職務内容
- 職務分野
- 貧困削減、保健医療、民間セクター開発、情報通信技術、一般事務・経理、多岐にわたる分野
- 業務期間
- 2023/11/01 ~
- 休日
- 時間外労働
- その他業務条件
- ■試用期間 あり(6ヶ月) ■就業時間 標準労働時間 月曜日~金曜日 8:30-17:30 ■休日休暇 有給休暇、産休等
- 業務内容
<仕事概要>
<事業内容>
世界には、義肢装具を購入できない人が9千万人も存在しています。当社はこの社会課題を「3Dプリンティング × AIテクノロジー」という新技術で解決することを目指すスタートアップ企業で、JETRO「日ASEAN新産業創出実証事業」や東京大学 IPC「起業支援プログラム」などに相次いで採択されて注目いただいています。まずはフィリピン・インドで活動中ですが、今後さらにアジア・アフリカ地域などの世界事業展開を予定しています。社会的意義がある事業を通じて自らの手で国際貢献を行っていきたい方を広く仲間として求めています。
<募集するポジションの詳細>
フィリピンの経理部門をまとめていただく管理職を募集します。
組織の財務プロセスに関連する重要な役割を果たし、経理部門の日常業務を効率的に遂行します。財務データの正確性とコンプライアンスの確保、会計関連の業務設計が主要な責務です。
● 会計業務の実行
○ 日常の会計業務、帳簿記入、および財務トランザクションの処理を遂行する。
● 財務レポート作成
○ 月次および年次の財務レポートを作成し、マネージャーや経営陣へ提出する。
● 予算管理
○ 予算実績との比較を通じて予算の管理と達成を支援する。
● 現預金管理
○ キャッシュフローのモニタリングと予測を行い、資金繰りの最適化を図る。
● 税務対応
○ 税務関連の業務を実行し、税務コンプライアンスの確保をする。
● 会計システム管理
○ 会計ソフトウェアやツールの効果的な使用とその管理をする。
● コンプライアンス
○ 会計原則、税務法規、および法的規制に従い、コンプライアンスの確保をする。
● 財務分析
○ 財務データの収集、解釈、および分析を行い、マネージャーや経営陣に財務パフォーマンスに関する洞察を提供する。
● 会計監査
○ 内部および外部の監査の準備および対応のサポートをする。
フィリピンを拠点に業務に従事していただきますが、日本の会計処理や消費税申告などの業務も積極的に関わっていただきます。
<体制>
● 財務・経理部長1名(日本人)
● 経理スタッフ2名(フィリピン人)
● 現地顧問会計士と相談しながら業務ができます。
#社会課題に挑む企業
#チャレンジできる環境
#ユニコーンを⽬指す企業
#DX推進
<募集要件>
■必須要件● 日本の事業会社での経理経験5年以上、もしくは監査法人出身の方
● ビジネス英語ができる方
■歓迎要件
● フィリピンの事業会社での経理経験5年以上
● 監査経験もしくは監査対応の経験
● 商簿記検定日2級相当の知識:工業簿記の原価計算や、減価償却資産の計算の経験
● 財務、会計、または関連分野での学士以上の学位
● スタートアップやベンチャー企業などでの経験
● SDGsやソーシャルビジネス、開発途上国・アジアへの関心
- 職種
- その他
- 勤務形態
- 正職員
- 働き方
- 海外勤務、副業・掛け持ち
応募条件
- 語学力
- 英語
- ビジネス英語ができる方
- 学位
- 学士あるいは同等程度
給与・待遇
- 給与レンジ(月額:円)
- 30~40万未満
- 昇格あり
- 待遇
給与・報酬:10万~15万PHP/月
時間超過分については別途支給いたします。
※給与は、保有されるスキル・経験・能力により優遇、相談の上決定します。
- 福利厚生
- 交通費支給、時間外手当支給、完全週休2日制
- ※その他の雇用形態も柔軟にご相談可能です。
- 加入保険
応募について
- 応募方法
【応募方法】
下記URLよりご応募ください。■応募用URL
https://herp.careers/v1/instalimb/hvuQ-dH6Ei4q
【選考フロー】
1. 書類選考
2. 一次面接(面接担当者:経理財務部長)
※一次面接時に経理のミニテストを実施します(所要時間:15分程度)
3. 二次面接(面接担当者:代表)
- 募集人数
- 1名
- 募集期間
- 2023/10/26 00:00 ~ 2024/10/26 23:59
- 応募時の注意事項
その他の募集ポジションの情報は当社ウェブサイトでご確認いただけます。
世界で最も脆弱な「開発途上国の貧困障害者」を救出する、経理(管理職 / フィリピン在住の方)を募集します!
