国連大学グローバル・セミナー

国連大学グローバル・セミナーは、地球規模の課題に対する理解を深め、地域と世界のつながりの中で持続可能な未来について考えることを目的としています。セミナーは、大学生、大学院生および若手社会人が対象です。講義は英語で行われるため、参加者には講義や討議に参加できる英語力が求められます。

第41回国連大学グローバル・セミナー

「気候危機とともに生きる：能登、金沢、白山から学ぶレジリエンスと持続可能な社会づくり」

気候変動の深刻化が進むなか、2024年の能登半島地震や豪雨災害など、地域における自然災害の教訓を踏まえ、災害に強く持続可能な地域づくりについて学びます。さらに金沢での都市自然と文化の関係性や、白山市におけるユネスコエコパーク・ジオパークの取り組み、能登の被災地域からのゲスト講師の経験などを通じて、レジリエンスと創造的な復興、生物文化多様性と地域資源の活用についての理解を深めます。本プログラムの講義や現地視察、グループワークを通して、異なる背景を持つ参加者が学び合い、実践的な視点を得ることができます。

SDGs（持続可能な開発目標）の達成に向けて、地球環境と人間社会のバランスを再考する必要があります。自然災害の頻発、気候変動による影響の拡大が現実化するなかで、災害への備えとレジリエンスの強化、地域資源の持続可能な活用、そして地域コミュニティとの協働がますます重要になります。本セミナーでは、気候正義、災害と健康、都市と自然の関係、伝統的知識の現代的意義など、多様な観点から講義と議論を行います。

セミナーの参加者は様々な分野の専門家たちと交流することで、現代社会が直面しているグローバルな課題への理解を深めることができます。また、グループワークを通じて課題を様々な角度から考え対応する能力を培うこともできます。さらに、議論およびプレゼンテーションは、他大学の学生や多様な専門分野を持つ参加者とのネットワーキングの機会となるでしょう。

プログラム

Day 1：8月10日　金沢にて開講式、講義、都市自然体験など
Day2：8月11日　午前講義、午後に白山市白峰へ移動、オリエンテーション、講義
Day3：8月12日　白山にて講義、グループワーク、プレゼン
Day4：8月13日　白山国立公園フィールド体験、クロージング、金沢駅解散（17時30分予定）

白山での宿泊は合宿形式（男女別）となります。

詳しくはウェブサイトをご覧ください

こちらより7月6日までにお申し込みください。