職務内容
- 職務分野
- 運輸交通、援助アプローチ/戦略/手法
- 配属先
- JICAフィリピン事務所
- 休日
- 時間外労働
- その他業務条件
- 本件の契約期間は2021年10月1日~2023年9月末日までの予定です。なお、赴任期間は2021年10月下旬~2023年9月末日までを予定しています。契約月の約3週間、赴任前研修を受講していただきます。派遣時期及び派遣期間については、変更の可能性もある点をご了解ください。また、書類選考、面接選考に加え、健康診断に基づく当機構顧問医による判定を経て、採用内定となります。詳しくは「健康診断について」(https://partner.jica.go.jp/servlet/servlet.FileDownload?file=0152t000000EPYr)をご覧ください。
- JICAからのひとこと
- 本件は再公募です。ASEANの一員として目覚ましい成長を続けているフィリピンにおいて、運輸・通信分野を担当する本ポストは、フィリピンの将来に大きく貢献するものです。本ポストでは、プロジェクトマネジメントの経験を積むことが出来るだけでなく、政府高官等との関係作りを通して、より高度な調整力やコミュニケーション力といった能力も鍛えることが出来ます。フィリピンの国造りに熱い思いをもって取り組んでいただける方、そして本ポストを通して更なる自己成長を遂げたい方のご応募をお待ちしております。※本案件は緊急性に鑑み、企画調査員(企画)一括公募ではなく個別に公募を行うものです。
- 求められる資質と能力
- 本件は格付け B号です。
- 本件で求められる資質と能力は以下の通りです。
- 分野・課題専門力:★★
- 総合マネジメント力:★★
- 問題発見・分析力:★★★
- コミュニケーション力:★★
- 援助関連知識・経験:★★
- 地域関連知識・経験:★★
- [★★★:非常に重視する ★★:重視する ★:参考程度 -:不問]
- ※格付けについては本ページ「類似業務経験年数」の項目を参照ください。
- ※国際協力人材に求められる6つの資質と能力について
- 案件の背景
- フィリピンにおいては、ドゥテルテ政権樹立後(2016年)、その頻度が増している日比首脳会談等を通じて外交関係がより強固なものとなり、二国間の経済協力も活発化している。この中で運輸交通セクターに関するJICA協力は円借款による空港・鉄道・道路分野等への支援、主要都市圏における交通計画マスタープラン、マニラ首都圏における交通管理計画の作成、専門家派遣等を幅広く実施中である。 一方、同国における運輸インフラの現状は深刻を極めている。特に首都圏の交通渋滞による移動コストは(コロナ禍前の時点で)1日35億ペソに上ると推定されており、当該状況はコロナ禍による経済活動規制を踏まえて一時的に緩和されているものの、中長期的な課題として、運輸インフラ整備(成長回廊の運輸・物流ネットワークの改善、首都圏の混雑緩和)や路面交通の改善(交通管理計画の策定、New Normal下での規制・管理方針の策定)を一層推進していく必要がある。 加えて、コロナ禍の下での経済活動の規制の中で、フィリピン全土、特に首都圏以外の地方部における通信分野の整備の必要性が認識されることとなった。経済開発企画庁(NEDA)が策定したコロナからの復興計画においても重要課題の一つとして掲げられており、フィリピン政府としても特に首都圏外の地方部・島嶼部等での通信インフラの整備に喫緊に取り組んでいく方針である。
- 業務/委嘱の目的
- (案件形成促進) ・担当分野(運輸交通網整備及び通信)における情報を広く収集、分析し、協力の方向性を検討すると共に、新規案件の形成を促進する。 (事業監理) ・採択・承諾済み案件の立ち上げ及び実施中案件の事業監理とモニタリングを行なう。また、終了済案件の課題整理等を行う。
- 期待される成果
- ・担当分野におけるフィリピン国政府、ドナー等の情報が整理される。 ・担当分野における協力方針(案)が作成される。 ・新規案件の形成が促進される。 ・採択・承諾済の新規案件について、事業が計画に沿って開始される。 ・実施中案件について、適切な事業監理により活動が遅滞なく実施される。 ・終了済案件の課題分析が行われ、適切なフォローアップ対応がなされる。
- 業務内容
- JICAフィリピン事務所長の指示のもと、以下の業務を行なう。
