応募締切 07/12

【特別対談イベント】支えられる側から、支える側へ:憧れの先輩と共に歩む。越境児童の支援の形

特定非営利活動法人e-Education

  • イベント
  • 大学生・大学院生歓迎

プログラム/内容

ジャンル
イベント
開催日時
2025/07/12 19:00 2025/07/12 20:30
(18:55~受付)※10分程度の延長の可能性があります。
開催地
オンライン
開催形式
オンライン
内容

あなたの街にもきっといる、海外ルーツの子どもたち。

今"越境児童"に必要な支援とは?

 

「外国から引っ越してきた子どもが生活や勉強する上での困難を知りたい」

「越境児童に関わる支援現場の様子や、当事者の生の声を聞いてみたい」

 

 

そんな方にぜひ来ていただきたいイベントを7月12日に開催します!

 

昨年、私たちは日本に住む海外ルーツの子どもたち(越境児童)の支援プロジェクトをスタートしました。

 

本当に多くの方に応援いただき、母語や継承語(家庭内で用いられている言語:例 フィリピン南部出身者にとってのヴィサヤ語など)を使った算数などのオンライン授業の仕組みを作ることができました。オンライン授業は教科理解だけでなく、学校へ行くモチベーションにもつながっているようです。

 

一方で、活動を通じて越境児童が日本で安心して学び続けるために解決するべき課題も新たに浮かび上がってきました。

そこで今回は「今、どのような教育支援が求められているのか」をより多くの方に知っていただくために、特別対談イベントを企画しました。

 

▼2024年の成果と新たに見えてきた課題

海外ルーツの子どもたちの支援における主な課題として、支援人材の不足、教科学習(特に算数・数学)の支援不足、そしてコロナ禍による学習の遅れが挙げられています。

さらに、活動の中で見えてきた新たな課題が「心の孤独」です。


言葉の壁や文化の違いからクラスメイトとうまく話せず、休み時間をひとりで過ごす子。
母語では算数を理解できても、日本語で発言する勇気が出ず、授業中は黙ってしまう子。
放課後も、親が共働きで夜遅くまで帰ってこない家庭もあり、気持ちを話せる機会があまりない子——
 


子どもたちは、自分の抱えている気持ちに共感してくれる人が多くはいない中で、孤独を感じやすい環境にあります。

こうした課題に対し、e-Educationは6月2日から【ひとりじゃないから、学びは育つ。】と題したキャンペーンを開始し、新たに「憧れの先輩と共に歩む」メンターモデルの構築に取り組みます。

このモデルでは、小〜中学校時代に来日した先輩越境児童が、後輩たちをオンラインで個別伴走支援(メンタリング)をし、全国どこからでもサポートできる仕組みを整えます。

 

越境児童支援の図解

オンラインなので、地域に1人しか越境児童がいないような外国人散在地域の生徒にも、継続的な個別伴走支援が可能になります。

私たちは、メンターモデルを育むことで 「自分もあんなふうになりたい」 と思える人に出会う環境を作ることができ、越境児童が自分らしく生きられる人生を切り開く力になると信じています。 そんな未来への展望を体感していただけるイベントとなっています。

 

▼イベントの内容

対談には、e-Education代表の三輪に加え、10年以上にわたってこの分野の先駆者として取り組まれてきた「虹の架け橋 菊川小笠教室」の菅野(すがの)先生、そしてスタッフのAさんが登壇します。

 

職務分野
会場名
Zoomを用いたオンライン開催
会場への交通アクセス
※お申込みいただいた方に参加用URLをお送りいたします。

参加資格

参加費用
無料

募集内容

募集対象者
▼こんな方におすすめです! 「外国から引っ越してきた子どもが生活や勉強する上での困難を知りたい」 「越境児童に関わる支援現場の様子や、当事者の生の声を聞いてみたい」 「グローバル化や多様性が求められる今、他文化への理解を深めたい」 「昨年、越境児童を支援してから、その後の子どもたちの成長を知りたい」
学生歓迎
大学生・大学院生歓迎
募集人数
100
募集期間
2025/06/30 05:35 2025/07/12 18:00

申し込み方法

  • 掲載内容の確認等は、ご利用者様、掲載団体様の両者間の責任で行ってください。掲載内容及びセミナー・研修プログラムは、独立行政法人国際協力機構(JICA)の見解を示すものではありません。詳しくは規約をご確認ください。
  • 未成年が有償セミナーへ申し込むには保護者の同意が必要です。
  • ウェブ応募時の個人登録者の個人情報の扱いは案件を主管する登録団体の定めによることとします。尚、Web応募を実施することにより、団体に対するプロフィール公開項目の提示に同意したものとみなします。
参加申し込み方法

お申込みはこちら:https://eedu.jp/event/20250712.html

 

※定員になりましたら締め切りますので、お早めにお申込みください。

 

※当日やむを得ずキャンセルされる場合は、イベント開始1時間前までにevent[at]eedu.jpにご連絡いただけますと幸いです。([at]は@に変換して下さい。)