インスタリム株式会社
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勤務地
勤務形態
働き方
お問い合わせ先
- 担当者氏名
- 猫平光
- 電話番号
- 03-6805-5356
- メールアドレス
- recruit@instalimb.com
- ホームページ
- https://www.instalimb.com/
- 担当者から一言
代表取締役CEOの徳島です。
この義足の事業は2014年に私が青年海外協力隊員であった際に始めました。私がフィリピンにて、義足を購入できない糖尿病性壊疽の患者(足が腐敗した糖尿病の患者)に出会ったことが、この事業を始める大きな動機になっています。その彼は、フィリピンのボホール島の片田舎の貧困エリアに住む男性でした。ただ机と椅子と聴診器や血圧計があるというだけの、医療施設だとはとても言えないような街の小さなクリニックでの出会いでした。
彼は2年ほど前から糖尿病であると言い、すでに足先の肉は爛れて少し骨が見えていて正視できないようなひどい状態でした。私からの質問に、痛く辛そうな顔で、自分は高校生と中学生の子供もがいる働きざかりの40代であると話してくれました。今は子供が自分の代わりに働きに出ており、そのせいで子供がまともに学校に行けていないことも。私は彼に切断手術をしないのかと尋ねました。彼は、切断の手術を受けても糖尿病の場合は再切断をすることになるので意味がない、と返しました。私は壊疽の毒が体に回ると危険なことを説明しました。そして重ねて、義足を履けば運動もできるし、糖尿病は回復することができること、再び働きにも出られるのではないか、と尋ねました。男性は何も言いませんでした。
後に私は、その地域にはそもそも義足の製作所は一つもなく、義足の購入が不可能であることを知りました。数週間後再びそのクリニックを訪ねた際に、彼が亡くなったことを知りました。彼の家族はどうしたのかと聞いても、誰も何も答えてくれませんでした。
フィリピンの低開発地域における貧困層の住民は、主に栄養状態の劣悪さによって糖尿病に罹患することが非常に多く、膝下切断処置を受けた義足適合の患者と、糖尿病性壊疽患者などの潜在的義足ユーザーを合わせて、123万人(当社調べ)が膝下義足を必要としています。しかしこのような状況にも関わらず、義足の価格が高価であることが大きなハードルとなり、そのうちの96%(118万人)が義足を持つことができずにいます。
フィリピンの都市部では、国内ロータリークラブや米国の宗教団体等からの義足の寄付、オランダ政府等からの義足部品の寄付、オーストラリア団体からの義足製作設備投資のための資金提供などがありますが、このような寄付は障害者の需要を満たすほどの数ではなく、ほとんどの義足を必要とする障害者が、まともな職につけず、貧困の連鎖に飲み込まれてしまっているというのが実情です。またさらに、貧困層では、たとえ義足の寄付を受けられても、修理やメンテナンスの場所・機会がなく、穴や亀裂のある義足を装着し続けて断端(切断部)に傷を作って、結果そこから再び壊疽となり再切断となってしまったり、体型の変化等で義足が合わなくなった結果、家に引きこもる障害者も多いというのが現状です。
私は、これはフィリピンだけの問題ではなく、全世界的な問題であると考えました。私が見た糖尿病壊疽のような彼が、そして彼の家族のような人たちが、世界中にたくさんいることに、強い憤りを覚えました。そしてこの問題を解決するために、低コストで義足製作を提供可能にする、本プロジェクトにかかる製品の開発に取り掛かったというのが、そもそもの開発に至った経緯(動機)です。
帰国後、慶應義塾大学の研究員として、起業家として、また多方面から多くの協力を得ながら、3年間をかけて義足用の3Dプリンタ、義足用の3D-CADから構成される「超低価格義足製作用ソリューション」の開発を完成させました。私は今、私のこのソリューションが、開発途上国の義足にまつわる絶望的な状況を解決する手段になり得る、そして、自分ならこの問題を解決できる、と自信を持っています。
ぜひ私たちと一緒に、アンフェアな世界を変え、世界中の義足ユーザーさん、義肢装具ユーザーさんのQOLを向上させる世界の実現を目指してみませんか?