(案件形成促進)
・担当分野(運輸・通信)におけるフィリピン国政府の政策、主要ドナーの動向、日本側の方針、統計データ・過去事例の教訓当を分析・整理する。
・担当分野の課題抽出を行なう。
・担当分野の協力方針(案)を作成する。
・新規案件(有償資金協力、技術協力、無償資金協力)の発掘、形成を促進する。
(事業監理)
・事業サイトの視察、フィリピン国側・日本側関係者からの情報収集、各種報告書等を通じて案件の進捗を把握する。
・島嶼計画との乖離や事業実施上の課題が発生した場合には、関係者と協議の上、解決に向けて必要な対策を講じる。
・担当案件において、各種実施計画の作成等の必要な事務業務を行なう。
(現時点での案であり、今後変更される可能性があります)
※現時点での案であり、今後変更される可能性があります。 - チーム構成(日本側専門家構成)・プロジェクト全体構成
- JICAフィリピン事務所は、所長1名、次長5名、所員10名、企画調査員9名(本ポストを含む)およびナショナルスタッフ37名の体制です。
- 案件関連参考情報
応募条件
- PARTNERでは斡旋、マッチングは行っておりません。詳しくは規約をご確認ください。
- ウェブ応募時の個人登録者の個人情報の扱いは案件を主管する登録団体の定めによることとします。尚、Web応募を実施することにより、団体に対するプロフィール公開項目の提示に同意したものとみなします。
- 語学力
- 英語
- 英語 以下のレベル以上であること 1)高いコミュニケーション能力を有する。 2)TOEIC730点、TOEICS&W290点、TOEFL550点(CBT213点、iBT79点)、英検準1級、国連英検B級、IELTS 6.0、ケンブリッジ英検FCE以上 ※その他の資格試験については、 「専門家語学ガイドライン」参照。
- 学位
- 学士あるいは同等程度
- 技術資格
- インフラ分野業務経験はファイナンス関連業務、円借款及び関連する調査業務等を含む。比国での業務経験であればなお望ましい。
- 類似業務経験年数
- 5年以上
- 青年海外協力隊経験
- 不問
- その他必要な業務経験・能力
- 以下の経験が望ましい
●JICA企画調査員経験
●JICA業務調整員の経験
●JICAでの業務経験
●国際機関での業務経験
●運輸交通、通信等のインフラ分野国内外5年以上の業務経験
待遇
- 待遇
- 待遇は、JICAの規程にもとづき決定されます。派遣される際に居住している国、家族の随伴の有無などの条件によって異なりますが、現在の概要については「企画調査員の待遇・諸制度の概要について」をご覧ください。
応募について
- 応募方法
- 1.国際協力人材登録の完了(及び企画調査員(企画)ロスター登録)
応募にあたっては、国際協力人材登録を完了していることが必要です。併せて、企画調査員(企画)案件へ応募の場合、企画調査員ロスター登録を完了していることが必要です。(詳細はこちらをご参照ください)
※新規登録手続きには、3営業日程度を要しますので、お早めに登録下さい。
※簡易登録ではご応募できませんので必ず「国際協力人材登録」を完了させて下さい。
2.必要書類一式の添付
募集期間中に以下の必要書類をPARTNERのマイページ上で提出していただきます。PARTNERにログインした状態で各求人情報のページを開き、最上部もしくは最下部の「この案件に応募する」ボタンから応募画面で、以下の必要書類を添付してください。マイページを使用しての応募方法の詳細は公募案件FAQ集をご確認ください。なお、マイページの応募機能で添付できるファイルのサイズは1ファイル5MB、総容量10MBまでとなっておりますのでご留意願います。
(1)専門家履歴書(提出必須) ※PDFで提出
国際協力人材登録後、画面下部「履歴書作成はこちら」(ログイン後表示されます)より作成いただけます。本機能で作成した専門家履歴書以外で応募いただいた場合、失格の可能性がありますのでご注意ください。PDFファイルのタイトルについては次の例にならって履歴書、応募者氏名、応募書類提出日の順に記載ください(例:履歴書(国際太朗)20130301.pdf)。履歴書作成にあたり、直近(2010年以降)の職歴については、長期にわたる空白期間がないよう記載ください。3か月以上の空白期間がある場合、説明(例:自己研鑚、育児介護など)を付すようにお願いいたします。不明な期間に関して、直接お問い合わせをすることもあります。なお、入力手順に不明点がある場合は、PARTNERを運営しているPARTNER事務局(jicahrp@jica.go.jp)までお問い合わせ下さい。
