世界で最も脆弱な「開発途上国の貧困障害者」を救出する、生産技術エンジニア(QC・QMRシステム立ち上げ担当)を募集します!

インスタリム株式会社

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職務内容

職務分野
貧困削減、保健医療、民間セクター開発、情報通信技術、一般事務・経理、多岐にわたる分野
業務対象国/勤務地
アジア   フィリピン  /  関東   東京都
東京オフィス勤務、海外勤務の可能性あり(インド・フィリピン・中国を想定) ※その他オフィス所在地 ・フィリピン:マニラ首都圏 ・インド:デリー
業務期間
2023/12/01
休日
時間外労働
その他業務条件
■試用期間 あり(6ヶ月) ■就業時間 フレックスタイム制 標準労働時間1日8時間 (コアタイム11:00~15:00) ■休日休暇 完全週休2日制、有給休暇、慶弔休暇、産休、育休
業務内容

<仕事概要>

<事業内容>

私たちは2017年に日本で設立されたスタートアップ企業です。最先端のAI技術と3Dプリンターを活用し、前人未到の高品質でカスタマイズ可能な義足を提供し、手足を失った何百万人もの人々の生活の質の向上に寄与しています。2023年には経済産業省によって、日本を代表するスタートアップ「J-Startup」に選出されました。

義肢装具技術の分野におけるリーディング・イノベーターとして、主に開発途上国を中心に世界初の3Dプリント義足を手頃な価格で提供することで、社会に対してポジティブなインパクトを与えています。

2年前には約8名のみの組織でしたが、現在ではフィリピン・インドを合わせて約100名規模の会社になりました。

2022年にはインド拠点を立ち上げ、さらにフィリピンで単月黒字化を達成し、急成長しています。

そして、新たにインドを中心に3Dプリンタや材料の開発・製造拠点立ち上げを行おうとしており、これまで培っていた義足製造に加え、新製品の立ち上げを行っていく計画です。

 

今回は、開発途上国において、その人のためだけの形状を備えた義足を3Dプリンタで量産するという、所謂「マス・カスタマイゼーション」の生産構造・システム・ラインを立ち上げるための生産技術・品質管理エンジニアを募集します。

弊社のCEOやCTO、現地会社の代表などのコアメンバーと密にタッグを組んで日々コミュニケーションを取りながら、あなたのイニシアチブで、3Dプリンタを使った多品種生産という未踏の領域の生産技術開発にチャレンジしていただきます。

新しいものづくりを切り開いていきたいと思える方に、ぜひ来ていただきたいと思っています。

 

<募集するポジションの詳細>

弊社3Dプリント義肢装具のQC・QMRシステム立ち上げをはじめとする、品質保証全般に関する業務

 

1)品質維持 義肢・装具の品質維持、3Dプリンタの組み立て、フィラメント製造の品質管理(トラブルシューティング含む)、インド及びフィリピンにおける認証維持(監査対応含む)

 

2)品質開発 Instalimb ONE品質ポリシー構築、フィラメント製造・3Dプリンタ製造・義肢装具聖俗の各品質保証プロセス構築(各製品のトレーサビリティ管理含む)

 

<社内体制>

・弊社のCEOやCTO、現地会社の代表といった経営層とともに、世界でも最先端のテクノロジーを扱いながら、品質保証の領域でグローバルかつチャレンジングな経験を積むことができます。

・フィリピンやインドをはじめとする開発途上国のビジネスに携わる経験ができます。

 

<選考プロセス>

書類選考→面接(1~2回程度、オンライン可)

 

#社会課題に挑む企業

#チャレンジできる環境

#ユニコーンを⽬指す企業

#DX推進

 


<募集要件>
■必須要件

・メーカーなどでの生産技術の開発経験(目安5年以上)

・以下のいずれかの経験をもつ方  

 ・工程管理

 ・設計/QC管理・分析

 ・設備立ち上げ

 ・設備保証方法の確立

・チームマネジメントの経験

・海外勤務可(インド・フィリピン・中国を想定)(長期出張2~3か月程度)

・英検2級、ないしTOEIC600点程度の英語力

 

■歓迎要件

・ISO9001などQMSによる管理の経験

・QC検定1級

・工場立ち上げの経験

・海外、特に開発途上国でのお仕事の経験

・スタートアップやベンチャー企業などでの経験

・海外滞在経験

・英検2級、ないしTOEIC600点程度の英語力

 


<職場>

■勤務地

東京都墨田区横川1-16-3 Center of Garage Room 6

 

