職務内容
- 職務分野
- 農業開発/農村開発、援助アプローチ/戦略/手法
- 配属先
- NAEB(国家農業輸出振興機構)
- 休日
- 時間外労働
- その他業務条件
- 2019年6月上旬~2020年5月上旬(予定) なお、派遣時期及び派遣期間については、変更の可能性もある点をご了解ください。また、書類選考、面接選考に加え、健康診断に基づく当機構顧問医による判定を経て、派遣が最終的に決定されます。詳しくは「健康診断について」(http://partner.jica.go.jp/resource/1522488102000/jicasJobView/jicas_job/pdf/health.pdf)をご覧ください。
- JICAからのひとこと
- これまでコーヒー振興関連の経験をお持ちの方が、さらにその専門性/マネジメント力を高めることが可能なポストです。
- 求められる資質と能力
- 本件で求められる資質と能力は以下の通りです。
- 分野・課題専門力:★★★
- 総合マネジメント力:★★★
- 問題発見・分析力:★★★
- コミュニケーション力:★★★
- 援助関連知識・経験:★★
- 地域関連知識・経験:★★
- [★★★:非常に重視する ★★:重視する ★:参考程度 -:不問]
- ※格付けについて
- ※国際協力人材に求められる6つの資質と能力について
- 案件の背景
- ルワンダ共和国(以下、「ルワンダ」という。)では、全人口の約8割が農業に従事し、農業セクターはGDPの約3割、輸出総額の約4割を占めており、同国の国家経済にとって重要な役割を果たしている。農水産物の輸出においては、伝統的な商品作物であるコーヒーと紅茶の二大産品が8割(コーヒー5割、紅茶3割)を占める代表的な輸出産品である。ルワンダのコーヒー生産は、同国農家総数約170万戸のうち約35万戸、その大部分が小規模農家により行われており、生産量は平均18,900トン/年(2005年~2012年)で、そのうち8~9割が輸出されている。コーヒーにおける様々な施策は、農業動物資源省(MINAGRI)において決定され、傘下機関である国家農業輸出振興機構(National Agricultural Export Development Board: NAEB)が実施している。NAEBは、コーヒー生豆の高品質化を行うため、各県にコーヒー担当者を配置し、苗床の管理や肥料の配布を実施するとともに、一次加工を行うウォッシング・ステーションの整備を推進するなどの取り組みを進めており、生産・加工段階における品質向上が図られている。 その一方で課題にも直面している。農家からコーヒーの実あるいはパーチメント豆を買い付ける際、品質による価格差を設けている買付業者や協同組合は少ないことから、品質向上が農家の収入向上に必ずしも結びついていない現状がある。この問題点は、現在ルワンダで設定されている品質基準が実行性に乏しいことに起因していることから、円滑な商取引の妨げにもなっている。NAEBやコーヒーバリューチェーン関係者(農家、加工業者、輸出業者、販売業者等)が品質基準について共通認識を持つことは、生産から販売までのバリューチェーン強化のために重要である。NAEBを中心にルワンダコーヒーの品質向上の重要性は確認されたものの、コーヒーバリューチェーン(生産、精選・加工、流通、販売)の各工程で関わるNAEBを含むバリューチェーン関係者(農家、加工業者、輸出業者、販売業者等)による品質基準の運用に向けた改善や、バリューチェーンに関する問題や課題解決に協同して取り組むための連携強化が必要なことから、ルワンダ政府は我が国に技術協力を要請した。それに基づき、2017年5月より当プロジェクトを開始、業界関係者のプラットフォーム形成に向けた働きかけや、パイロット農協を2か所指定し、生産工程の改善に向けた活動を進めている。
- 業務/委嘱の目的
- ・チーフアドバイザーとしてプロジェクト全体の計画立案及び運営管理、関連案件との連携のための連絡・調整を行う。 ・ルワンダ側のプロジェクトダイレクター、プロジェクトマネジャー、プロジェクト副マネジャー及びカウンターパート(C/P)に対し、プロジェクトの運営・実施にかかるアドバイスを行い、プロジェクトを円滑に実施する。 ・C/Pによる同国コーヒーバリューチェーンの課題抽出と対策立案を支援する。 ・コーヒー業界関係者間のプラットフォームの継続開催に係る支援を行い、コーヒーバリューチェーン強化に向けた体制構築を図る。 ・プロジェクトパイロット地域の農場におけるコーヒー栽培管理を短期専門家と共に適切に行う。
