第503号 連載コラム「ぷろのぶ~国際協力を傍らに、本業に打ち込む若者たち~」(最終回)

連載コラム、いかがでしたでしょうか。

このコラムでは、ご自身の本業に打ち込みながら、その傍らで国際協力をする7人の若者をとりあげました。 彼らそれぞれのコラムに共通していることが二つあります。

一つ目は、それぞれご自身の気持ちに正直に向き合っていることです。決して他人との比較をしたり、虚栄心を持ったりしていません。 心の中にある方位磁石を正しく持って、ご自身の心が向く方向を捉えています。

二つ目は、何かしら行動を起こしているということです。方向を捉えたら、まずは一歩踏み出してみる。 そして、その行動が同じ志をもった仲間とつながるきっかけとなり、輪を拡げ、徐々に大きな力になっていきます。

「国際協力をしたいけれど、何から始めていいかわからない」あるいは、「今はその環境が整っていない。」こう考える方々には、彼らの生き様が参考になるかもしれません。

最初から高いハードルを設定する必要はありません。
まずは跳べそうなハードルを選んで跳んでみても良いのです。
直線距離で国際協力のお仕事を目指さなければならないわけでもありません。 様々なことを経験しつつ、傍らで国際協力をやってみるということでも良いのです。

大事なことは、まず第一歩を踏み出してみることです。 その一歩先から見る世界は、一歩踏む前の世界とは少し違って見えるはずです。

大リーグのイチロー選手が、あるインタビューでこんなことを言いました。
「遠回りすることが大事だ。回り道で培った経験には決して無駄は無い。 最短距離で失敗をせずに目的を達成した人に深みは出ない。遠回りした道は味わい深い道だ」と。

まずは一歩踏み出してみませんか。

「ぷろのぶ」の行動法則

(国際協力人材部 人材養成・確保G 次長 渡辺雅夫)

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