【2025年度能力強化研修】「女性の平和と安全保障の推進~平和構築支援事業におけるジェンダー主流化~」コース

独立行政法人国際協力機構(JICA)人事部 開発協力人材室(能力強化研修)

  • 研修

プログラム/内容

ジャンル
研修
開催日時
2025/11/26 09:30 2025/11/28 17:30
開催地
東京都 新宿区市谷本村町 10-5 国際協力機構市ヶ谷ビル(JICA 市ヶ谷ビル)
開催形式
オフライン
内容

JICAは新しい事業戦略である「グローバル・アジェンダ」において、ジェンダー平等と女性のエンパワメントの推進を主要な取り組み課題として位置づけています。具体的には、一人ひとりが人間としての尊厳をもって、自分らしく生きることができる社会を実現するために、①女性の経済的エンパワメントの推進、②女性の平和と安全の保障、③女性の教育と生涯にわたる健康の推進、④ジェンダー平等なガバナンスの推進、⑤女性の生活と地位の向上に向けた基幹インフラの整備を優先取り組み課題として位置づけ、事業へのジェンダー主流化を一層強化する方針を掲げています。

 

ジェンダー平等と女性のエンパワメントの推進は、女性や少女の尊厳や人権を保障し、「誰ひとり取り残さない」という包摂的な開発を進めていく上で不可欠な取り組みです。同時に質の高い経済成長や貧困削減、持続可能な開発においても有効な開発手段です。2015年の国連サミットにおいて採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」では、「ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児のエンパワメントを促進する」ことは独立した開発目標(ゴール5)であるとともに、貧困削減や経済成長、気候変動対策といったあらゆる開発目標の達成においても必要不可欠な取り組みとして認識されています。こうした中、JICAは2030年までにJICA事業の80%(案件数ベース)をジェンダー主流化案件とする数値目標を掲げています。

 

事業へのジェンダー主流化の推進のために、JICAは毎年「ジェンダー主流化」の実践能力の向上に向けた研修を実施していますが、本年度は特に平和構築事業におけるジェンダー主流化の推進をテーマとする研修を実施します。1990年代以降、紛争の主要形態が内戦になるに従い、女性や少女に対する暴力への対応と防止、女性を平和構築のプロセスに取り込む必要性への認識が国際社会において大きく高まっています。こうした認識は、2000年に国連安全保障理事会(安保理)が決議1325号「女性・平和・安全保障」を採択したことにより、一層加速化しています。現在では、平和構築の中で、女性の参画を促し、その視点を取り入れた紛争解決や予防、復興・開発を推進することは国際的な規範として位置づけられています。日本政府も2015年に「女性・平和・安全保障に関する行動計画」を策定して以降、現在の第3次行動計画に至るまで、紛争影響地域におけるあらゆる事業へのジェンダー主流化を強く推進してきています。

 

本研修では、ジェンダーやジェンダー主流化の概念や、女性・平和・安全保障に関する国連安保理決議に関する理解を深めつつ、今後の平和構築支援事業の計画や実施においてジェンダー視点に立った取り組みをより一層推進していくために必要な知識や、具体的なアプローチ、手法について学んでいきます。皆様の積極的な参加をお待ちしております。


 

職務分野
平和構築、ジェンダーと開発、安全管理、多岐にわたる分野
会場名
国際協力機構市ヶ谷ビル(JICA 市ヶ谷ビル)
応募要項詳細資料
2025_12_youkou.pdf

参加資格

参加資格

基本的には、下記の全ての要件を満たす者とします。

 

(1)専門家・調査団員等としてJICA事業に携わり、ジェンダー視点に立った調査方針や事業計画の検討を積極的に行う意志があること

(2)研修の全日程に参加可能であること

(3)専門能力・経験:分野を問わず、開発途上国でのJICA事業(技術協力、無償資金協力、有償資金協力)の準備調査や実施を中心に実務経験  を3年以上有すること

 

参加費用
無料

募集内容

職種
その他
募集対象者
JICAの専門家・調査団員等としてJICA事業に携わる意志がある方。
募集人数
30名程度
募集期間
2025/08/21 12:30 2025/10/05 23:59

