職務内容
- 職務分野
- 保健医療、一般事務・経理
- 業務期間
- 2021/09/01 ~
- 休日
- 時間外労働
- その他業務条件
- ■業務開始時期:応相談 ■採用が決まりましたら職員契約を締結の上、東京事務局にて約1週間の研修を実施します。業務期間2年以上の前提で契約は1年更新。双方の合意により満了前に更に1年毎の更新、又は、期間に定めのない契約に移行することがあります。
- 業務内容
ジャパンハートは「医療の届かないところに医療を届ける」を理念に活動する日本発祥の国際医療NGOです。日本およびミャンマー・カンボジア・ラオスなどアジア諸国において無償で子どもの診療・手術を実施しその数は年間約34,000件に上ります。
【業務内容】
海外活動地(カンボジア・ラオス)の事業を推進する事業代表職を募集しています。
■■■活動の背景■■■
【カンボジア】
日本が高度成長期を終え安定成長に入った1970年代後半、カンボジアではポル・ポト政権が樹立しました。弾圧の対象となった知識層と呼ばれる医師や教師に加えて、「眼鏡をかけている」というだけで嫌疑をかけられ投獄される。政権終焉までの4年間で国民の4分の1に相当する約170万人が虐殺された悲惨な歴史の爪痕は、50年経った今でもこの国に色濃く残っています。
当時約500万の人口に対して生存医師は全国に数十名のみという破綻した医療システムを支えるため、新政府が資格を持たない医学生を現場に登用した結果、国民の自国医療への信頼は失墜します。経済的余裕のある者は国外で治療を受け、取り残された大半の市民にとって、医療従事者とは自分たちを救う存在ではありませんでした。
そんなカンボジアの医療発展のため、ジャパンハートは2008年より活動を開始。当初は農村地域にある提携病院の一画を間借りして診療を行うところから、年に数回の手術活動に発展。そして2016年、ジャパンハート初となる約200床規模の私立病院が開院しました。
【ラオス】
東南アジアの内陸部、カンボジアやタイなどと国境を接する国「ラオス」。悠々と流れるメコン川、辺りを連なる山々─そんな自然豊かな国に、医療にアクセスできずに苦しみ、静かに命を落とす人がいます。
増え続ける人口に対して医師の数が圧倒的に少なく、医療水準も高くありません。数少ない医療従事者は首都部に偏在しており、地方農村部、特に国土の70%を占める山岳地帯には、ほとんど医療が行き届いていない状態です。つまり山岳集落では、たとえ小さな子どもが高熱にうなされていても、助けを求める先がありません。そびえ立つ山を越え隣国に向かったとしても、貧困ゆえ治療を受けることは難しいでしょう。そうした理由で医療を諦め、今この瞬間も失われてゆく命があります。
私たちは、ミャンマーとカンボジアに続く第三の海外事業地として、この国の人々に日本の医療を提供すべく動き始めました。
■■■現在の活動■■■
【カンボジア】
2018年6月、病院の活動は第二フェーズに移行し、新たに小児科病棟を増築したことで、小児がん、小児外科疾患を含む小児全般の病気の診療が可能となりました。
カンボジア国内での小児がん患者の数は未知ですが、周辺国の統計から、年間約600人いると推測されています。そのうち医療機関を受診している患者は、そのわずか3分の1にあたる200人のみです。先進国の小児がん患者の生存率は80%以上である一方、発展途上国と言われる国々では20%未満です。そこには、診断技術や専門医の不足、病院までのアクセスや患者の経済状況など様々な問題がありますが、私たちはそれらをひとつずつ乗り越え、貧しい人々にも高度医療を届けることを決めました。
現在の大きな課題のひとつは、病院への小児がん患者の早期受診です。現在、現地病院から紹介を受けて来院する子どもたちの多くが既に末期状態にあり、早期発見が肝である癌治療において越えがたい壁となっています。
【ラオス】
他の二国と異なり、ラオスにはジャパンハートの病院はありません。そのため現在はラオス北部に位置する公立病院と提携し、定期的に日本の専門医療チームを派遣することで、主に甲状腺疾患の患者を手術する活動を実施しています。また、現地主導の医療活動を推進するため、現地医療従事者の育成に力を入れてきました。
ジャパンハート全体では年間約3万件の治療を実施しており、ラオス国内は内500件程度に留まりますが、今後はさらに治療の幅をひろげ、実績を拡大していく必要があります。
■■■募集内容■■■
【カンボジア】