- 期待される成果
- ・関係者との十分な協議を踏まえ、PO(Plan of Operation)に基づき、派遣期間内に投入、活動が計画通りに実施され、PDM(Project Design Matrix)における成果が達成される。 ・ルワンダにおいて、コーヒーバリューチェーン強化に向けた体制が構築される。 ・プロジェクトパイロット地域の農場におけるコーヒー栽培管理を短期専門家と共に適切に行う。
- 業務内容
- ・PDM及びPOに基づき、他の日本人及び第三国専門家と協力し、プロジェクト専門家チームの代表として、プロジェクト運営管理全般に関する企画・計画を立案し、その実施を総括する。また、C/Pに対し、プロジェクト全体の円滑な運営管理のための助言・指導を行う。
・プロジェクト関係者と十分に情報共有し、プロジェクトの進捗状況についてモニタリングを行う(先方政府関係者と合意したモニタリングシートを6カ月毎にJICAに提出する)。
・プロジェクトを運営する上でPDM及びPOの修正が必要と判断される場合、重大な状況の変化があった場合、重要な方針決定をする場合には、プロジェクト関係者とその内容について十分協議し、必要な調整を行う。
・プロジェクトの進捗状況の報告及び活動計画の承認のため、C/Pが年1回程度、合同調整委員会を開催することを支援する。
・同国におけるコーヒーバリューチェーンの分析・課題抽出・対策立案を支援する。
・関連案件の関係者と活動の進捗状況について定期的に情報共有を行い、より効果的な実施に向け必要に応じ連絡・調整を行う。
・プロジェクトの積極的な情報発信に努めるとともに各種広報活動に協力する。
・プロジェクトパイロット地域の農場におけるコーヒー栽培管理を短期専門家と共に適切に行う。
※現時点での案であり、今後変更される可能性があります。 - チーム構成(日本側専門家構成)・プロジェクト全体構成
- 本プロジェクトには、本ポストの他に長期派遣専門家1名(業務調整/バリューチェーン)の他、短期派遣専門家(営農管理)1名が本プロジェクトに従事しています。 本プロジェクトの全体期間は2017年5月から2020年5月までです。
- 案件関連参考情報
応募条件
- PARTNERでは斡旋、マッチングは行っておりません。詳しくは規約をご確認ください。
- ウェブ応募時の個人登録者の個人情報の扱いは案件を主管する登録団体の定めによることとします。尚、Web応募を実施することにより、団体に対するプロフィール公開項目の提示に同意したものとみなします。
- 語学力
- 英語
- 英語 以下のレベル以上であること 1)高いコミュニケーション能力を有する。 2)TOEIC730点、TOEICS&W290点、TOEFL550点(CBT213点、iBT79点)、英検準1級、国連英検B級、IELTS 6.0、ケンブリッジ英検FCE以上 フランス語(が更にできると望ましい) 以下のレベル以上であること 1)高いコミュニケーション能力を有する。 2)仏検準1級、DELF第2段階(DELF B2)、仏語能力認定試験(TEF)541点、仏文部省認定仏語能力テスト(TCF)400点以上 ※その他の資格試験については、 「専門家語学ガイドライン」参照。
- 学位
- 修士あるいは同等程度
- 類似業務経験年数
- 15年以上
- 青年海外協力隊経験
- 不問
- その他必要な業務経験・能力
- 以下の経験が必須
●コーヒー栽培の業務経験
以下の経験が望ましい
●JICA専門家の経験
●JICA企画調査員経験
●アフリカでの業務経験
待遇
- 待遇
- 本公募対象案件の待遇は、JICAの規定に基づき、旅費(外国旅費および日本国内の内国旅費)を支払います。また、本邦における所属先の有無等により、所属先への人件費補てんまたは国内俸を支給します。
ただし、次の1から3のいずれかに該当する方(JICAから派遣されている専門家、ボランティア等の人員も含みます。)は、上記によらず旅費、国内給付、その他福利厚生及び旅行制度等の待遇が異なることがありますので、必ずこちらをクリックし、関連資料を確認したうえでご応募ください。
1.専門家に内定した時点で海外に在勤・居住している場合
2.専門家として第三国(日本及び任国以外の国)から任国に出発する場合(専門家の赴任前研修、その他私用などで本邦にて短期間滞在する場合を含む。)
3.日本以外の特定の一か国(以下「特定の国」という。)が、専門家の生活の本拠地と認められる場合。
※各種手当は、毎年10月1日に定期改正されます。
応募について
- 応募方法
- 1.国際協力人材登録の完了
