募集要項
- 職務分野
- 貧困削減、保健医療、民間セクター開発、情報通信技術、一般事務・経理、多岐にわたる分野
- 職種
- 経営・企画・広報系
- 業務内容
<業務内容>
世界には、義肢装具を購入できない人が9千万人も存在しています。当社はこの社会課題を「3Dプリンティング × AIテクノロジー」という新技術で解決することを目指すスタートアップ企業で、JETRO「日ASEAN新産業創出実証事業」や東京大学IPC「起業支援プログラム」などに相次いで採択されて注目いただいています。現在、フィリピン・インドで活動中ですが、、アジア・アフリカの各国での事業も進行中です。社会的意義がある事業を通じて自らの手で国際貢献を行っていきたい方を広く仲間として求めています。<募集するポジションの詳細>
今回の募集の事業開発とは、社内外における部署横断的なプロジェクトの推進/マネジメントを行うポジションです。
新規エリアへの進出や、新しいビジネスモデルの構築に向けて、事業開発室に所属し、開発やビジネスサイド、コーポレート等の各メンバーとコミュニケーションを取りながら、業務を推進いただきたいです。・具体的な業務内容
└ 補助金事業におけるプロジェクトマネジメント
└ 事業地におけるマーケットリサーチ
└ 事業地におけるビジネスパートナーやクライアントとの折衝
└ 社内関連部署との折衝、調整業務
など<事業開発がこれまで取り組んだプロジェクト例>
・義足のエージェント・ライセンス生産プロジェクトの実装
└ これまで自社にて集客して製造・販売していた義足ビジネスを、180度近く転回し、設計ソフトウェア(3D-CAD)や、製造ソリューション(自社製3Dプリンタなど)を他社にライセンスすることで、外部のエージェンシー・ライセンシーが私たちのコア技術を利用して義足を作れるようディレクション
└ 義肢を製造するために必要なSaaSソフトウェアや3Dプリンタなどを世界各国の義足を求める協力会社に対して、どのようにインプリし、事業として成立させていくか計画立案
└ 事業地のインド・フィリピンなどからのオファーに対する対応・現地子会社/協力会社の立上げ業務
└ 事業実施国(チリ、ブラジルなど)や、進出を考えているエリアでのビジネス環境調査
└ ポテンシャルカスタマーとの折衝や条件交渉、製品企画管理、事業収支シミュレーションの実施~予実管理、商流開発
└ 諸種のワークフロー設計、プロジェクトメンバーのマネジメントなど<配属および所属する組織>
Project Dept - Project Delivery Section
※本ポジションのレポートラインはVP(日本人)となっております。<本ポジションのやりがい>
事業における0→1フェーズの部分を経験できる
グローバルビジネス経験を積むことができる
社会貢献性の高いビジネスにかかわることができる- 勤務形態
- 正職員
- 業務期間
- 2026/01/05 ~
- 試用期間
- 6ヶ月
- 就業時間
- 10:00 ~ 19:00 (休憩時間: 12:00 ~ 13:00 )
- フレックスタイム制 コアタイム 11:00~15:00
- 時間外労働
- あり
- 平均40時間程度
- 休日
- 土、日、年末年始
応募条件
- PARTNERでは斡旋、マッチングは行っておりません。詳しくは規約をご確認ください。
- ウェブ応募時の個人登録者の個人情報の扱いは案件を主管する登録団体の定めによることとします。尚、Web応募を実施することにより、団体に対するプロフィール公開項目の提示に同意したものとみなします。
- 必要な業務経験・能力
<必須>
・コンサルティングファームや事業会社等で、事業戦略策定やプロジェクトマネジメント経験(2年以上)※要相談
・海外事業ないし海外プロジェクトの経験
・日本語、英語、ポルトガル語の使用経験
※特に日本語、ポルトガル語がメインで使用する言語となります。英語力はTOEIC
600点以上の語学力があれば、問題ないです。<歓迎>
・政府系の補助金・助成金の運用経験
・スタートアップやベンチャー企業などでの経験
・SDGsやソーシャルビジネス、開発途上国・アジアへの関心
・開発途上国でのお仕事の経験、海外勤務への興味- 語学力
- 英語
- 英語書類作成や現地コミュニケーションが可能なレベル
- 学位
- 学士あるいは同等程度
- 歓迎条件
- 協力隊経験者歓迎
給与・待遇
- 給与レンジ(月額:円)
- 40~50万未満
- 昇格あり、賞与あり、昇格・賞与あり
- 待遇
応相談
(経験や能力に応じて相談)ご経験やスキルにより月額給与は提示より変動します。
- 試用期間の待遇
- 変化なし
- 福利厚生
- 交通費支給、時間外手当支給、完全週休2日制、各種社会保険完備
- 加入保険
- あり
- 通勤手当、健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険、厚生年金基金
応募について
- 募集期間
- 2025/12/12 13:00 ~ 2026/02/28 23:59
- 募集人数
- 1名
- 応募方法
【応募方法】
下記URLよりご応募ください。
質問等がある場合に関しても、一旦応募用URLから登録いただいてから対応させていただきます。
■応募用URL
https://herp.careers/v1/instalimb/Hm0TTIgmJyxD
- 応募時の注意事項
その他の募集ポジションの情報は当社ウェブサイトでご確認いただけます。
世界で最も脆弱な「開発途上国の貧困障害者」を救出する、事業開発担当(チリ・ブラジル)を募集します!
