職務内容
- 職務分野
- 貧困削減、保健医療、民間セクター開発、情報通信技術、多岐にわたる分野
- 業務対象国/勤務地
- アジア フィリピン / 関東 東京都
- 東京オフィス(東京都墨田区横川1-16-3 Center of Garage Room 6)/海外オフィス(フィリピン:マニラ首都圏、インド:デリー)
- 業務期間
- 2025/06/16 ~
- 就業時間
- 09:00 ~ 18:00 (休憩時間: 12:00 ~ 13:00 )
- 就業時間は一例で、フレックスタイム制となります。(標準労働時間1日8時間:コアタイム11:00~15:00)
- 休日
- 土、日
- 時間外労働
- あり
- 月平均残業時間:30時間
- その他業務条件
- ■雇用形態 契約社員(その他の契約形態も柔軟に対応可能) ■勤務地 東京オフィス:東京都墨田区横川1-16-3 Center of Garage Room 6 ※その他海外オフィス(フィリピン マニラ首都圏、インド デリー)へ、年2~3回程度 各出張ごとに1~2週間ほど可能性あり ※リモート勤務も必要に応じて可能 ■休日休暇 完全週休2日制 有給休暇 慶弔休暇 産休、育休
- 業務内容
<業務内容>
世界には、義肢装具を購入できない人が9千万人も存在しています。
当社はこの社会課題を「3Dプリンティング × AIテクノロジー」という新技術で、一人ひとり異なったその人だけの形状を備えた「マス・カスタマイゼーション」の義肢装具(義足)を開発・製造し解決することを目指すスタートアップ企業です
世界的なスタートアップコンテストであるXTCにて日本予選1位通過、J-StartupとJ-Startup Impactの両方に採択されるなど、注目をいただいています。
現在は東京に本社を構え、フィリピン・インドを主な拠点として活動中です。社会的意義がある事業を通じて自らの手で国際貢献を行っていきたい方を広く仲間として求めています。
<募集するポジション>
今回は、ハードウェアの開発を担当する、機械エンジニアを募集します。
弊社のデジタル義肢装具製作ソリューションとなる3Dプリンタの開発や、義足そのものの開発まで幅広く担当します。ただ、各製品には担当マネージャがいるため、彼らの指示のもとに、下記業務を行うイメージです。・具体的な業務内容
治具、補助器具、試験治具等の設計・製作
自社製3Dプリンタ(FDM方式中心)の機構開発、試作、評価
義肢(義足部品)に関する設計・耐久試験
新素材や構造の検討、データ整理・技術資料作成
担当プロダクトマネージャの指示のもとでのプロジェクト遂行【応募要件】
■必須スキル
大手メーカーや大企業などでの機械設計経験(3年以上)
SolidWorksの使用経験
FDM等3Dプリンタを活用した試作経験■歓迎スキル
DR, DRBFM,FTA等を用いたプロジェクト管理経験
設計工数見積、原価管理経験
3D-CAD(Rhinoceros/Grasshopper)を用いたサーフェイスモデリング、パラメトリックモデリングの経験
CAEを用いての開発経験
プリント基板の設計経験
アナログ回路の開発経験(センサ・電源)
スタートアップやベンチャー企業などでの経験
SDGsやソーシャルビジネス、開発途上国・アジアへの関心
開発途上国でのお仕事の経験、海外勤務への興味
【求める人物像】
このようなチャレンジングなポジションに必要なのは、十分なスキルというよりむしろ、「ビジョンに挑んでいただける熱」と「全く新しい分野に挑戦できる学習意欲」だと思っており、そういうパッションのある方と、ぜひ一緒に新しいものづくりを構築していければ、というのが私たちの願いです。
- 職種
- 技術系(IT・ソフトウェア・通信技術)
- 勤務形態
- 契約
- 働き方
- テレワーク、海外勤務、フレックス、副業・掛け持ち、業務委託
応募条件
- PARTNERでは斡旋、マッチングは行っておりません。詳しくは規約をご確認ください。
- ウェブ応募時の個人登録者の個人情報の扱いは案件を主管する登録団体の定めによることとします。尚、Web応募を実施することにより、団体に対するプロフィール公開項目の提示に同意したものとみなします。
- 語学力
- 英語
- 英語ドキュメントの読解や、チャットなどでの簡単なやりとりが英語でできる(目安:TOEIC 400点程度)
給与・待遇
- 給与レンジ(月額:円)
- 30~40万未満
- 昇格あり、賞与あり
- 待遇
想定年収: 449万円 ~ 593万円(賞与込)
月給:345,645円~456,719円
内訳:
基本給 280,000円+みなし残業代(30時間分) 65,625円)~基本給 360,000円+みなし残業代(30時間分) 86,719円)
※固定残業時間超過分については、別途支給いたします。
※給与は、保有されるスキル・経験・能力により優遇、相談の上、決定します。- 福利厚生
- 交通費支給、時間外手当支給、完全週休2日制、各種社会保険完備