開催団体のお知らせページ
https://eedu.jp/event/20250712.html

【特別対談イベント】支えられる側から、支える側へ:憧れの先輩と共に歩む。越境児童の支援の形

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職種

お問い合わせ先

電話番号
メールアドレス
event@eedu.jp
ホームページ
https://eedu.jp
担当者から一言

Aさん

「虹の架け橋教室」スタッフ。静岡県在住、自分自身も虹の架け橋の卒業生。

 

菅野 真紀(すがの まき)先生

「虹の架け橋教室」教員。10年以上、海外ルーツの子どもたちに対して日本語初期支援を行う。

 

三輪 開人(みわ かいと)/認定NPO法人e-Education代表

 

1986年生まれ、静岡県掛川市出身。早稲田大学法学部を卒業し、JICAに入構。東南アジア・大洋州の高等教育案件を担当。2013年にJICAを退職し、e-Educationの代表に就任。地元に大手予備校がない中で、東進のDVD授業を受けたことで大学へ進学できた原体験があり、バングラデシュで出会った高校生の置かれる状況に共感しe-Educationを創業。

団体情報詳細
設立目的・事業内容
<団体概要> 私たちe-Educationは、『最高の教育を世界の果てまで』というミッションのもと、途上国の地方にいる教育機会に恵まれない子どもたちに映像授業や学習アプリなどITを活用した教育支援を届ける認定NPO法人です。 現在は、バングラデシュ・フィリピン・ネパール・ミャンマーのアジア4カ国で、各国の課題に応じた教育支援を行っています。 具体的には、現地でのニーズ調査から始まり、教育課題の選定、パートナーづくり、講師選定、授業撮影・編集、授業実施、評価・改善案の策定までを行っています。 <各国での取り組み> ●バングラデシュ 全国の大学進学率が20%を下回ります。 特に先生不足により大学進学が難しい農村部の高校生たちに、映像教材による学力向上と、現地の大学生チューターによるオンライン家庭教師を行っています。 ●フィリピン 貧困などの理由で普通の学校に通えない子どもたちが多くいます。 フィリピンのミンダナオ島北部で、普通の学校に通えない中学生たちへは現地の大学生チューターによる授業支援とオンライン家庭教師によって、教育のサポートをしています ●ネパール 山岳部の7割の中学生が中学を卒業できません。 中学卒業が難しい山岳部に、授業の補助教材としての先生向け映像教材と、教材活用ガイドラインを提供しています。 教員向けに指導力向上ワークショップや研修、カンファレンスの開催なども行っています。 ●ミャンマー(クーデター以前) 全国で7割の高校生が高校を卒業できません。 特に学習環境が整っておらず、高校卒業試験に向けて十分に学ぶ機会が乏しい子どもたちに対して、映像教材を活用し、生徒の学びの向上に取り組んでいます。 ※現在は、現地の状況もみながら活動の可能性を探っています。 <成果> これまで14ヶ国3万人以上の中高生に教育を届けてきました。 e-Educationの活動がスタートしたバングラデシュにおいては、初年度から毎年連続でバングラデシュ最高学府ダッカ大学合格者が誕生し、ダッカ大学含むトップ5の大学合格数は累計300名以上にのぼります。 そして大学合格を手にしたe-Educationの元生徒が、今度は支援する側になり、後輩にあたるe-Educationの生徒のオンライン家庭教師として活躍してくれています。 またe-Educationは、2017年より、パートナー企業と共に日本の高校生に生きた英語を学ぶ機会を生み出す英作文添削事業を通して、バングラデシュの雇用創出にも貢献しています。
活動対象分野
貧困削減、教育、民間セクター開発、援助アプローチ/戦略/手法、事業調整・南南・三角協力
活動実績(海外)
2010年にプロジェクトを開始したバングラデシュでは、首都の有名予備校のトップ講師の授業をDVDに収録し、バングラデシュの農村に暮らす貧しい高校生32人にDVDを提供。半年後の大学受験でNo.1国立大学であるダッカ大学に1名が合格、合計18名の生徒が大学へ進学という成果を上げ、2021年までで累計1500名を超える生徒が難関大学に進学しています。 2014年には世界銀行と協働して、全国40の中学校へ映像教育を提供しました。映像授業に参加する女性の割合は55%を超え、JETROアジア経済研究所の学術誌『ワールド・トレンド(2014年12月号)』では「女子学生に対する教育支援の優良事例」として紹介されています。  また、2011年に台風センドンの影響を受けたフィリピン・ミンダナオ地域では、若年層の50%近くが高校をドロップアウトしています。これに対して、ミンダナオ各市/州の教育局は、ドロップアウトした高校生が無事に高校を卒業できるようなOHSPという無料教育プログラムを実施していますが、テキストや授業の質に課題があり、生徒の成績および卒業率の向上に繋がっていませんでした。このような課題に対して、映像授業を通じて質の高い授業の提供と教師の教授能力向上に貢献しています。2012年からはミンダナオ2地域(州)の教育局と連携し、合計45の学校で映像授業を提供しています。
活動実績(国内)
所在地
101-0031
東京都 千代田区東神田 1-2-8赤塚ビル2階
設立年月
2010 / 2