申し込み方法

  • 掲載内容の確認等は、ご利用者様、掲載団体様の両者間の責任で行ってください。掲載内容及びセミナー・研修プログラムは、独立行政法人国際協力機構(JICA)の見解を示すものではありません。詳しくは規約をご確認ください。
  • 未成年が有償セミナーへ申し込むには保護者の同意が必要です。
  • ウェブ応募時の個人登録者の個人情報の扱いは案件を主管する登録団体の定めによることとします。尚、Web応募を実施することにより、団体に対するプロフィール公開項目の提示に同意したものとみなします。
参加申し込み方法

以下の(2)に記載されている提出書類を揃え、締切日までにJICAが運営している国際キャリア総合情報サイト「PARTNER」(以下、「PARTNER」という。)から応募してください。先ず「PARTNER」の登録が完了していることが必要です。「PARTNER」の登録だけでは、研修コースへの応募は成立しません。「PARTNER」への登録後に本研修コースへ応募してください。応募書類の受付後、応募時に「PARTNER」で指定した本人連絡用Eメールアドレスに対し、受領通知メールと共に応募案件番号(受付番号)を通知します。応募後、通知が届かない場合は、「人材登録に関するお問い合わせ先」までご連絡ください。


(1)「PARTNER」への登録

応募はすべて「PARTNER」経由で行います。応募にあたっては「PARTNER」に人材登録がなされていることが必須ですので、登録されていない方はまず「PARTNER」での人材登録を行ってください。

「PARTNER」(人材登録)のURL https://partner.jica.go.jp/Account/HRAboutRegist


【PARTNER 登録の注意事項】

応募時には PARTNER マイページの「登録内容の確認/更新」にて、所属先などの情報を最新に更新してください。

また、更新の際には、「プロフィール公開」欄は「希望する」を選択し、「プロフィール公開対象」には必ず「JICA」を選択してください。

 

(2)応募書類

すべて所定の様式をご使用ください。所定の様式は、JICAホームページ(http://www.jica.go.jp/recruit/kyokakenshu/top.html)からダウンロードしてください。①の履歴書についてのみ、PARTNERから書式をダウンロードして作成してください。


① 履歴書(研修用履歴書)

応募に必要な「研修用履歴書」を「PARTNER」上で作成して提出してください(履歴書への写真添付は不要です)。

一般履歴書など他の様式の履歴書は受け付けません。履歴書は、「PARTNER」ログイン後、マイページのメニューから作成できます。

ファイル名は「氏名_1履歴書」として、PDF化して提出してください。


② 自己申告書

必ず所定の様式を使用して提出してください。なお、合理的な配慮が必要な方は自己申告書の該当項目(7項目目)に必ず記載をお願いいたします。ファイル名は「氏名_2自己申告書」として、PDF化して提出してください。


③ 推薦書

所属先のある方は必ず所属先の研修参加の了承を得てください。なお、推薦書は、書式不問です。推薦書が用意できない場合は、その理由を記載してください。自営の方や所属先のない方は不要です。所属先にて応募者ご本人が代表を勤めている方も必要ありません。

ファイル名は「氏名_3推薦書」として、PDF化して提出してください。


(3)応募

応募期間内に「PARTNER」の応募画面から応募してください(予め応募書類をご準備ください)。


① 以下のURLから「PARTNER」にアクセスし、画面右上の“ログイン”をクリックして「PARTNER」にログインします。

「PARTNER」のURL http://partner.jica.go.jp/

② 「研修セミナー情報」画面から該当のセミナー情報を検索し、「WEBから応募する」をクリックしてください。

③ 上記(2)の応募書類を添付してPDF化して提出してください。

注意事項

■修了証の発給
全日程の研修を修了された受講者へ、研修修了証書をお渡しします。

 