- 昇給・昇格(年一回) 賞与あり 交通費支給 時間外手当支給 各種社会保険完備
- 加入保険
- あり
- 各種社会保険完備
応募について
- 応募方法
【応募方法】
下記URLよりご応募ください。
■応募用URL
https://herp.careers/v1/instalimb/YEdy7XujNQfW
- 募集人数
- 1名
- 募集期間
- 2025/06/11 00:00 ~ 2026/06/17 23:59
- 応募時の注意事項
その他の募集ポジションの情報は当社ウェブサイトでご確認いただけます。
機械設計エンジニア募集|3Dプリンタ×義肢で世界の福祉課題に挑む社会的スタートアップ
インスタリム株式会社
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勤務地
勤務形態
働き方
お問い合わせ先
- 担当者氏名
- 佐藤
- 電話番号
- メールアドレス
- recruit@instalimb.com
- ホームページ
- https://www.instalimb.com/
- 担当者から一言
代表取締役CEOの徳島です。
この義足の事業は2014年に私が青年海外協力隊員であった際に始めました。私がフィリピンにて、義足を購入できない糖尿病性壊疽の患者(足が腐敗した糖尿病の患者)に出会ったことが、この事業を始める大きな動機になっています。その彼は、フィリピンのボホール島の片田舎の貧困エリアに住む男性でした。ただ机と椅子と聴診器や血圧計があるというだけの、医療施設だとはとても言えないような街の小さなクリニックでの出会いでした。
彼は2年ほど前から糖尿病であると言い、すでに足先の肉は爛れて少し骨が見えていて正視できないようなひどい状態でした。私からの質問に、痛く辛そうな顔で、自分は高校生と中学生の子供もがいる働きざかりの40代であると話してくれました。今は子供が自分の代わりに働きに出ており、そのせいで子供がまともに学校に行けていないことも。私は彼に切断手術をしないのかと尋ねました。彼は、切断の手術を受けても糖尿病の場合は再切断をすることになるので意味がない、と返しました。私は壊疽の毒が体に回ると危険なことを説明しました。そして重ねて、義足を履けば運動もできるし、糖尿病は回復することができること、再び働きにも出られるのではないか、と尋ねました。男性は何も言いませんでした。
後に私は、その地域にはそもそも義足の製作所は一つもなく、義足の購入が不可能であることを知りました。数週間後再びそのクリニックを訪ねた際に、彼が亡くなったことを知りました。彼の家族はどうしたのかと聞いても、誰も何も答えてくれませんでした。
フィリピンの低開発地域における貧困層の住民は、主に栄養状態の劣悪さによって糖尿病に罹患することが非常に多く、膝下切断処置を受けた義足適合の患者と、糖尿病性壊疽患者などの潜在的義足ユーザーを合わせて、123万人(当社調べ)が膝下義足を必要としています。しかしこのような状況にも関わらず、義足の価格が高価であることが大きなハードルとなり、そのうちの96%(118万人)が義足を持つことができずにいます。
フィリピンの都市部では、国内ロータリークラブや米国の宗教団体等からの義足の寄付、オランダ政府等からの義足部品の寄付、オーストラリア団体からの義足製作設備投資のための資金提供などがありますが、このような寄付は障害者の需要を満たすほどの数ではなく、ほとんどの義足を必要とする障害者が、まともな職につけず、貧困の連鎖に飲み込まれてしまっているというのが実情です。またさらに、貧困層では、たとえ義足の寄付を受けられても、修理やメンテナンスの場所・機会がなく、穴や亀裂のある義足を装着し続けて断端(切断部)に傷を作って、結果そこから再び壊疽となり再切断となってしまったり、体型の変化等で義足が合わなくなった結果、家に引きこもる障害者も多いというのが現状です。
私は、これはフィリピンだけの問題ではなく、全世界的な問題であると考えました。私が見た糖尿病壊疽のような彼が、そして彼の家族のような人たちが、世界中にたくさんいることに、強い憤りを覚えました。そしてこの問題を解決するために、低コストで義足製作を提供可能にする、本プロジェクトにかかる製品の開発に取り掛かったというのが、そもそもの開発に至った経緯(動機)です。
帰国後、慶應義塾大学の研究員として、起業家として、また多方面から多くの協力を得ながら、3年間をかけて義足用の3Dプリンタ、義足用の3D-CADから構成される「超低価格義足製作用ソリューション」の開発を完成させました。私は今、私のこのソリューションが、開発途上国の義足にまつわる絶望的な状況を解決する手段になり得る、そして、自分ならこの問題を解決できる、と自信を持っています。
ぜひ私たちと一緒に、アンフェアな世界を変え、世界中の義足ユーザーさん、義肢装具ユーザーさんのQOLを向上させる世界の実現を目指してみませんか?