仏共 (ぶっきょう) 講座 #1 ―お寺とNPOがともに考える多文化共生をめぐる対話シリーズ―

特定非営利活動法人 アーユス仏教国際協力ネットワーク

  • セミナーシンポジウム

プログラム/内容

ジャンル
セミナーシンポジウム
開催日時
2025/07/24 18:00 2025/07/24 21:30
講座18時~20時、交流会20時~21時半
開催地
京都府 京都市下京区桝屋町471-1
開催形式
オフライン
内容

\ お寺とNPOがともに考える多文化共生 //

*本企画は、現地参加のみです。オンライン配信はありません

 

いま、日本ではさまざまなルーツや
文化をもつ人びとが、
同じ地域で暮らしています。

 

けれどその一方で、
慣れない土地で誰にも頼れず、
社会のなかでひっそりと
取り残されてしまうような
人たちがいるのも現実です。

 

日本語が通じにくい中での
病院や行政での手続き。
文化や習慣の違いから生まれるすれ違い。
地域になじめず孤立してしまう
外国ルーツの子どもたち。

 

さらには、
ゴミ出しルールや
近隣との関係に戸惑いながらも、
声に出せないまま不安を抱える住民たち。
そうした「静かな分断」は、
私たちの暮らしのすぐそばに
潜んでいるかもしれません。

 

こうした現実に目を向け、
「ちがい」を越えて出会い直す場を
つくっている人たちもいます。

 

今回の仏共講座では、
多文化共生の現場で実践を続けてきた
3人のゲストをお招きします。
福岡・神戸・京都――
それぞれのまちで、文化や宗教、
価値観の違いを越えて、
人と人が出会いなおす挑戦が
生まれています。

 

お寺と商店街、
難民と居場所、
メイドさんと仏教。

 

一見すると意外な組み合わせのようでいて、
誰もが大切にされる場所をつくりたい
という真摯な願いから始まっています。
異なる文化や背景をもつ人と、
どう出会い、どう共に生きていくのか。
そして私たちは、その輪の中で
どのように関われるのか。

 

お寺はこれまでも、人びとが寄り合い、
願いや祈りを重ねる場でした。
いま、少子高齢化と
文化的多様性が進む社会のなかで、
「お寺にできること」は
どこにあるのでしょうか。

 

少しふしぎで、でもやさしい
「つながりの物語」に耳をすませながら、
“ともに生きる”ことについて
静かに問い直す時間を、
ご一緒しませんか。

 

▶︎ プログラム:
18:00〜19:00 ゲストによる話題提供(各15分程度)
19:00〜20:00 トークセッション|対話
20:00〜21:30 交流会
*交流会は会場はそのままで軽食と飲み物(アルコール含む)をご用意いたします

 

▶︎ ゲスト紹介:

安武 義修 (やすたけ よしのぶ)
西林寺 住職/福岡市

福岡市吉塚にある浄土真宗本願寺派・西林寺の住職。地元のシャッター商店街の衰退に危機感をもち、そこにアジアの移住者たちの暮らしと文化を融合させるプロジェクト「吉塚リトルアジアマーケット」を立ち上げる。商店街の中心に御堂を建て、テーラワーダ仏教の仏像を安置するなど、仏教的空間を多文化共生の象徴として再構築。宗教・文化の違いを超えた交流と「ともに生きる」場をつくる実践者。

 

坂西 卓郎 (さかにし たくろう)
PHD協会 事務局長/神戸市

アジア・太平洋地域で地域づくりに取り組む人々を日本に招き、1年間の生活研修を行う国際交流事業の中核を担う。PHD協会では単なる研修にとどまらず、異文化との“暮らしの中での出会い”を重視し、研修生を地域の家庭に受け入れるなど、生活の場での交流を大切にしている。また、神戸市内に立ち上げた「みんなの家」では、難民や留学生などが集い、安心して過ごせる“居場所”を提供。食事の提供、相談支援、一時的な住まいなどを通して、孤立を防ぐ活動を展開している。

 