インスタリム株式会社
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勤務地
勤務形態
働き方
お問い合わせ先
- 担当者氏名
- 佐藤秋都
- 電話番号
- 08040086673
- メールアドレス
- recruit@instalimb.com
- ホームページ
- https://www.instalimb.com/
- 担当者から一言
代表取締役CEOの徳島です。
この義足の事業は2014年に私が青年海外協力隊員であった際に始めました。私がフィリピンにて、義足を購入できない糖尿病性壊疽の患者(足が腐敗した糖尿病の患者)に出会ったことが、この事業を始める大きな動機になっています。その彼は、フィリピンのボホール島の片田舎の貧困エリアに住む男性でした。ただ机と椅子と聴診器や血圧計があるというだけの、医療施設だとはとても言えないような街の小さなクリニックでの出会いでした。
彼は2年ほど前から糖尿病であると言い、すでに足先の肉は爛れて少し骨が見えていて正視できないようなひどい状態でした。私からの質問に、痛く辛そうな顔で、自分は高校生と中学生の子供もがいる働きざかりの40代であると話してくれました。今は子供が自分の代わりに働きに出ており、そのせいで子供がまともに学校に行けていないことも。私は彼に切断手術をしないのかと尋ねました。彼は、切断の手術を受けても糖尿病の場合は再切断をすることになるので意味がない、と返しました。私は壊疽の毒が体に回ると危険なことを説明しました。そして重ねて、義足を履けば運動もできるし、糖尿病は回復することができること、再び働きにも出られるのではないか、と尋ねました。男性は何も言いませんでした。
後に私は、その地域にはそもそも義足の製作所は一つもなく、義足の購入が不可能であることを知りました。数週間後再びそのクリニックを訪ねた際に、彼が亡くなったことを知りました。彼の家族はどうしたのかと聞いても、誰も何も答えてくれませんでした。
フィリピンの低開発地域における貧困層の住民は、主に栄養状態の劣悪さによって糖尿病に罹患することが非常に多く、膝下切断処置を受けた義足適合の患者と、糖尿病性壊疽患者などの潜在的義足ユーザーを合わせて、123万人(当社調べ)が膝下義足を必要としています。しかしこのような状況にも関わらず、義足の価格が高価であることが大きなハードルとなり、そのうちの96%(118万人)が義足を持つことができずにいます。
フィリピンの都市部では、国内ロータリークラブや米国の宗教団体等からの義足の寄付、オランダ政府等からの義足部品の寄付、オーストラリア団体からの義足製作設備投資のための資金提供などがありますが、このような寄付は障害者の需要を満たすほどの数ではなく、ほとんどの義足を必要とする障害者が、まともな職につけず、貧困の連鎖に飲み込まれてしまっているというのが実情です。またさらに、貧困層では、たとえ義足の寄付を受けられても、修理やメンテナンスの場所・機会がなく、穴や亀裂のある義足を装着し続けて断端(切断部)に傷を作って、結果そこから再び壊疽となり再切断となってしまったり、体型の変化等で義足が合わなくなった結果、家に引きこもる障害者も多いというのが現状です。
私は、これはフィリピンだけの問題ではなく、全世界的な問題であると考えました。私が見た糖尿病壊疽のような彼が、そして彼の家族のような人たちが、世界中にたくさんいることに、強い憤りを覚えました。そしてこの問題を解決するために、低コストで義足製作を提供可能にする、本プロジェクトにかかる製品の開発に取り掛かったというのが、そもそもの開発に至った経緯(動機)です。
帰国後、慶應義塾大学の研究員として、起業家として、また多方面から多くの協力を得ながら、3年間をかけて義足用の3Dプリンタ、義足用の3D-CADから構成される「超低価格義足製作用ソリューション」の開発を完成させました。私は今、私のこのソリューションが、開発途上国の義足にまつわる絶望的な状況を解決する手段になり得る、そして、自分ならこの問題を解決できる、と自信を持っています。
ぜひ私たちと一緒に、アンフェアな世界を変え、世界中の義足ユーザーさん、義肢装具ユーザーさんのQOLを向上させる世界の実現を目指してみませんか?