１ 草の根無償について

大使館が行う草の根無償とは、ODA（政府開発援助）のスキームのひとつであり、非営利団体（地方公共団体、NGOなど）が実施する、草の根レベルの住民に直接裨益するプロジェクトに対し資金供与を行うものです。詳細は以下を参照ください。

【参考】草の根・人間の安全保障無償資金協力（外務省ウェブサイト）

 https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shimin/oda_ngo/kaigai/human_ah/index.html

２ 外務委嘱員の業務

外部委嘱員は、当館との業務委嘱契約に基づき、コソボにおける草の根無償の案件形成、実施及びフォローアップに関わる業務に当たります。具体的な業務としては次のものが挙げられます。

・申請案件の受付、管理、事前調査

・実施中及び実施済み案件の管理、モニタリング

・申請・実施団体との連絡及び協議

・各種報告書作成

・案件の発掘、形成

・完了案件のモニタリング及びフォローアップ調査

・贈与契約の署名式、各種式典アレンジ等の補助業務

・委嘱契約書記載の草の根・人間の安全保障無償資金協力関連業務

なお、草の根無償は国の施策としての業務のため、供与団体の選定、案件採択，資金供与などの政策判断は大使館の担当者が行います。そのため、外部委嘱員は大使館が行う政策判断に必要な事前調査、申請団体との調整、要請書・報告書の取付け、モニタリングなどの作業を担当するものです。

（１） 契約形態

外部委嘱員制度とは、在外公館が外部委嘱員との委嘱契約に基づき、草の根・人間の安全保障無償資金協力の補助業務を委嘱するものです。外部委嘱員は館員としての地位を有さず、外交使節団の構成員として特権・免除を受けることはできません。外部委嘱員は大使館と草の根無償の業務にかかる業務委嘱契約を交わし、委嘱契約期間、同業務委嘱に対して大使館が毎月一定額の謝金を払うというものです。雇用ではなく委嘱契約であるため、各種の待遇は適用されず、例えば、健康・傷害保険、年金や旅券取得、当地就労に必要なビザについては個人で手配することになります。

（２）謝金

外務省の規定に準じる（応募者の専門性に応じ加算される場合あり）。

（３）住居費

日本から当地に渡航して業務を行う場合には限度額内で支給。

（４）渡航にかかる費用

日本から当地に渡航して業務を行う場合には往復航空賃（ディスカウント・エコノミー）、空港使用料、往路分支度料、予防接種料等を支給。

応募条件

（１）英語及び日本語で文書作成、会話、交渉が可能であること。

（２）開発及び経済協力に関する一定の知識と強い関心を有すること。

（３）心身共に健康であること。

（４）大学卒業又は同等の学歴を有すること。

（５）各種報告書作成に必要な基本的ＰＣスキル（ワード・エクセル・パワーポイント等）を有すること。

応募方法

（１） 件名に【草の根外部委嘱員応募】と明記の上、以下の応募書類を２０２４年８月１８日（日）２３：５９までに担当者（下記６）にメールで送付してください。

ア 写真を添付した履歴書（和文、書式自由）

イ 志望理由（和文Ａ４サイズ１枚程度。簡潔具体的に）

ウ 英語力を証明できる資料

エ 最終学歴を証明する書類

（２） 選考方法

書類選考合格者を対象にオンライン面接試験（９月第１週頃を予定）を実施します。

※書類選考不合格者に対しては当館から連絡をいたしません。採用過程・結果に関する問い合わせ等には、一切お答えできませんので、ご了承願います。

※メール添付の容量が3Mを超えないようにしてください。

※履歴書にはメールアドレス及び電話番号を必ず明記ください。

※応募書類は採用選考の目的のみに使用し、個人情報等の秘密を厳守いたします。

※応募時に提出された書類は返却いたしませんのであらかじめご了承願います。