■補足

東京オフィス勤務、海外勤務の可能性あり(インド・フィリピン・中国を想定)

 

※その他オフィス所在地 ・フィリピン:マニラ首都圏 ・インド:デリー

職種
その他
勤務形態
正職員
働き方
海外勤務、フレックス、副業・掛け持ち

応募条件

語学力
英語
英検2級、ないしTOEIC600点程度の英語力
学位
学士あるいは同等程度

給与・待遇

給与レンジ(月額:円)
50万以上
昇格・賞与あり
待遇

想定年収:700~800万円

月給制 :550,555円~

(基本給324,500円+役職手当121,519円+固定残業代104,536円(30時間分))

 

※給与は、保有されるスキル・経験・能力により優遇、相談の上決定します。

※時間超過分については別途支給いたします。

福利厚生
交通費支給、時間外手当支給、完全週休2日制、各種社会保険完備
加入保険

応募について

応募方法

【応募方法】
下記URLよりご応募ください。

 

■応募用URL

https://herp.careers/v1/instalimb/9p5qYZc0zZoF

募集人数
1名
募集期間
2023/11/15 00:00 2024/11/15 23:59
応募時の注意事項

その他の募集ポジションの情報は当社ウェブサイトでご確認いただけます。

世界で最も脆弱な「開発途上国の貧困障害者」を救出する、生産技術エンジニア(QC・QMRシステム立ち上げ担当)を募集します!

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お問い合わせ先

担当者氏名
猫平光
電話番号
03-6805-5356
メールアドレス
recruit@instalimb.com
ホームページ
https://www.instalimb.com/
担当者から一言

 代表取締役CEOの徳島です。
 この義足の事業は2014年に私が青年海外協力隊員であった際に始めました。私がフィリピンにて、義足を購入できない糖尿病性壊疽の患者(足が腐敗した糖尿病の患者)に出会ったことが、この事業を始める大きな動機になっています。

 

 その彼は、フィリピンのボホール島の片田舎の貧困エリアに住む男性でした。ただ机と椅子と聴診器や血圧計があるというだけの、医療施設だとはとても言えないような街の小さなクリニックでの出会いでした。

 

 彼は2年ほど前から糖尿病であると言い、すでに足先の肉は爛れて少し骨が見えていて正視できないようなひどい状態でした。私からの質問に、痛く辛そうな顔で、自分は高校生と中学生の子供もがいる働きざかりの40代であると話してくれました。今は子供が自分の代わりに働きに出ており、そのせいで子供がまともに学校に行けていないことも。私は彼に切断手術をしないのかと尋ねました。彼は、切断の手術を受けても糖尿病の場合は再切断をすることになるので意味がない、と返しました。私は壊疽の毒が体に回ると危険なことを説明しました。そして重ねて、義足を履けば運動もできるし、糖尿病は回復することができること、再び働きにも出られるのではないか、と尋ねました。男性は何も言いませんでした。

 

 後に私は、その地域にはそもそも義足の製作所は一つもなく、義足の購入が不可能であることを知りました。数週間後再びそのクリニックを訪ねた際に、彼が亡くなったことを知りました。彼の家族はどうしたのかと聞いても、誰も何も答えてくれませんでした。 

 

 フィリピンの低開発地域における貧困層の住民は、主に栄養状態の劣悪さによって糖尿病に罹患することが非常に多く、膝下切断処置を受けた義足適合の患者と、糖尿病性壊疽患者などの潜在的義足ユーザーを合わせて、123万人(当社調べ)が膝下義足を必要としています。しかしこのような状況にも関わらず、義足の価格が高価であることが大きなハードルとなり、そのうちの96%(118万人)が義足を持つことができずにいます。

 

 フィリピンの都市部では、国内ロータリークラブや米国の宗教団体等からの義足の寄付、オランダ政府等からの義足部品の寄付、オーストラリア団体からの義足製作設備投資のための資金提供などがありますが、このような寄付は障害者の需要を満たすほどの数ではなく、ほとんどの義足を必要とする障害者が、まともな職につけず、貧困の連鎖に飲み込まれてしまっているというのが実情です。またさらに、貧困層では、たとえ義足の寄付を受けられても、修理やメンテナンスの場所・機会がなく、穴や亀裂のある義足を装着し続けて断端(切断部)に傷を作って、結果そこから再び壊疽となり再切断となってしまったり、体型の変化等で義足が合わなくなった結果、家に引きこもる障害者も多いというのが現状です。

