プログラム/内容
- ジャンル
- セミナーシンポジウム
- 開催日時
- 2024/05/24 14:00 ~ 2024/05/24 15:30
- 開催地
- 東京都
- 開催形式
- オンライン
- 内容
世界の多くの国が、エネルギー源を輸入に頼っています。例えば日本は、オーストラリアやマレーシア、カタールなどから液化天然ガス(LNG)を大量に輸入し、発電に利用しています。しかしLNG は、産出国で液化した後、専用船で運搬するため、加工・輸送コストがかかります。そこで、エネルギー源の産出国で発電してその電力を輸入した方が電力価格が安くなるのではないか、というアイディアが生まれます。
あるいは、電力の再エネ化を推進するため、北アフリカの砂漠地帯で太陽光発電を行い、冬場に太陽光発電の効率が低下するヨーロッパに送電する提案がなされています。このように、国を越えた電力の売買を行うのが「電力貿易」です。
しかし、ヨーロッパ域内など一部を除き、世界の電力貿易の進捗は遅々たるものです。特に日本では、サハリンから北海道への送電が旧ソ連やロシアにより1980 年代から提案されていますが、具体化する機運はありません。また、モンゴルの風力、ロシア極東の水力、中国の太陽光などの電源を活用し、中国東北部や韓国、日本に送電する「アジアスーパーグリッド構想」も、今のところ実現の目処は立っていません。
電力貿易が容易でない理由には、国家間の外交問題だけでなく、電力を輸出入する国内の事情が大きく影響しています。今回のオンラインセミナーでは、電力貿易について10 年以上前から研究してきた2 人の研究者(東北大学災害科学国際研究所 佐々木大輔准教授、日本GIF中山幹康専務理事(東京大学名誉教授))が,世界各地での計画を取り上げ、それがうまくいっている理由、あるいは不調な理由について解説します。- 職務分野
参加資格
- 参加費用
- 無料
募集内容
- 職種
- その他
- 募集対象者
- 国際的な電力貿易、スーパーグリッド、電力価格、エネルギー源の多様化などに関心をお持ちの方のご参加をお待ちしております。
- 学生歓迎
- 中高生歓迎;大学生・大学院生歓迎
- 募集人数
- 最大500名
- 募集期間
- 2024/05/08 12:00 ~ 2024/05/24 13:59
申し込み方法
- 参加申し込み方法
◆参加費無料◆オンラインセミナー「電力はどうやって国境を越えるのか?「電力貿易」の現状と課題」
公益財団法人日本グローバル・インフラストラクチャー研究財団
このイベントに似たイベントを探す
開催地
ジャンル
職種
お問い合わせ先
- 担当者氏名
- 坂本晶子
- 電話番号
- 03-4567-6267
- メールアドレス
- info@gif.or.jp
- ホームページ
- https://www.gif.or.jp