記入例は、こちらをご確認ください。
(2)写真(提出必須) ※「Word」ファイルに添付して提出
Web応募では履歴書の写真欄に写真の添付ができなくなりましたので、別途履歴書用の写真をWordファイルに添付してご提出ください。提出にあたっては写真貼付台紙をご活用ください。写真は6ヶ月以内の撮影で、前向き、上半身、脱帽のものとしてください(デジタルカメラ等で撮影したものでも可)。Wordファイルのタイトルは次の例にならって、応募者氏名、提出日の順に記載ください(例:国際太朗(20130301).doc)。サイズオーバーにご注意願います(ファイルの推奨サイズ200KB程度)
(3)業務企画書(提出必須) ※「Word」ファイルで提出
氏名、応募案件名を明記の上、応募する案件の業務内容を踏まえ、以下の点について記述して下さい。なお、様式はありませんが、形式はA4版(縦ページ・横書)、目安として1行の文字数を35字及び行数を35行程度とし、分量は3枚以内となるようにして、Wordで作成し添付して下さい。Wordファイルのタイトルについては次の例にならって業務企画書、応募者氏名、応募書類提出日の順に記載ください(例:業務企画書(国際太朗)20130301.doc)。
なお、複数(2案件まで)の公募案件へ応募を希望される場合、業務企画書および、応募連絡書備考欄へ記載してください。
① 本件業務に「求められる資質と能力」の内、特に「★★★」並びに「★★」としている項目を参考にして、本業務に対応可能であることを説明して下さい。 なお、以下の点を含めるようにして下さい。
a. ご自身の長所・短所
b. 具体的な経験・実績
② ご自身で収集した本案件に関連する情報を分析したうえ、本業務を進める上でご自身が優先的な取組みが必要と考えること、留意すべきこと、具体的に実施しようと考えていることについて述べて下さい。
③ ご自身の事務処理について経験例を挙げて、自己評価して下さい。(業務調整の場合は、経理処理についても、具体的な経験を引用し、自己評価して下さい。)
※なお、履歴書上で、公募条件に「必須」と記載の条件を満たしているかどうかの有無が確認できない場合、業務企画書中に「必須」の条件を満たすことを示す経験、資格等を記載して下さい。
(4)語学資格証明書(写) ※PDFで提出
語学証明書の内容は選考の際に重視しておりますので、語学力を証明する書類を添付して下さい。 PDFファイルのタイトルについては次の例にならって語学資格証明書(写)、応募者氏名、応募書類提出日の順に記載ください(例:語学資格証明書(国際太朗)20130301.pdf)。
(5)海外居住状況確認書(提出必須) ※「Word」ファイルで提出
派遣時の待遇を検討するため、「企画調査員専用の海外居住状況確認書」に回答のうえ、添付してください。Wordファイルのタイトルについては、次の例にならって記載してください(例:確認書(国際太朗)20210101.doc)。選考に関わるものではありませんが、必ず提出してください。海外に居住する方(機構の専門家、JICA海外協力隊等として海外に在住している場合を含む)が応募する場合には、日本に居住する方を派遣する待遇と異なる制度が適用されることがあります。 - 応募書類
- ・専門家履歴書
- ・業務企画書
- ・写真(所定の写真貼付台紙に貼り付け)
- ・語学証明書
- ・海外居住状況確認書
- 募集人数
- 1名
- 募集期間
- 2021/04/16 00:00 ~ 2021/04/28 12:00
- 選考手順
- 書類選考、面接選考、語学証明書、健康診断の結果等を総合的に判断して候補者を決定します。
1. 応募書類に基づく書類選考結果通知
5月21日頃までに、書類選考結果をPARTNERに登録されたメールアドレスに通知します。書類選考合格者に対しては別途面接前検査(Web経由)のご案内をしますので、必ず事前に受検をお願いします。
2. 面接選考
5月24日(予定)
※事前に案内した面接前検査(Web経由)を受検していることが必要となります(受検されない場合、面接選考の対象外となります)。