 

 私は、これはフィリピンだけの問題ではなく、全世界的な問題であると考えました。私が見た糖尿病壊疽のような彼が、そして彼の家族のような人たちが、世界中にたくさんいることに、強い憤りを覚えました。そしてこの問題を解決するために、低コストで義足製作を提供可能にする、本プロジェクトにかかる製品の開発に取り掛かったというのが、そもそもの開発に至った経緯(動機)です。 

 

 帰国後、慶應義塾大学の研究員として、起業家として、また多方面から多くの協力を得ながら、3年間をかけて義足用の3Dプリンタ、義足用の3D-CADから構成される「超低価格義足製作用ソリューション」の開発を完成させました。私は今、私のこのソリューションが、開発途上国の義足にまつわる絶望的な状況を解決する手段になり得る、そして、自分ならこの問題を解決できる、と自信を持っています。

 

 ぜひ私たちと一緒に、アンフェアな世界を変え、世界中の義足ユーザーさん、義肢装具ユーザーさんのQOLを向上させる世界の実現を目指してみませんか?

団体情報詳細
設立目的・事業内容
当社は、『必要とするすべての人が、義肢装具を手に入れられる世界をつくる』をビジョンに活動する日本発のテクノロジー・スタートアップ企業です。 世界には、義肢装具を購入できない人が9千万人も存在します。私たちは3Dプリンティング×機械学習テクノロジーで、これまでにない低価格・高品質な義肢装具をつくり、世界中に届けるべく活動しています。 医療用の義肢装具は発展途上国で普及が遅れており、例えばフィリピンにおける義足では、123万人の需要者に対して3~4%しか供給されておらず、100万人以上が義足を持ててないという実態があります。義足のない患者の就職は途上国では難しく、大きな社会的課題となっています。 上述の供給不足の背景は、義足が1足あたり~100万円と高価なことにあり、設備代・パーツ代などの高コスト構造と、アナログな職人技に依存した製造プロセスに起因するものです。 当社は義肢装具製作専用3Dモデリングソフトをオリジナル開発するなど、世界で初めてデジタル化した義肢装具製作ソリューションによって、従来品の価格・納期を1/10に抑え、かつ高度な職人技が不要で現地製造可能な義肢装具を提供します。 JETROの「日ASEAN新産業創出実証事業」対象に採択されており、これにより2018年にプロダクトの開発を完了。2019年5月よりフィリピンのメトロマニラにおいて事業を開始しています。 同国でのビジネスが順調に推移し、プロダクトとビジネスモデルが固まったタイミングである2020年度より、当社のコア技術である「生体フィッティング」技術を活かした更なる義肢装具プロダクトの開発や、インド、インドネシア、中国などへの進出を計画しています。
活動対象分野
貧困削減、保健医療、民間セクター開発、情報通信技術
活動実績(海外)
現在、 採択されたJETRO「日ASEAN新産業創出実証事業~事業化可能性検証事業~」(2018年)に基づき、大規模実証実験とビジネス環境調査を完了しました。これはこの前年採択されたJICA「中小企業海外展開支援事業~基礎調査~」を発展させたものです。 上記により事業準備を完了し、19年よりメトロマニラ地域で事業を開始しています。その後も、同国以外のアジアを中心とした発展途上国や、特に義肢装具が行き届きにくい地方におけるフィージビリティ・スタディーなどを順次進めていく予定です。
活動実績(国内)
【公的機関・財団からのプロジェクト採択歴】(スピンアウト前の団体名義を含む、以下同じ) ・ JETRO 「日ASEAN新産業創出実証事業~事業化可能性検証事業~」(2018年) ・東京大学協創プラットフォーム開発株式会社「第2回 東大IPC起業支援プログラム」の支援先に採択(2018年) ・東京財団政策研究所「Sylff Project Grant」(2018年) ・ JICA「中小企業海外展開支援事業~基礎調査~」(2017年) 【民間からの支援・受賞歴など】 ・日本最大級のアクセラレーションプログラム「BRAVE 2017 Spring」にて、  優秀賞、大和ハウス工業賞、IBM Blue Hub賞を受賞(2017年) ・起業家コミュニティ「StarBurst(スターバースト)」の選抜起業家に採択(2017年) 【メディア掲載実績例】 ・TechCrunch、日経 xTECH、SankeiBiz、Wall Street Journal、日本テレビなど
所在地
130-0003
東京都 墨田区横川1-16-3 Center of Garage Room 6
設立年月
2017 / 03