登録団体詳細
学校法人慶應義塾
団体情報
- 団体名
- 学校法人慶應義塾
- 団体種別
- 大学・学校法人
- 所在地
- 東京都
- 設立年月
- 1858/ 10
- 設立目的・事業内容
- 学校法人慶應義塾(以下、本学)は、福沢諭吉が蘭学塾を開設した1858(安政5)年より、長きに渡って日本のグローバル教育を牽引してきました。本学の基本精神である自他の尊厳を守る「独立自尊」の精神や、師弟の分を定めない「半学半教」の精神は、先進国と途上国が「対等な立場」で「協働」していくという、現在の国際協力で求められる考え方、また草の根技術協力事業の考え方と志を同じくしています。本学が世界40以上に渡る国・地域の260以上の機関との間で交流協定を締結し、グローバル教育・研究を行っていることは、その実践を裏付けています。
- 活動分野
- 貧困削減、民間セクター開発、情報通信技術、ジェンダーと開発、市民参加
- 活動国
- フィリピン共和国
- 活動実績(国内)
- 活動実績(海外)
- 現在本学では 環境情報学部(SFC)厳網林研究室を実施主体として、JICA草の根技術協力事業「フィリピンボホール州タグビララン市におけるプラスチックリサイクル事業による女性の所得向上プロジェクト」を実施しています。 本プロジェクトは、近年注目される最新のデジタルものづくり技術を活用して、開発途上国ルーラルエリアのもつ地域固有の問題を解決することを目指す、フィリピン国ボホール州タグビララン市と慶應義塾による、JICAの支援を受けたプロジェクトです。 このプロジェクトでは、当地の中年女性の貧困・雇用課題を解決するという視点から、カリピという貧困女性の団体を裨益者グループとし、バランガイと呼ばれる市内15の自治体に、オリジナルの小型リサイクル機器を主としたファブリケーション(ものづくり)スペースを設置し、このカリピの女性たちがプラスチックゴミから自らプロダクトを考案・製作・販売し、収入を得られる環境を整えて、最終的にはカリピの収入を毎年アップさせることを目標としてプロジェクトを進めています。 また、このファブリケーション(ものづくり)スペースは、フィリピン国の、各バランガイにリサイクル施設を設置するという「生態的固形廃棄物管理法」と同期して、草の根レベルの資源循環の仕組みを作る環境活動でもあります。 タグビララン市が抱えるリサイクル施設の設置が進めることができなかったという問題と、中年女性の雇用の二つの課題において、それらを最新のデジタルものづくり技術を援用して解決を目指そうとするものです。
- SDGsへの取り組み