応募締切 05/14

第25回防災セミナー「レジリエントな住宅再建:世界の教訓と日本のイノベーション」

世界銀行東京事務所

  • セミナーシンポジウム

プログラム/内容

ジャンル
セミナーシンポジウム
開催日時
2025/05/14 14:00 2025/05/14 17:00
開催地
東京都 全世界 東京都千代田区内幸町2-2-2 富国生命ビル14階
開催形式
オンライン・オフライン併用
内容

主催:世界銀行東京防災ハブ
共催:世界銀行 都市・レジリエンス・土地グローバルプラクティス(GPRH)
レジリエント住宅グローバルプログラム 

 

2024年、世界では自然災害による損失額は3200億ドルに達しました。被災した建物の80~90%(金銭的価値で50%程度)は住宅分野と推定されています。世界銀行は、過去40年以上にわたり、自然災害や紛争後の住宅復興を世界各国で支援してきましたが、頻発する自然災害や都市化に鑑み、平時からのより包括的な取り組みの必要性が再認識されています。

 

今回、世界銀行が支援した過去の災害後の住宅復興プロジェクト80件以上を包括的にレビューした結果、従来の「成功」の定義を見直す必要性が見えてきました。レビューにもとづき今回発表するレポートでは、災害後に集中して対応するのではなく、災害以前から取り組むべき、「強靭な住宅の提供能力(Housing Resilience Capacity)」の導入が提案されています。これは、政府や社会が自然災害前、災害中、災害後に住まいを提供する能力を測るものです。

 

世界銀行や各国が住宅分野の防災能力強化を図っていくにあたり、日本の経験は非常に示唆に富んでいます。日本の住宅再建のアプローチは、この一世紀にわたり大きく進化してきました。こうした進化は、度重なる大規模災害から得られた教訓を通じて形成されており、日本はその都度、住宅再建に関する制度や実施体制の強化を重ねてきました。また、日本の住宅復興は、将来を見据えて高齢化などの社会の変化に伴う課題にも柔軟に対応している点も特徴的です。厳格な建築基準、民間セクターの参画、そして自治体やコミュニティ、専門家の協働、住民主体の復興といった日本の経験は、他国に対して貴重な示唆を与える「強靭な住宅の提供能力」のひとつのモデルを提示しています。

 

プログラム

第1部(午後2時~3時25分) 

開会挨拶 

津田尊弘
財務省国際局開発機関課 課長

講演1      

「新たな時代の住宅政策:世界銀行の災害復興プロジェクト(1980~2024年度)から学ぶ教訓 」
ルイス・ミゲル・トリベーニョ・チャン・ジャン
世界銀行 上級都市開発専門官  

講演2 

「日本の住宅再建における数十年の経験と教訓」
牧紀男
京都大学 教授 

講演3

「2011年東日本大震災における住宅再建 」
佃 悠
東北大学 准教授 

講演4

「住宅再建における参加型アプローチ:日本と海外の事例 」
井内 加奈子
東北大学 准教授

第2部(午後3時40分~5時) 

パネルディスカッション 

上記講演者 

モデレーター及び閉会挨拶 

ニルス・ホム・ニルスン 
世界銀行防災グローバルファシリティ マネージャー              

(敬称略)

職務分野
会場名
世界銀行東京事務所 東京開発ラーニングセンター(TDLC)

参加資格

参加費用
無料

募集内容

職種
その他
募集人数
会場:100名、オンライン:制限なし
募集期間
2025/04/23 10:00 2025/05/14 17:00

申し込み方法

  • 掲載内容の確認等は、ご利用者様、掲載団体様の両者間の責任で行ってください。掲載内容及びセミナー・研修プログラムは、独立行政法人国際協力機構(JICA)の見解を示すものではありません。詳しくは規約をご確認ください。
  • 未成年が有償セミナーへ申し込むには保護者の同意が必要です。
  • ウェブ応募時の個人登録者の個人情報の扱いは案件を主管する登録団体の定めによることとします。尚、Web応募を実施することにより、団体に対するプロフィール公開項目の提示に同意したものとみなします。
参加申し込み方法

下記リンク先の登録フォームからお申込みください(要参加登録)。オンライン参加をご希望の方には、参加登録の後、別途Webexリンクをお送りします。

 

第25回防災セミナー「レジリエントな住宅再建:世界の教訓と日本のイノベーション」

注意事項

使用言語は、 英語・日本語(同時通訳付き)です。

第25回防災セミナー「レジリエントな住宅再建:世界の教訓と日本のイノベーション」

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お問い合わせ先

担当部課
世界銀行東京防災ハブ
電話番号
03-3597-1320
メールアドレス
drmhubtokyo@worldbank.org
団体情報詳細
募集団体名
世界銀行東京事務所
設立目的・事業内容
世界銀行は貧困削減のために世界中の開発途上国に対して幅広い援助を行う国際機関です。一般に、国際復興開発銀行(IBRD)、国際開発協会(IDA)の2つの開発金融機関を併せて世界銀行と呼びます。設立以来、世界銀行は多様な資金源、豊富な専門知識・技術を活用し、開発援助の分野で常に主導的な役割を担っています。世界銀行東京事務所は、1970年に設立され、資金調達及び広報・対外関係の二つの分野に重点を置いた活動を推進しています。
活動対象分野
援助アプローチ/戦略/手法
活動実績(海外)
世界銀行は、貧困の撲滅と繁栄の共有の促進という目標を掲げ、開発途上国の経済・社会の発展、人々の生活水準の向上、そして各国の持続的成長を支援するために、貸付・融資、技術協力、専門調査・研究に基づいた政策アドバイスなどを提供しています。これらの活動は、世界銀行が対象とする部門(主に経済政策、法務、司法、行政・財務管理、運輸、上下水道・治水、保健、教育、その他の社会サービス、エネルギー・鉱業、農業、漁業、林業、金融、産業、貿易、情報・通信など)を実施しています。
活動実績(国内)
世界銀行東京事務所は、設立以来30年余りにわたり、世銀の円資金調達に重要な役割を担ってきました。近年は、個人投資家の外貨建て世銀債への需要が強く、個人投資家の世銀債投資層に占める割合が大きく増加しています。安定的な世銀債投資を継続いただいている機関投資家も併せ、日本は単独の国としては世銀債の最大の投資家となっています。また、開発問題に関する世銀の政策、活動に関する最新情報をより多くの人にご案内し、世銀による途上国への協力活動を支援して頂くために、東京事務所ではさまざまな活動を行なっています。
所在地
100-0011
東京都 千代田区内幸町2-2-2 富国生命ビル14階
設立年月
1970 / 01