募集要項
- 職務分野
- 防災、平和構築、緊急・人道支援、日本国内の社会課題への対応・多文化共生、多岐にわたる分野
- 職種
- その他
- 業務内容
募集の背景
カタリバはこれまで下記の大規模災害等において、現地のニーズや状況に応じて期間や支援内容を設計し、主に子どもたちの心のケアと居場所づくりや教育行政・学校支援に取り組んできました。
・東日本大震災(2011年)
└ 岩手県大槌町
└ 宮城県女川町
・熊本地震(2016年)
・平成30年7月西日本豪雨(2018年)
・令和元年台風19号(2019年)
└ 宮城県丸森町
└ 長野県長野市
・令和2年7月熊本豪雨(2020年)
・令和3年7月伊豆山土砂災害(2021年)
・令和6年能登半島地震・能登豪雨(2024年)2019年8月には、これらの経験を活かして災害時子ども支援「sonaeru」をリリース。被災状況は異なっても、子どもたちに起こる課題・子どもたちを支える行政や民間の間で起こる課題には共通性があり、平時からその課題への対応方法を決めておくことで、いざという時に迅速に子どもたちの支援ができるのではないか?という構想からのプロジェクトです。

この「備え」によって、熊本豪雨の際には発生から5日で、令和6年能登半島地震の際には発生から3日で、子どもたちの居場所づくりをはじめとした支援活動を実施することができました。
カタリバは、発災後の不安な時期を少しでも減らすことが、子どもたちの数年後の未来を変えると考えて、スピードを重視した支援にこだわっています。今回の「sonaeru」チームの募集は、いつどこで起こるかわからない災害に対して迅速な支援を行うための増員採用です。災害によって子どもたちが夢や未来を諦めることがないように、災害支援に共に取り組んでくださる方を求めています。
仕事内容

災害時の仕事内容
大規模災害が発生した際には、早期に支援を開始するためにまずは現地入りしていただきます。下記の仕事内容はいずれも現地にて行っていただく想定です。災害支援にあたっては後方支援のための事務局も組織するため、現地での支援に集中できる環境です。
・被災状況・支援ニーズの調査
主にデスクリサーチによって情報を収集します。また、車で被災地を周り、各避難所にて被災者や避難所職員からヒアリング調査を実施することもあります。被災状況をはじめ、避難所ごとの子どもたちの人数や大まかな年齢、様子、課題と支援ニーズの有無などを把握していきます。・行政や教育委員会、地域の団体との調整・交渉・連携
行政や現地団体など関係各所にアポをとり、打ち合わせの中で支援の必要性を理解してもらい、様々な子どもの課題に対して協力、連携していきます。・居場所の運営・プログラム企画・子どもたちへの伴走
朝から夕方まで子どもたちが安心して過ごせる居場所を作り、その運営を行います。また、多くのボランティアスタッフの協力を得ながら、災害がなかったら体験できないようなプラスの経験、学びのプログラムを企画・実施、遊びや学習を通しての心のサポートを担当します。・ピープルマネジメント
居場所運営に携わってくださる業務委託・ボランティアスタッフの方々のマネジメント、シフトや配置の調整などを行います。・レポーティング
被災地の状況や子どもの様子を定期的にレポートし、「今起きていること」を伝えることで、支援の輪を広げていきます。
平時の仕事内容
カタリバの他事業を兼任いただき、平時はそちらに携わっていただきます。下記事業などから、経験・スキル・希望に応じての配属となります。
∇カタリバの活動紹介
https://www.katariba.or.jp/activity/∇募集中の求人
https://www.katariba.or.jp/recruit/job/※本採用では、上記「募集中の求人」に出ていないポジションとの兼務も検討可能です
※経営管理本部、ファンドレイジング部、広報部、人材戦略チームなどバックオフィスとの兼務も検討可能ですまた、平時においても週1日程度、災害支援のアライアンス企業や有識者、専門家との協働プロジェクトを担当する想定です。自ら企画を立案・提案することも可能です。
仕事のやりがい