※原則として当方が指定した日程以外での面接は実施しません。
※なお、面接は東京都千代田区二番町のJICA本部にて対面またはオンラインにて行います。現在、専門家・企画調査員等の公募案件について、海外・国内居住のいずれの方もオンライン形式での面接を行っております。詳細については書類選考合格された方への面接案内をご確認ください。また、貴方の滞在地によっては、時差により深夜や早朝の時間帯での案内となる場合がございます。予めご了承ください。
3. 面接選考結果通知
6月9日頃までに、面接選考結果をPARTNERに登録されたメールアドレスに通知します。
4. 面接選考合格後に健康診断等を実施します。
※選考結果及びその理由についての個別の照会には一切お答えできません。また、応募書類は返却いたしませんのでご了承ください。 - 応募時の注意事項
- 次に該当する方はご留意の上ご応募ください。
・JICA案件に従事中の方が本件に応募するために任期を短縮、もしくは辞退して本件に応募することは、複数の関係部署に影響を与える可能性があります。やむをえず応募される場合は、前述の状況をご理解いただいた上での応募をお願いいたします(草の根技術協力、技術協力プロジェクト、開発計画調査型技術協力等、所属先が法人として請け負っている業務に従事している場合も含む)。なお、現職者が応募した場合に限り、人選手続き後、契約期間を調整する可能性があります。
・契約期間は、各案件概要表の記載のとおりで、原則、契約期間の延長は行いません。
・ 気候、風土が日本とは大きく異なる、医療事情も良好とは言えない開発途上国で国際協力に従事していただくためには心身の健康が最も重要です。以下のサイトに、過去に健康上派遣不可となった場合の例を記載していますので、これらに該当する場合はご留意ください。
https://partner.jica.go.jp/servlet/servlet.FileDownload?file=0152t000000EPYr
・面接合格後、担当の部署より派遣候補者となった方に対し「新型コロナウイルス感染症流行下における海外渡航行動規範」等について、説明をいたします。派遣手続きの開始にあたり、同内容について「渡航に関する同意書」のご提出をお願いいたします。
以下に該当する方は、必ず応募時にお知らせください。
・本件以外のJICA案件に応募・選考中または応募予定の方は、応募画面の備考欄に必ずその旨記載してください。ただし、募集ポストによっては複数同時応募を禁止しているものもありますので、他の募集要項での応募制限の有無をご確認ください。なお、公募同士の応募は最大2件までとします。ただし、複数案件書類選考合格となった場合、原則として、先に面接選考合格となった案件が派遣案件となります(先行案件の合格通知と同時に、もう一つの案件の人選プロセスは審査対象外となります)。予めご了承ください。
選考後、契約を決定するために必要な条件
選考に合格した後、以下の条件が整うことにより最終的に内定者となります。また、派遣国の治安状況等によっては派遣の延期、中止となる可能性があります。
・健康診断に基づく当機構顧問医の判定
面接合格者に対して、JICA所定の健康診断を受診いただき、JICA顧問医が派遣可能かを判断します。その結果が問題なければ、採用内定者となり、派遣手続きを担当部署(調達・派遣業務部 派遣業務第三課)と行っていただきます。
健康診断の結果判定が出るまでは採用内定とはならず、派遣手続きを開始することができませんので、選考結果通知メールに添付された案内に従って、健康診断の予約・受診をお願い致します。なお、健康診断に要する費用は自己負担となります。採用にかかる手続きについては人事部労務課からご連絡致します。
・語学証明書の提出が無い場合、原則として、語学要件を満たすレベルの語学資格の取得
【公募案件】(再公募)フィリピン 企画調査員(企画) 運輸・通信
独立行政法人国際協力機構(JICA)国際協力調達部 契約推進第一課/第二課
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JICA調達・派遣業務部人材確保課
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〒102-8012 東京都千代田区二番町5-25 二番町センタービル