日本における国際協力の役割
日本の取り組み
2015年9月に開催された「国連持続可能な開発サミット」において、17の目標と169のターゲットで構成された「持続可能な開発目標(SDGs)」が採択されました。これは環境や格差、女性の権利など、開発途上国にとどまらない人類共通の課題に地球規模で取り組んでいこうというもので、その達成のためには年間3.9兆ドルの資金が必要であると試算されています。※1
そのような状況の中、日本でも政府開発援助(ODA)だけでなく、地方自治体やNGO、NPO、企業も含め、官民一体となった国際協力への取り組みがより一層期待され、ODAの総額を大きく上回る民間資金が途上国に流入しています。こうした民間の投資は、開発途上国の経済成長と安定に大きく貢献しているのです。
- ※1 「World Investment Report 2014」(国連貿易開発会議)