職務内容
- 職務分野
- 貧困削減、保健医療、民間セクター開発、情報通信技術、一般事務・経理、多岐にわたる分野
- 業務期間
- 2023/07/07 ~
- 休日
- 時間外労働
- その他業務条件
- ■就業時間 フレックスタイム制 標準労働時間1日8時間 (コアタイム11:00~15:00) ■休日休暇 完全週休2日制、有給休暇、慶弔休暇、産休、育休
- 業務内容
<業務内容>
ジュニア/ミドルレベルの機械設計エンジニアとして、主に義足および関連製品の設計と評価を担当します。これには、新製品および既存製品の価値分析と価値工学(VA/VE)が含まれます。1. 義足および関連製品の部品の設計・開発
2. 新製品および既存製品の価値分析と価値工学(VA/VE)
3. 新しい義肢装具の評価
4. 部門横断的な他部署との協力
5. 製品が業界安全基準や品質基準に準拠していることの確認補足
海外出張有り。
要件:義足の現地被験者評価を実施していただきます。
頻度:3ヶ月に1回、1週間
<募集をご検討いただいている方へ>
私たちは2018年操業のスタートアップで、2019年よりフィリピンで、また2022年よりインドでの義足の製造を開始して順調に売上を伸ばしてきました。
今回、2022年1月〜(現在継続調達中)のシリーズB調達による大型資金を元に、これまで少しずつ改良を積み重ねてきた私たちのコア技術、またビジネスモデル、エージェントビジネスモデルやライセンスビジネスモデルなどで更に拡張しようとしており、このために今回の募集を行うことになりました。※私たちの事業については、是非以下のYoutubeをご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=Fly0J2IbBls
<募集要件>
■必須要件
1. 機械設計または関連分野での3年以上の経験
2. 製品設計開発のためのCADソフトウェア(SolidworksまたはCATIA)に習熟していること
3. 価値分析と価値工学の原則を理解していること
4. 機械工学または関連分野の学士号
5. 英語力:社内コミュニケーションが取れるレベル
■歓迎要件
1. スタートアップ環境での経験
2. 義肢装具設計または医療機器業界での経験
3. 3Dプリンティング技術に精通していること
4. 業界の安全および品質基準に精通していること
<職場>
職場は、東京の御茶ノ水の、新しいスタートアップ向けのオフィスビルに入っています(以下のアダコテックさんと同じ建物です。参考にしてください)。
https://www.wantedly.com/companies/company_8396481/post_articles/245413
<インターロケーショナル・ワーキング制度>
■東京に住まなくても働ける「インターロケーショナル・ワーキング制度」についてこれまでの一般的/常識的な働き方では(特にハードウェアの技術系社員は)、自分が所属する会社の経済合理性に縛られる型で、会社の近所に居住することが強いられてきました。
しかし本来的には、全ての働く人にと、その家族の人生を大きく左右する「居住地」は、自分自身の多様な価値観にしたがって、人生を豊かにするために、自由に選択されるべきであると、インスタリムは考えています。会社社員の「好きな人と好きな場所で、人生を豊かに生きる」という人間の生来的な権利を奪うことは、本来すべきではないことのはずだからです。
都市型の生活をしたいなら都市に住み、自然と共に生きたいものは地方に住むべき、田舎に残された両親など愛しいたちと一緒に生きたいなら、地元に住まうことができるべきです。私たちインスタリムは、「自分自身が幸せに生きる権利を持っている」ということに自覚的となり、QOLを向上させる事に意欲的であり、幸せに生きることに真摯であるメンバーを求めます。
そういう人こそが、「開発途上国の貧困な切断障害者」という、”本当は人生を豊かに生きることができるはずにも関わらず、その権利・機会を剥奪されている人たちを救う”という、私たちインスタリムのビジョン・ミッションに対しても、真摯に、意欲的に向き合えると考えるからです。制度概要
毎月定額の「交通費・宿泊費」予算を設定し、その予算内の交通費、宿泊費を実費精算可能とします
予算内であれば、基本的には自由に使えるものです(使い方は”常識の範囲”で任される)。領収書を提出しての実費精算です。
東京近郊以外の出張時には「自宅出発・自宅帰着」の旅費精算を許可し、これは予算の枠外とします
毎月の予算の他に本制度の適用が会社によって許諾されたタイミングで、準備費として一定金額のイニシャル費用が支給され、これを用いてインターロケーショナル・ワーキングの準備を整えることができます(自宅をラボ化するための諸設備を整えるなど)- 職種
- 技術系(医療・介護・福祉)
- 勤務形態
- 正職員
- 働き方
- テレワーク、地方勤務、海外勤務、短期間、週に数日間のみ、フレックス、副業・掛け持ち、業務委託
応募条件
- 語学力
- 英語
- 社内コミュニケーションが取れるレベル
- 学位
- 学士あるいは同等程度
給与・待遇
- 給与レンジ(月額:円)
- 40~50万未満
- 昇格・賞与あり
- 待遇
応相談
(経験や能力に応じて相談)ご経験やスキルにより月額給与は提示より変動します。
- 福利厚生
- 交通費支給、時間外手当支給、完全週休2日制、各種社会保険完備
- 加入保険
応募について
- 応募方法
【応募方法】
メールアドレス( recruit@instalimb.com )に以下の書類の送付。
1. 履歴書
2. 職務経歴書(特に関連する業務経験について詳しくご記載ください。履歴書に併記の形でもかまいません)
3. ご自身の英語力を示すことができる書類(形式自由)
4. ご自身のご希望の勤務形態について、メール本文にご記載ください- 募集人数
- 1名
- 募集期間
- 2023/07/07 00:00 ~ 2024/07/07 23:59
- 応募時の注意事項
その他の募集ポジションの情報は当社ウェブサイトでご確認いただけます。
世界で最も脆弱な「開発途上国の貧困障害者」を救出する、機械設計エンジニア(VA_VE担当)を募集します!
