(切断部)に傷を作って、結果そこから再び壊疽となり再切断となってしまったり、体型の変化等で義足が合わなくなった結果、家に引きこもる障害者も多いというのが現状です。
私は、これはフィリピンだけの問題ではなく、全世界的な問題であると考えました。私が見た糖尿病壊疽のような彼が、そして彼の家族のような人たちが、世界中にたくさんいることに、強い憤りを覚えました。そしてこの問題を解決するために、低コストで義足製作を提供可能にする、本プロジェクトにかかる製品の開発に取り掛かったというのが、そもそもの開発に至った経緯(動機)です。
帰国後、慶應義塾大学の研究員として、起業家として、また多方面から多くの協力を得ながら、3年間をかけて義足用の3Dプリンタ、義足用の3D-CADから構成される「超低価格義足製作用ソリューション」の開発を完成させました。私は今、私のこのソリューションが、開発途上国の義足にまつわる絶望的な状況を解決する手段になり得る、そして、自分ならこの問題を解決できる、と自信を持っています。
私たちと一緒に、アンフェアな世界を変え、世界中の義足ユーザーさん、義肢装具ユーザーさんのQOLを向上させる世界の実現を目指してみませんか?