■留意事項
(1) 研修期間中の盗難、紛失、事故等については、JICA は一切責任を負いません。予めご了承ください。
(2) 研修実施に影響を及ぼすため、合格後の辞退は出来るだけご遠慮ください。
(3) 円滑な研修運営に支障を来す恐れがあり、受講者本人や他の受講者の不利益になると JICA が判断した場合、その後の研修参加をお断りする場合があります。
(4) 研修修了一定期間の後、研修後の国際協力事業へのかかわり等に関するフォローアップ調査(アンケート形式)を実施しますので、回答にご協力願います。
(5) 受講のため必要な経費は自己負担となります。(宿泊先の紹介および斡旋は行っていないところ、あらかじめご了承願います。)
(6) 本研修では、電子データにて講義資料をご覧いただくため、対面研修の際にはノートパソコンをご持参いただくようお願いいたします。
(7) オンライン参加の場合、受講に必要となるPCや安定したインターネット環境(Wi-Fi等)等は受講者でご準備ください。
(8) 所属先推薦書を含む応募書類に虚偽の記載が判明した場合、選考合格を取り消すとともに、修了証の発行は致しません。

選考方法

応募書類を審査の上、 2025 年 10月 24日(金) を目途に、下記の「PARTNER」のマイページ上で合格者の応募案件番号(受付番号)を発表します。「PARTNER」にログインし、マイページの「PARTNER からのお知らせ」をご確認ください。書面による通知及び JICA ホームページ上では発表しません。
 

ご自身の応募案件番号(受付番号)は受領通知メール、又はマイページ「メールボックス」の「受信 BOX」で「【PARTNER】研修・セミナーへの応募送信完了のお知らせ」を参照ください。なお、選考結果に関する個別のお問い合わせには一切お答え出来ませんので、あらかじめご了承願います。
「PARTNER」の URL http://partner.jica.go.jp/

 

開催団体のお知らせページ
https://www.jica.go.jp/recruit/kyokakenshu/top.html

【2025年度能力強化研修】「女性の平和と安全保障の推進~平和構築支援事業におけるジェンダー主流化~」コース

独立行政法人国際協力機構(JICA)人事部 開発協力人材室(能力強化研修)

このイベントに似たイベントを探す

開催地

ジャンル

職種

お問い合わせ先

担当部課
人事部 開発協力人材室
担当者氏名
草野 むつみ
電話番号
03-3269-3471
メールアドレス
hrgtc@jica.go.jp
ホームページ
http://www.jica.go.jp/
担当者から一言

ジェンダーやジェンダー主流化の概念や、女性・平和・安全保障に関する国連安保理決議に関する理解を深めつつ、今後の平和構築支援事業の計画や実施においてジェンダー視点に立った取り組みをより一層推進するため、紛争影響地域におけるあらゆる事業へのジェンダー主流化をどのように進めて行けばよいのか、一緒に考えてみませんか。ご応募をお待ちしています。

団体情報詳細
設立目的・事業内容
独立行政法人国際協力機構法(平成14年法律第136号)に基づき設立された独立行政法人で、開発途上地域等の経済及び社会の開発若しくは復興又は経済の安定に寄与することを通じて、国際協力の促進並びに我が国及び国際経済社会の健全な発展に資することを目的とする。
活動対象分野
援助アプローチ/戦略/手法、市民参加、多岐にわたる分野
活動実績(海外)
・開発途上国への技術協力  研修員受入  専門家派遣  機材供与  技術協力センター設置・運営  開発計画に関する基礎的調査 ・有償資金協力  円借款  海外投融資 ・無償資金協力  ※外交政策の遂行上の必要から外務省が自ら実施するものを除く。 ・国民等の協力活動の促進 ・海外移住者・日系人への支援 ・技術協力のための人材の養成及び確保 ・調査および研究 ・緊急援助のための機材・物資の備蓄・供与 ・国際緊急援助隊の派遣
活動実績(国内)
・開発途上国への技術協力  研修員受入  専門家派遣  機材供与  技術協力センター設置・運営  開発計画に関する基礎的調査 ・有償資金協力  円借款  海外投融資 ・無償資金協力  ※外交政策の遂行上の必要から外務省が自ら実施するものを除く。 ・国民等の協力活動の促進 ・海外移住者・日系人への支援 ・技術協力のための人材の養成及び確保 ・調査および研究 ・緊急援助のための機材・物資の備蓄・供与 ・国際緊急援助隊の派遣
所在地
102-8012
東京都 千代田区二番町 5-25 二番町センタービル
設立年月
2003 / 10