プログラム/内容
- ジャンル
- セミナーシンポジウム
- 開催日時
- 2026/03/05 16:00 ~ 2026/03/05 18:00
- 開催地
- 東京都 東京都港区虎ノ門1-15-16 笹川平和財団ビル
- 開催形式
- オフライン
- 内容
北アイルランドやリベリアをはじめ、世界各地の経験を振り返ると、武力紛争の終結や持続可能な平和の構築において、女性が果たしてきた役割は極めて大きいことが繰り返し示されています。こうした現実は、1995年の北京世界女性会議以来続いてきた国際的なアドボカシーの集大成として、2000年10月の国連安全保障理事会決議1325号の採択を契機に、世界的な政策課題として広く認識されるようになりました。
その後採択された9つの関連決議とともに構成される「女性・平和・安全保障(WPS)アジェンダ」は、女性の参画が和平合意の持続性を高めること、ジェンダー平等が紛争再発リスクの低減につながることなど、確かな理論的・統計的根拠に支えられています。国連、各国政府、市民社会など多様な主体が連携し、外交的働きかけや国家・地域行動計画の策定、紛争現場での実施が進められてきました。
和平プロセスの現場では、1325号が採択された後も、コロンビアやフィリピンにおいて女性交渉担当者が包括的和平合意の締結に決定的な役割を果たしました。彼女たちは、国家や軍が中心になりがちな従来型の交渉に、より水平的で包摂的な意思決定の文化をもたらしました。近年の紛争、戦争においては紛争被害者の7割以上が女性と子どもと考えられる中で、彼女たちは被害者や地域社会の視点を安全保障の議論に組み込み、戦争の代償をより的確に見極めながら、平和への現実的な道筋をつくり出してきたのです。
しかし、四半世紀が経った今も、世界は紛争の拡大に直面しています。地政学的競争の激化、国際秩序の急速な変化、軍備増強の進行は、「女性の参画を通じた持続的平和」というWPSアジェンダの核心に強いゆさぶりをかけています。加えて、ジェンダー平等への反動が世界的に強まっており、権威主義体制の再興と結びつきながら深刻な影響を及ぼしています。
従来、リーダーシップ研究の分野では、共感力やケア志向、民主的価値の重視など、女性リーダーに多く見られるとされる特性が長く注目されてきました。これらはもちろん性別に限定されるものではありませんが、新型コロナウイルス危機に際し複数の女性首脳が示した優れた対応は、その価値を明確に示すものでした。複雑さを増す安全保障環境においても、世界の女性リーダーはこうした強みを発揮し続けています。
日本においては、初の女性首相が誕生したことを契機に、女性リーダーが背負う重責と、その過程で直面する制度的・文化的課題、さらに女性独自のリーダーシップが今後の国際社会の安定と平和にどのように寄与し得るのかが重要な関心事項として浮上しています。この機会を捉え、各地の紛争解決と和平に尽力してきた女性交渉者やWPSアジェンダをグローバルに主導してきた女性指導者を迎え、「平和と安全保障へ向けた女性のリーダーシップ」について考えます。
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本セミナーで取り上げるポイント- 歴史的な和平交渉において、女性リーダーの成功を支えた特質や戦略は何か。
- 女性リーダーは、WPSの文脈における「安全保障」という概念をどのように問い直し、作り直し、拡大してきたか。
- 女性運動や女性たちの連合は、平和構築プロセスをどのように支え、女性のリーダーシップを強化してきたか。
- 平和構築・安全保障分野において女性がリーダーとして影響力を行使する形で参加するためには、どのような制度的・構造的条件が望まれるのか。また、これらの領域で女性がリーダーシップを発揮してきた具体的な成功事例はどんなものか。
- 平和と安全保障分野で活躍する女性指導者が直面する文化的・社会的障壁―「超男性的な」(Hyper Masculine)グローバルな文化を含むーに対処するには、どのような戦略があるのか
【日 時】
2026年3月5日(木)16:00-18:00(JST)
【会 場】
笹川平和財団ビル11階国際会議場
【主 催】
公益財団法人 笹川平和財団、ジョージタウン大学 女性・平和・安全保障研究所
【プログラム】 ※全ての時間は日本時間(JST)表記。
16:00-16:05
開会挨拶
萱島 信子
(笹川平和財団 常務理事)
16:05-17:20
プログラム1:「和平プロセスにおける女性のリーダーシップ」
登壇者
モニカ・マクウィリアムズ 氏
(ベルファスト/グッドフライデー合意 和平交渉者・調印者)
ミリアム・コロネル=フェレル 氏
(フィリピン政府和平パネル 元委員長)
レイチェル・ジョージ 氏
(ジョージタウン大学 女性・平和・安全保障研究所 研究員)
モデレーター
中山 万帆
(笹川平和財団 第2グループ 平和構築支援担当 グループ長)
17:20-18:00
プログラム2 :「変化する国際平和・安全保障環境における女性の政治リーダーシップ」
登壇者
メラン・バービア大使
(ジョージタウン大学 女性・平和・安全保障研究所 所長)
インタビュアー
ローヤ・アハヴァン 氏
(国際基督教大学 研究員/FemLEAD・コンサルティング代表)
18:00
閉会
※プログラムについては予告なく変更することがありますので、予めご了承ください。
【使用言語】
日英同時通訳
- 職務分野
- 平和構築、ジェンダーと開発
- 会場名
- 笹川平和財団ビル11階国際会議場
参加資格
- 参加費用
- 無料
募集内容
- 学生歓迎
- 大学生・大学院生歓迎
- 募集人数
- 200
- 募集期間
- 2026/03/02 13:59 ~ 2026/03/04 10:00
申し込み方法
- 掲載内容の確認等は、ご利用者様、掲載団体様の両者間の責任で行ってください。掲載内容及びセミナー・研修プログラムは、独立行政法人国際協力機構(JICA)の見解を示すものではありません。詳しくは規約をご確認ください。
- 未成年が有償セミナーへ申し込むには保護者の同意が必要です。
- ウェブ応募時の個人登録者の個人情報の扱いは案件を主管する登録団体の定めによることとします。尚、Web応募を実施することにより、団体に対するプロフィール公開項目の提示に同意したものとみなします。
- 参加申し込み方法
本セミナーは会場での参加のみとなります。
参加をご希望の方は、3月4日(水) 10時00分までに本ページよりお申し込みください。
※会場の都合により、定員に達し次第、受付を締め切らせていただきます。- 注意事項
※お申し込みの際は、メールアドレスを正しくご入力ください。
お申し込み後に「仮登録確認メール」が届きますので、メールに記載のURLを24時間以内にクリックし、登録を完了してください。登録が未完了のままのお問い合わせが増えておりますので、ご注意ください。
※仮登録確認メールが届かない場合は、「spfpr@spf.or.jp」からのメールが迷惑メールフォルダに振り分けられていないかご確認ください。
※ご入力いただいた個人情報は、当財団が主催または後援するセミナー・講演会等のご案内に使用させていただきます。
平和と安全保障における女性のリーダーシップ
公益財団法人笹川平和財団
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お問い合わせ先
- 担当部課
- 笹川平和財団 第2グループ(平和構築支援担当)
- 電話番号
- 03-5157-5181
- メールアドレス
- peacebuilding@spf.or.jp
- ホームページ
- https://www.spf.org