池口 龍法 (いけぐち りゅうほう)
龍岸寺 住職/京都市

京都市下京区にある浄土宗・龍岸寺住職。「お寺こそ、日本人の信仰文化の拠点!」という信念のもと、伝統と現代文化を軽やかに融合させたユニークな活動を次々に展開。冥土喫茶の企画や、小型ドローンに仏像を載せて極楽からの来迎を表現する〈ドローン仏〉による法要、仏像・仏具のカプセルトイ(ガチャガチャ)など、その創造性に注目が集まっている。在日外国人や留学生との交流も重ねながら、「文化の違いを面白がること」から共生をはじめる実践を続けている。

職務分野
都市開発・地域開発、市民参加、日本国内の社会課題への対応・多文化共生
会場名
ソイコレ ( *京仏具の株式会社作島の関係者が運営するコワーキングスペース)

参加資格

参加費用
無料 *交流会の参加費は4,000円、現地でお支払いください

募集内容

募集対象者
本講座は、アーユス仏教国際協力ネットワークの主催で開催します。アーユスは、仏教の「慈悲」の精神をもとに、社会的に弱い立場に置かれた人びとを支えるNGOと連携し、国際協力や人道支援の取り組みを続けている団体です。この「仏共講座」は、アーユスが新たに取り組む連続企画として、多文化共生というテーマを通じて、これからの日本社会において仏教やお寺が果たせる役割を見つめ直す場として企画しました。ちがいをきっかけに、つながりを考える。そんな静かであたたかな対話の時間に、どなたでも気軽にご参加いただけます。
募集人数
20名
募集期間
2025/06/23 11:50 2025/07/24 21:30

申し込み方法

  • 掲載内容の確認等は、ご利用者様、掲載団体様の両者間の責任で行ってください。掲載内容及びセミナー・研修プログラムは、独立行政法人国際協力機構(JICA)の見解を示すものではありません。詳しくは規約をご確認ください。
  • 未成年が有償セミナーへ申し込むには保護者の同意が必要です。
  • ウェブ応募時の個人登録者の個人情報の扱いは案件を主管する登録団体の定めによることとします。尚、Web応募を実施することにより、団体に対するプロフィール公開項目の提示に同意したものとみなします。
参加申し込み方法

Peatixのサイトからお申込みください https://bukkyoukouza01.peatix.com/

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職種

お問い合わせ先

電話番号
メールアドレス
event@ngo-ayus.jp
ホームページ
http://ngo-ayus.jp
団体情報詳細
設立目的・事業内容
アーユスは、宗派を超えて仏教僧侶が集まり、仏教の精神に基づいて、1993年に設立された国際協力NGOです。世界の様々な現実に目を開き、貧困や不公正、環境破壊など、平和と人権に関わる問題に足元から取り組んでいきます。  アーユスが活動を進めるうえで大切にしていることは、社会の中で特に困難を強いられている人たちに寄り添うことです。その困難の原因を世界の構造的問題の有様に見いだし、解決への道の一つとしてNGOの役割を重要視しています。 アーユスがパートナーとするNGOから寄せられる現地の情報は、遠い国であっても私たちと決して無縁ではないという気づきを開いてくれます。アーユスは、これらの情報を会員・関係寺院を通じて社会に発信することにも注力しています。お寺という人びとが集う場、地域社会の核となる場を活かして、海外と日本の地域を結ぶ存在になろうと努めています。  現地の人々と協力し合い、問題の根本を見つめ、未来を共有していこうというNGOの姿勢を仏教の教えの実践と捉え、人と地域と世界をつなぎながら、すべての命が尊重され生かし生かされ合う社会の実現をめざしています。
活動対象分野
民間セクター開発、平和構築、評価、市民参加
活動実績(海外)
-
活動実績(国内)
NGO支援事業として、NGO組織強化のための支援事業、平和や人権のための支援事業、緊急支援を行っている。また、教育・交流事業として、セミナーやシンポジウムの開催、寺院での情報発信事業、教化教材の開発と普及を行っている。
所在地
135-0024
東京都 江東区清澄 3-6-8
設立年月
1993 / 03