応募にあたっては、国際協力人材登録を完了していることが必要です。
※新規登録手続きには、3営業日程度を要しますので、お早めに登録下さい。
※簡易登録ではご応募できませんので必ず「国際協力人材登録」を完了させて下さい。
2.必要書類一式の添付
募集期間中に以下の必要書類をPARTNERのマイページ上で提出していただきます。PARTNERにログインした状態で各求人情報のページを開き、最上部もしくは最下部の「この案件に応募する」ボタンから応募画面で、以下の必要書類を添付してください。マイページを使用しての応募方法の詳細は公募案件FAQ集をご確認ください。なお、マイページの応募機能で添付できるファイルのサイズは1ファイル5MB、総容量10MBまでとなっておりますのでご留意願います。
(1)専門家履歴書(提出必須) ※PDFで提出
国際協力人材登録後、画面下部「履歴書作成はこちら」(ログイン後表示されます)より作成いただけます。本機能で作成した専門家履歴書以外で応募いただいた場合、失格となりますのでご注意ください。PDFファイルのタイトルについては次の例にならって履歴書、応募者氏名、応募書類提出日の順に記載ください(例:履歴書(国際太朗)20130301.pdf)。履歴書作成にあたり、直近(2010年以降)の職歴については、長期にわたる空白期間がないよう記載ください。3か月以上の空白期間がある場合、説明(例:自己研鑚、育児介護など)を付すようにお願いいたします。不明な期間に関して、直接お問い合わせをすることもあります。なお、入力手順に不明点がある場合は、PARTNERを運営しているPARTNER事務局(jicahrp@jica.go.jp)までお問い合わせ下さい。
記入例は、こちらをご確認ください。
(2)写真(提出必須) ※「Word」ファイルに添付して提出
Web応募では履歴書の写真欄に写真の添付ができなくなりましたので、別途履歴書用の写真をWordファイルに添付してご提出ください。提出にあたっては写真貼付台紙をご活用ください。写真は6ヶ月以内の撮影で、前向き、上半身、脱帽のものとしてください(デジタルカメラ等で撮影したものでも可)。Wordファイルのタイトルは次の例にならって、応募者氏名、提出日の順に記載ください(例:国際太朗(20130301).doc)。サイズオーバーにご注意願います(ファイルの推奨サイズ200KB程度)
(3)業務企画書(提出必須) ※「Word」ファイルで提出
氏名、応募案件名を明記の上、応募する案件の業務内容を踏まえ、以下の点について記述して下さい。なお、様式はありませんが、形式はA4版(縦ページ・横書)、目安として1行の文字数を35字及び行数を35行程度とし、分量は3枚以内となるようにして、Wordで作成し添付して下さい。Wordファイルのタイトルについては次の例にならって業務企画書、応募者氏名、応募書類提出日の順に記載ください(例:業務企画書(国際太朗)20130301.doc)。
なお、複数(2案件まで)の公募案件へ応募を希望される場合、業務企画書および、応募連絡書備考欄へ記載してください。
① 本件業務に「求められる資質と能力」の内、特に「★★★」並びに「★★」としている項目を参考にして、本業務に対応可能であることを説明して下さい。 なお、以下の点を含めるようにして下さい。
a. ご自身の長所・短所
b. 具体的な経験・実績
② ご自身で収集した本案件に関連する情報を分析したうえ、本業務を進める上でご自身が優先的な取組みが必要と考えること、留意すべきこと、具体的に実施しようと考えていることについて述べて下さい。
③ ご自身の事務処理について経験例を挙げて、自己評価して下さい。(業務調整の場合は、経理処理についても、具体的な経験を引用し、自己評価して下さい。)
※なお、履歴書上で、公募条件に「必須」と記載の条件を満たしているかどうかの有無が確認できない場合、業務企画書中に「必須」の条件を満たすことを示す経験、資格等を記載して下さい。
(4)公的語学資格証明書(写) ※PDFで提出
語学証明書の内容は選考の際に重視しておりますので、語学力を証明する書類を添付して下さい。 PDFファイルのタイトルについては次の例にならって公的語学資格証明書(写)、応募者氏名、応募書類提出日の順に記載ください(例:公的語学資格証明書(国際太朗)20130301.pdf)。
(5)海外居住状況確認書(提出必須) ※「Word」ファイルで提出