荒れ果てた町、困り果てた被災者の姿、被災地には多くの課題が山積しています。それは、スタッフにとっても負荷のかかる環境です。しかしその分、過酷な状況におかれる子どもたちを直接支援することは、大きなやりがいと確かな充実感につながります。
また、スピード感も魅力の1つ(一例:「スピード重視の支援が数年後の子どもの未来を変える」)待ったなしの支援ニーズに対して、何事も主体的且つ迅速に判断、行動し、支援の形をつくり上げていくスピード感は、災害支援の現場だからこそ体感できるものです。
加えて、新しい災害支援のあり方を構築することができます(一例:「能登半島で被災した先生への3つの応援プロジェクト」)。平時の備え、有事の対応共に、災害時の子ども支援はまだまだ開発途中。自分で道を切り開いていくやりがいがあります。
これまでの災害支援活動では、毎回奇跡とも思えるような、地域の方々との素晴らしい出会いがありました(一例:「被災した女子高生が人生の目標に出会うまで」)。困難な状況のなか生まれる協働、連帯、そのなかでの出会いも、魅力の一つかもしれません。
- 勤務形態
- 契約
- 業務期間
- 2025/12/01 ~
- 有期雇用(3年) ※3年後の面談で双方問題なければ無期雇用に転換または延長いたします
- 試用期間
- 3ヶ月
- 就業時間
- 10:00 ~ 19:00 (休憩時間: 13:00 ~ 14:00 )
- 平時は兼務する事業によって異なり、緊急支援時は状況に応じた勤務になります。
- 時間外労働
- あり
- 平時における月の平均残業時間は10~20時間程度になります。 災害直後の緊急支援時は、1日12時間等の長時間労働になることがありますが、22時以降は勤務しない、週休2日は確保するなどのガイドラインを作成し、日々体調確認を行うなど労働環境の整備に努めています。
- 休日
- 月、火、水、木、金、その他
- 完全週休2日(土日祝) *兼務先事業によっては、シフト制での勤務になります。 *夏季休暇(3日)、年末年始休暇(5日) *慶弔休暇、産休・育休、看護・介護休暇 *有給休暇、新規入職者に対する特別休暇
応募条件
- PARTNERでは斡旋、マッチングは行っておりません。詳しくは規約をご確認ください。
- ウェブ応募時の個人登録者の個人情報の扱いは案件を主管する登録団体の定めによることとします。尚、Web応募を実施することにより、団体に対するプロフィール公開項目の提示に同意したものとみなします。
- 必要な業務経験・能力
<必須>
*社会人経験のある方
*国内の災害時に、時期・場所を問わず即現地入りし、数か月単位での活動に従事できる方
*普通自動車免許<歓迎>
*災害支援の経験のある方(ボランティア含む)
*JICA海外協力隊などでの人道支援経験のある方
*子どもの遊び場づくり経験のある方
*困難を抱える子どもに対する伴走・支援経験のある方
*保育士・看護師などの有資格者
*社会福祉士、臨床心理士などの有資格者- 必要な国際協力経験
- 国際機関、NGO、JICA(職員等)
- 語学力
- 不問
- 歓迎条件
- 協力隊経験者歓迎、国際協力未経験の社会人歓迎
給与・待遇
- 給与レンジ(月額:円)
- 20~30万未満
- 昇格あり、賞与あり
- 待遇
想定年収374~441万円
※ただし、当社規定により経験・能力を考慮し、面接・面談後に決定月給 26.7万円~
(45時間分の時間外手当として6.8万円~8.1万円を含む/超過分は別途追加支給)- 試用期間の待遇
- 試用期間中の待遇に変更はありません。
- 福利厚生
- 交通費支給、時間外手当支給、完全週休2日制、長期休暇制度、各種社会保険完備
- 加入保険
- あり
- 社会保険完備(雇用、労災、健康、厚生年金)
応募について
- 募集期間
- 2025/11/19 15:16 ~ 2026/03/05 15:17
- 募集人数
- 2
- 応募方法
該当URLに必要事項を入力の上、ご応募ください。
災害時の子ども支援を最前線でリードする「sonaeru」運営スタッフ
認定NPO法人カタリバ
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- 担当部課
- 人材戦略チーム
- 電話番号
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