病床稼働率の向上を初めとする既存の病院経営全般に加えて、カンボジアでは将来的にジャパンハートの活動中枢となる病院を新たに設立する計画も進行中です。 ジャパンハートこども医療センターの経営および新たな病院設立を担うカンボジア事業の事業代表を求めています。
【ラオス】
ラオス事業としての持続的な活動の実施と、さらなる拡大を最前線で指揮出来る事業代表を求めています。
■■■業務内容■■■
・担当事業地のプロジェクト推進、管理 (主に、医療事業、社会福祉事業、その他新規事業、現在行っているプロジェクトを現地政府と対話しながら現地のニーズに合わせて変化・調整させていく業務があります。)
・担当事業地の運営全般 (事務所の運営・管理、会計管理、人事管理)
・80名規模の病院職員のマネジメント(カンボジア)
・担当事業計画・予算の作成(事業計画作成のリサーチ等も含む)
・他NGO、国際機関、政府機関とのネットワーキング
・東京本部との連絡・調整 他
本ポジションには、ジャパンハートのプロジェクト責任者として現地政府、プロジェクト裨益者、現地スタッフを巻き込みながら、プロジェクト責任者としてプロジェクトを推進できるやりがいのあるポジションです。 今現在の各国の社会問題に対し、NGOとしてできることをどんどん進めて行くことのできるポジションになります。
医療団体ですが、医療の知識・技術は問いません。
海外におけるマネジメント経験を得られると共に社会への貢献を感じながら働くことができるお仕事です。少しでもご興味がある方はぜひご応募ください。
- 職種
- その他
- 勤務形態
- 契約
- 働き方
- 海外勤務
応募条件
- 語学力
- 英語
- 英語での日常コミュニケーションが可能な方
- 学位
- 不問
- 技術資格
- 不問
- 類似業務経験年数
- 不問
- その他必要な業務経験・能力
(必須要件)
・基本的なPCスキル(ワード・エクセル・パワーポイント及びメール等)・国際協力分野に興味が有り、また当団体の目的・事業に賛同し、発展に寄与する意思のあること
・日本人医療者や異なる文化的背景を持つ現地スタッフと信頼関係を築き上げられる方
・取り組むべき課題の優先順位をつけ、プランニング・実行まで主導することができる方
・PC操作(エクセル、ワード、パワーポイント)
・心身ともに健康である方
(歓迎要件)※必須ではございません
・経営・マネジメント経験またはそれに類似する経験(プロジェクト管理業務等)
・海外(途上国)での業務経験、長期インターン(ボランティア)経験
・原則、社会人経験3年以上(学生の方は募集しておりません)
・当団体の目的・事業に賛同している方(会員でない方は採用決定後に入会をお願いいたします)
※医療団体ですが、医療分野の経験がない方も多く勤務しています。
(医療の知識や資格は問いません)
給与・待遇
- 待遇
・待遇 雇用契約は日本(ジャパンハート東京事務局)雇用になります。
・給与 当団体の規定による
・その他 赴任にあたっての交通費、海外傷害保険・宿舎(現地にスタッフハウスあり)は団体負担(提供)- 福利厚生
- 社宅・家賃補助制度
- ・スタッフ宿舎利用可能 ・滞在中の海外旅行保険、滞在ビザは団体負担
- 加入保険
応募について
- 応募方法
カジュアル面談を実施いたしますので、履歴書(様式等自由)を添えて、以下のメールアドレスまで送付お願いします。
提出先:overseas_office@japanheart.org (海外事業本部 採用担当)<選考フロー>
カジュアル面談※(履歴書のみ)→書類提出(職務経歴書・エッセイ)→書類選考→面接(複数回)→内定
※カジュアル面談は選考とは関係ありません。- 募集人数
- 各国1名 ※定員になり次第、締め切ります
- 募集期間
- 2021/08/17 00:00 ~ 2021/11/30 23:59
- 応募時の注意事項
カントリーマネージャー職を志望する旨を記載いただくようお願いいたします。
【NPO法人ジャパンハート】事業代表職<カンボジア・ラオス>
特定非営利活動法人ジャパンハート
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勤務地
勤務形態
働き方
お問い合わせ先
- 担当部課
- 総務
- 電話番号
- 03-6240-1564
- メールアドレス
- overseas_office@japanheart.org
- ホームページ
- http://www.japanheart.org/
- 担当者から一言
自分の行動が、誰かの未来にとってかけがえのないものになり得る場所があります。まずは一度、情熱溢れるスタッフの話を聞いてみませんか?ご応募お待ちしております。