インスタリム株式会社
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勤務地
勤務形態
働き方
お問い合わせ先
- 担当者氏名
- 猫平光
- 電話番号
- 03-6805-5356
- メールアドレス
- recruit@instalimb.com
- ホームページ
- https://www.instalimb.com/
- 担当者から一言
代表取締役CEOの徳島です。
この義足の事業は2014年に私が青年海外協力隊員であった際に始めました。私がフィリピンにて、義足を購入できない糖尿病性壊疽の患者(足が腐敗した糖尿病の患者)に出会ったことが、この事業を始める大きな動機になっています。その彼は、フィリピンのボホール島の片田舎の貧困エリアに住む男性でした。ただ机と椅子と聴診器や血圧計があるというだけの、医療施設だとはとても言えないような街の小さなクリニックでの出会いでした。
彼は2年ほど前から糖尿病であると言い、すでに足先の肉は爛れて少し骨が見えていて正視できないようなひどい状態でした。私からの質問に、痛く辛そうな顔で、自分は高校生と中学生の子供もがいる働きざかりの40代であると話してくれました。今は子供が自分の代わりに働きに出ており、そのせいで子供がまともに学校に行けていないことも。私は彼に切断手術をしないのかと尋ねました。彼は、切断の手術を受けても糖尿病の場合は再切断をすることになるので意味がない、と返しました。私は壊疽の毒が体に回ると危険なことを説明しました。そして重ねて、義足を履けば運動もできるし、糖尿病は回復することができること、再び働きにも出られるのではないか、と尋ねました。男性は何も言いませんでした。
後に私は、その地域にはそもそも義足の製作所は一つもなく、義足の購入が不可能であることを知りました。数週間後再びそのクリニックを訪ねた際に、彼が亡くなったことを知りました。彼の家族はどうしたのかと聞いても、誰も何も答えてくれませんでした。
フィリピンの低開発地域における貧困層の住民は、主に栄養状態の劣悪さによって糖尿病に罹患することが非常に多く、膝下切断処置を受けた義足適合の患者と、糖尿病性壊疽患者などの潜在的義足ユーザーを合わせて、123万人(当社調べ)が膝下義足を必要としています。しかしこのような状況にも関わらず、義足の価格が高価であることが大きなハードルとなり、そのうちの96%(118万人)が義足を持つことができずにいます。
フィリピンの都市部では、国内ロータリークラブや米国の宗教団体等からの義足の寄付、オランダ政府等からの義足部品の寄付、オーストラリア団体からの義足製作設備投資のための資金提供などがありますが、このような寄付は障害者の需要を満たすほどの数ではなく、ほとんどの義足を必要とする障害者が、まともな職につけず、貧困の連鎖に飲み込まれてしまっているというのが実情です。またさらに、貧困層では、たとえ義足の寄付を受けられても、修理やメンテナンスの場所・機会がなく、穴や亀裂のある義足を装着し続けて断端(切断部)に傷を作って、結果そこから再び壊疽となり再切断となってしまったり、体型の変化等で義足が合わなくなった結果、家に引きこもる障害者も多いというのが現状です。
私は、これはフィリピンだけの問題ではなく、全世界的な問題であると考えました。私が見た糖尿病壊疽のような彼が、そして彼の家族のような人たちが、世界中にたくさんいることに、強い憤りを覚えました。そしてこの問題を解決するために、低コストで義足製作を提供可能にする、本プロジェクトにかかる製品の開発に取り掛かったというのが、そもそもの開発に至った経緯(動機)です。
帰国後、慶應義塾大学の研究員として、起業家として、また多方面から多くの協力を得ながら、3年間をかけて義足用の3Dプリンタ、義足用の3D-CADから構成される「超低価格義足製作用ソリューション」の開発を完成させました。私は今、私のこのソリューションが、開発途上国の義足にまつわる絶望的な状況を解決する手段になり得る、そして、自分ならこの問題を解決できる、と自信を持っています。
ぜひ私たちと一緒に、アンフェアな世界を変え、世界中の義足ユーザーさん、義肢装具ユーザーさんのQOLを向上させる世界の実現を目指してみませんか?