派遣時の待遇を検討するため、海外居住状況確認書に回答のうえ、添付してください。Wordファイルのタイトルについては、次の例にならって記載してください(例:確認書(国際太朗)20130301.doc)。選考に関わるものではありませんが、必ず提出してください。 - 応募書類
- ・専門家履歴書
- ・業務企画書
- ・写真(所定の写真貼付台紙に貼り付け)
- ・語学証明書
- ・海外居住状況確認書
- 募集人数
- 1名
- 募集期間
- 2019/01/25 00:00 ~ 2019/02/06 12:00
- 選考手順
- 書類選考、面接選考、語学テスト(語学資格証明書の提出がない場合)、健康診断の結果等を総合的に判断して候補者を決定します。
1. 応募書類に基づく書類選考結果通知
2月20日頃までに、書類選考結果をPARTNERに登録されたメールアドレスに通知します。書類選考合格者に対しては別途面接前検査(Web経由)のご案内をしますので、必ず事前に受検をお願いします。
2. 面接選考
2月22日(予定)
※事前に案内した面接前検査(Web経由)を受検していることが必要となります(受検されない場合、面接選考の対象外となります)。
※原則として当方が指定した日程以外での面接は実施しません。
※なお、面接は原則として東京都千代田区二番町のJICA本部にて行います。面接予定日に海外に滞在しており、一時帰国が困難な場合にはJICA在外事務所のテレビ会議を使用して面接を行うことが可能な場合もありますので、応募画面で必ず申告してください。
3. 面接選考結果通知
3月11日頃までに、面接選考結果をPARTNERに登録されたメールアドレスに通知します。
4. 面接選考合格後に健康診断等を実施します。
※選考結果及びその理由についての個別の照会には一切お答えできません。また、応募書類は返却いたしませんのでご了承ください。 - 応募時の注意事項
- 【全公募案件共通の応募条件】
次のいずれかに該当する方は応募できません。また、応募後に該当することが判明した場合は不合格または派遣中止とします。
・JICA案件に従事中で、派遣予定時期までに当該業務が終了しない方。
・開発途上国に滞在して業務を遂行していただくため、70歳以上の方は応募いただいても意に沿えません。
以下に該当する方は、必ず応募時にお知らせください。
・本件以外のJICA案件に応募・選考中または応募予定の方は、応募画面の備考欄に必ずその旨記載してください。ただし、募集ポストによっては複数同時応募を禁止しているものもありますので、他の募集要項での応募制限の有無をご確認ください。なお、公募同士の応募は最大2件までとします。ただし、複数案件書類選考合格となった場合、原則として、先に面接選考合格となった案件が派遣案件となります(先行案件の合格通知と同時に、もう一つの案件の人選プロセスは審査対象外となります)。予めご了承ください。
選考後、派遣を決定するために必要な条件
選考に合格した後、以下の条件が整うことにより派遣が最終的に決定されます。また、派遣国の治安状況等によっては派遣の延期、中止となる可能性があります。
・健康診断に基づく当機構顧問医の判定
・語学証明書の提出が無い場合、語学テストによる語学力の証明
なお、下記の点についても留意の上ご応募ください。
・JICA案件に従事中の方は、本件に応募するために、任期を短縮、もしくは辞退することは原則認められません(草の根技術協力、技術協力プロジェクト、開発計画調査型技術協力等、所属先が法人として請け負っている業務に従事している場合も含む)。ただし、契約を途中で終了できるものについては対象外です。
・なお、現在JICA専門家等として派遣中の方で、仮に本公募に合格し、継続し派遣される場合でも、原則として新規派遣とみなされます。
【個人情報の取り扱い】
当機構では、個人情報の保護を目的として、応募者からの提出を受けて保有する個人情報について、以下のとおり、管理・保護いたしますので、同意の上、提出願います。
1.応募書類に含まれる個人情報は、当機構において適正に管理し、情報漏えい防止に最善を尽くします。
2.応募書類は、個人情報保護関連法令等で定める場合を除き、当機構が実施する技術協力専門家等派遣事業における審査・派遣手続き(派遣前中後)・公募に関する統計処理以外の目的では、使用いたしません。
【公募案件】(新規)ルワンダ コーヒーバリューチェーン強化プロジェクト チーフアドバイザー/コーヒー栽培 専門家
独立行政法人国際協力機構(JICA)国際協力調達部 契約推進第一課/第二課
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